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最終更新日:2017年4月11日(火)

飼養衛生管理基準
(家畜伝染病予防法第12条の3)

 家畜の伝染性疾病の発生を予防するため、家畜の飼養者が守らなければならない基準として平成16年に家畜伝染病予防法に定められました。

 平成22年~23年の宮崎県における口蹄疫や全国的な高病原性鳥インフルエンザの発生時の疫学調査等で、生産者段階での家畜伝染病発生予防対策の不備が指摘されたため、より具体的な内容を追加、拡充し、実効性をさらに高めることを目的に改正がなされ、平成23年10月に施行されました。また、平成29年2月に一部が改正されました。
 日頃からこの基準を遵守し、大切な家畜を伝染病から守りましょう。

<飼養衛生管理基準の概要>

◎ 対象家畜
 牛、水牛、鹿、めん羊、山羊、豚、いのしし、馬、鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥

◎ 衛生管理区域の設定と病原体の持ち込み防止衛生管理区域

 ・畜産関連の施設及びその周囲は、衛生管理を徹底する「衛生管理区域」と定め、来訪者に分かるよう、それ以外の区域(自宅など)との境界を明示して、関係者以外の立入を制限します。

 ・衛生管理区域及び畜舎の入口には、消毒のための設備(区域入口:石灰帯など、畜舎入口:踏込消毒槽など)を備えて、立ち入る人や車両の消毒を行います。

 ・さらに、豚や家きん飼養者は、区域専用の衣類、長靴を設置して、入場者に着用させてください。

 ・原則として、海外から帰国(入国)した人は7日間、海外で使用したものも一定期間(牛等:4か月、鶏等:2か月)衛生管理区域に入れないようにしてください。

◎ 野生動物等からの病原体の感染防止 

 ・野生動物から病原体が感染しないように、餌や飲み水は衛生的に管理してください。

 ・特に「家きん」の場合は、鳥インフルエンザウイルスが野鳥等によって伝播される可能性が高いため、防鳥ネット等を設置して、家きん舎内に野生動物が侵入しないようにしましょう。また、川や湖沼の水は、野鳥の糞便による汚染等により本病のウイルスを含んでいる可能性があるので、「使用しない」又は「消毒してから使用」してください。

◎ 衛生管理区域の衛生状態の確保

 ・畜舎、器具等については、定期的に清掃、消毒してください。

◎ 家畜の健康観察と異状が確認された場合の対処

 ・「特定症状」を発見した場合は、遅滞なく、家畜保健衛生所へ届け出てください(→ 「特定症状」)。また、農場から家畜(死体を含む)、畜産物、排せつ物、その他物品を衛生管理区域外へ持ち出さないようにしてください。

 ・飼養家畜の多くに、特定症状以外の異常が確認された場合も、すぐに獣医師へ連絡してください。

◎ 埋却等の準備

 ・口蹄疫や高(低)病原性鳥インフルエンザ等が発生した場合、伝染病を迅速に終息させるために、飼養家畜を処分し、埋却等を行います。

 ・家畜伝染病発生時に迅速な防疫対応をとるため、あらかじめ埋却地の準備をしなければならなくなりました(馬のみを飼養する場合は対象外)。また、農場の規模拡大をした場合は、規模に見合った面積(必要面積が増える)を確保しなければなりません。

 対象家畜

 必要面積の目安(※)

 成牛(24か月齢以上)1頭あたり
5 平方メートル

 豚

 肥育豚(3か月齢以上)1頭あたり
0.9 平方メートル

 鶏

 成鶏(150日齢以上)100羽あたり
0.7 平方メートル

★詳細はこちら(PDF) 

   ※ 実際には、糞尿や卵、飼料・敷料などの汚染物品も埋却するので、さらに広い面積が
      必要になります。

 ◎ 感染ルート等の早期特定のための記録の作成及び保管

 ・「衛生管理区域への入場者」、「家畜の導入・出荷・移動・健康状態」、「海外への渡航歴」の記録を作成し、   1年間以上の保管します。

  ☆上川管内では、「衛生管理区域立入り記録表」を各農家へ配布していますので、
    有効に活用してください。

◎ 大規模農場に関する追加措置

 ・担当の獣医師又は診療施設を定め、定期的に家畜の健康管理について指導を受けてください。
 ・従業員が特定症状を確認した場合、家畜保健衛生所へ直ちに(所有者及び管理者の許可を要することなく)通報するルールを作成し、従業員に周知してください。

  ☆大規模農場とは → 詳細はこちら
    ・ 牛(成牛)、水牛 : 200頭以上
    ・ 牛(育成牛)、鹿、めん羊、山羊、豚、いのしし : 3,000頭以上
    ・ 鶏、うずら : 10万羽以上
    ・ あひる・きじ・だちょう・ほろほろ鳥・七面鳥 : 1万羽以上

◎ 取組事例 → 詳細はこちら(十勝家畜保健衛生所/農林水産省(1)(2)) 

◎ 外国人技能実習生等についても飼養衛生管理基準を守るよう指導を徹底してください。特に次の事項に御留意ください。

 (1)海外からの入国後1週間は、なるべく衛生管理区域に入らないようにする
 (2)海外で使用したもの(服、靴、所持品、宅配で送られてきたものなど)は、一定期間
   (牛等は4か月間、家きんは2か月間)衛生管理区域に持ち込まない(やむを得ず
   衛生管理区域に入れる場合は、厳密に洗浄・消毒を行ってください)
 (3)衛生管理区域に入る際は、農場専用の作業着・長靴等を着用し、手指・靴等の洗浄・
   消毒を行う
 (4)海外渡航の状況を記録し保管する

<飼養衛生管理基準を守らない場合>

 定められた基準が守られておらず、伝染病の発生予防を十分に行えないと判断される場合、家畜保健衛生所が改善のための助言や指導を行います。

 こうした指導が守られない場合は、法に基づく「改善勧告」 、さらに「改善命令」を行い、命令に違反すると罰則(30万円以下の罰金)が科せられます。

 また、特定の家畜伝染病(口蹄疫等)が発生した場合に交付される手当金が、減額又は不交付になることがあります
(発生農家における飼養衛生管理基準全体の遵守状況が、標準的な畜産農家の遵守状況と比べて、大きく劣っているかどうかなどを精査した上で判断することになります。したがって、飼養衛生管理基準の一部項目の遵守が不十分であることのみを理由として、手当金が直ちに減額されることにはなりません。)

<参考>

(農林水産省HPより)
  
  飼養衛生管理基準本体(平成29年2月)(PDF)
  飼養衛生管理基準の改正に関するQ&A(平成23年)(PDF)
  家畜伝染病予防法に基づく手当金の減額事例について(平成23年)  
  畜種別の飼養衛生管理基準に関するパンフレット
   ・牛、水牛、鹿、めん山羊(前半後半)(PDF) 
   ・豚、いのしし(前半後半)(PDF)   
   ・鶏、その他家きん(前半後半)(PDF)   
   ・馬(PDF)
  農場出入りのリーフレット(PDF)

  飼養衛生管理基準の周知のためのポスター 
   ・日本語・英語・中国語・韓国語(PDF)
   ・日本語・英語・タイ語・ベトナム語(PDF)

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