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最終更新日:2016年3月08日(火)


結核についてのQ&A


結核についてのQ&Aドクターのイラスト

クリックすると質問の答えにジャンプします。

Q1 結核の原因は何ですか?
Q2 結核は昔の病気ではないのですか?
Q3 結核はどのように感染しますか?

Q4 結核に感染すると必ず結核になりますか?
Q5 結核に感染すると、すぐに結核になりますか?
Q6 どのような人が結核になりやすいですか?
Q7 結核になるとどのような症状がでますか?
Q8 結核の検査にはどのようなものがありますか?
Q9 ツベルクリン反応検査は何を調べる検査ですか?
Q10 レントゲン検査をするのはなぜですか?
Q11 レントゲン検査を続けて受けても大丈夫ですか?
Q12 結核の発病を防ぐにはどのような方法がありますか?
Q13 結核に感染した場合、勉強やスポーツで注意することはありませんか?
Q14 結核の治療は長引きますか?
Q15 治すために、なぜ薬を確実に飲まなければならないのですか?
Q16 結核になったら入院しなければならないのですか?
Q17 結核を防ぐのには、どのような方法がありますか?
Q18 結核に関する相談はどこにするのですか?


Q1 結核の原因は何ですか?

 結核は結核菌という細菌によって起こります。
結核菌は分裂して発育しますが、その速度は非常に遅いのが特徴です

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Q2 結核は昔の病気ではないのですか?

 いいえ、結核は現在でも1年間に約3万人の患者が発生する、わが国最大の感染症です。
平成9年は、38年ぶりに結核の新患者数が前年を上回り、その傾向は平成10年も続きました。また、日本の結核は、先進諸国の中で最も減少が遅れています。
 さらに、多剤耐性結核菌や続発する結核集団感染、院内感染など緊急に対応を図らなければならない課題が大きくなっています。
 このため、厚生労働省は平成11年7月に「緊急事態宣言」を発表し、注意を喚起しました。

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Q3 結核はどのように感染しますか?

 痰の中に結核菌がでるようになった重症の結核患者が、咳やくしゃみをするとしぶきが飛び散ります。
このしぶきの中の結核菌を吸い込むことによって、結核は感染します。
 逆にいえば、結核に感染しただけで、周囲の人へ結核がうつることはありませんし、発病しても軽症のうちは周囲の人へ結核はうつりません。

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 いいえ、結核に感染しても、結核になるのは10人に1~2人くらいです。残りの8~9人は、免疫の力によって結核菌は一生眠った状態ですぎます。
 現在の日本人では、高齢者を中心に4人に1人は体の中に眠った結核菌を持っていると考えられています。

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 いいえ、結核菌はゆっくり増えますので、結核にかかって発病するまでにかなりの時間がかかります。
 成人では肺結核になることが多いのですが、感染者の約5~10%の者は、おおむね6ヶ月から1年の間に発病します。
 また、その後の発病の危険性はぐっと少なくなりますが、0になることはなく、感染者の約5~10%は感染後長期間経過してから発病すると考えられています。

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Q6 どのような人が結核になりやすいですか?

 結核は感染しないと発病しません。したがって、家族や親しい人に結核患者が出た場合には、同じように感染した可能性があり、注意が必要です。
 また、結核に感染してずっと眠っていた結核菌が、何十年も経って体の抵抗力が衰えた時に、再び目覚めることもあります。高齢者の多くは、このような形で発病しています。特に、糖尿病の人、副腎皮質ホルモンを服用している人、以前結核の治療をしている人、胸に治った影のある人は特に注意が必要です。

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 結核は肺結核で発病することが多いのですが、肺結核の症状はカゼとよく似ています。咳、痰、血痰、胸痛、発熱、だるさが2週間以上続くようなら、注意が必要です。 結核の患者さんによく聞くと、最初は「しつこいかぜだなあ」と思っていて、病院にかかったら結核と診断された人が多いようです。
 また、胸膜炎の場合は胸痛を自覚される方が多いようです。

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 結核に感染したかどうかの検査は、ツベルクリン反応検査及びQFT(クオンティフェロン)検査により判定します。
 結核を発病したかどうかの検査は、胸部X線撮影検査等により判定します。
 結核が重症化したかどうかの検査は、痰などの菌検査等により判定します。

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 結核菌に感染すると、体に対する免疫ができます。ツベルクリン反応はこの免疫の力がどれくらいあるかを見る検査です。
 ツベルクリン反応は、結核に感染した場合だけでなく、BCG接種によっても陽性になります。
 しかし、ツベルクリン反応が非常に大きくでたり、前回のツベルクリン反応に比べて反応が大きくなっている場合は、結核菌の感染の可能性を考えます。

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 ほとんどの結核は肺に現れます。また、結核は比較的ゆっくり進行しますので、発病初期は症状がなくても、胸部のX線写真を撮ることで、結核の発病を早期に発見することができます。

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Q11 X線撮影検査を続けて受けても大丈夫ですか?

 X線の被曝はできるだけ少ない方が良いのですが、胸部X線撮影検査1回あたりの被曝量は、1年間に自然から放射線を受ける量の20分の1程度に過ぎず、被曝量は非常に小さいと考えられています。
 ただ、結核はゆっくり発育する菌とはいえ、感染症ですので、1~2ヶ月経つと新たに影がでることがあります。
 ですから、胸部X線撮影検査の機会があれば受けてください。

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 結核に感染しても、発病しないよう、結核菌を押さえ込む方法が2つあります。
 広く行われているのは、BCG接種で、特に小さな子どもが重い結核になることを防ぐのに効果があります。
 また、家族などに結核患者がいて、ツベルクリン反応が非常に強い場合には、予防内服を行うことがあります。

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 排菌をしている結核患者と長い間濃厚に接触し、QFT(クォンティフェロン)検査等により、結核に感染したことがわかった場合、予防的に抗結核薬1剤による治療が行われます。治療をした場合、その後発病するかどうかに最も影響するのは、6ヶ月間きちんと薬を服用するかどうかです。
 したがって、治療している間、きちんと薬さえ服用していれば、勉強やスポーツを特に制限する必要はないと考えられています。

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 以前は結核の治療は2~3年かかっていました。しかし、今は良い薬ができましたので、3~4種類の抗結核薬で短期間(6~9ヶ月)の内服で治るようになりました。
 結核菌が薬に耐性がなく、確実に薬を飲み、糖尿病などの病気が一緒でなければ、ほとんどの人が治ることが証明されています。
薬のことで心配な場合は、主治医に相談しましょう。
 しかし、放っておいて悪化すれば、やはり治療は困難となり、体力のある若い人でも死ぬことがあるのです。
 早期に発見し、確実に内服することが大切です。

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薬のイラスト

 体の中の菌を薬で治そうというのが結核の治療なので、治るまで確実に薬を飲むことが最も大切です。特に、最初の2ヶ月の薬は勝負を決める鍵ともいえます。
 この時期に確実に薬を飲めば、病巣の中の菌が急速に減るので、治る見込みが高くなります。また、耐性菌の出現の恐れも少なくなります。
 毎日薬を飲み続けることはとても大変です。このため、病院や保健所では確実な服薬継続のために、直接服薬確認療法(DOTS)でお手伝いをしています。

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 痰を染めて結核菌が見つかるような方は、周囲の人へうつす恐れが強いので、入院して治療するのが原則となります。しかし、強力な化学療法を行うと、痰の中の菌は急速に少なくなり、咳も減ってうつす恐れがなくなるので後は外来で治療を受けることになります。

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Q17 結核を防ぐのには、どのような方法がありますか?

 今、一番大切なのは、結核を忘れないということです。
 結核を早く見つけることは、本人の病気が重くなることを防ぐためにも、周囲へ結核をうつさないようにするためにも、大切になります。また、結核に限らずふつうの風邪やインフルエンザでも、患者本人がマスクをつけることは、拡大を防止するのに必要なことです。 
「長引くせきは赤信号!」という標語がありますが、咳が長引くなど、カゼのような症状が2週間以上続くようなら、医療機関を受診してください。

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Q18 結核に関する相談はどこでしたら良いですか?

 結核に関する相談は保健所がお受けしています。
 結核に関することでしたら、どんなことでもご相談ください。
 北海道富良野保健所 健康推進課 保健師又は保健係
   富良野市末広町2番10号  電話 0167-23-3161

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