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最終更新日:2015年6月30日(火)


シックハウス症候群


    シックハウス症候群

 

 

 北海道の寒い冬も終わりに近づきつつあるのを、夕方になって空がうっすら明るいと「春もそろそろ近いなぁ~」と皆さんも実感されてはいないでしょうか?
 「春は気分もそぞろ」といいますが・・・何となく「活動開始」というイメージもあり、気分が慌ただしくなってくるのは私だけでしょうか???

 では「春」というと何を連想しますか?

 「引っ越しシーズン」というイメージもまんざらハズレではないような気もします。
 「引っ越し」を連想しますと、その1つに「家=住まい」と連想できそうです。
 家の見取り図、賃貸であれば家賃、住環境などなど…考えるとたくさん思いつきます。
 自分が住む「家」というのは、生活にとって大事な要素ではないでしょうか?

 ここ最近、「シックハウス症候群」=「Sick house syndrome」という言葉を新聞やテレビで目にしたことはありませんか?
 直訳すると、「病んでいる家の病的現象」となりそうです。なにやら難しそう・・・
 日本では1990年代後半から社会問題となりましたが、症状や状態は様々でその仕組みもはっきりとわかっていないことも多いようです。では、わかっているところで実際に私たちの生活自体にどんな影響があるのでしょうか?

その1. 「シックハウス症候群」とは?

 現代の住宅は、気密性や断熱性が高く、暖かく快適に造られている一方、高断熱・高気密住宅にするために使用されている建材や接着剤などには、人体に有害な化学物質が含まれています。
 気密性が高いため化学物質等により家の中の空気が汚染され、住む人に様々な健康問題が生じています。その症状は多様で、まだまだ未解明な部分も多く、さまざまな要因が考えられることから「シックハウス症候群」と呼ばれています。

その2. 「シックハウス症候群の症状」ってどんなもの?

 個人差はありますが、頭痛・めまい、目がチカチカする、涙が出でる、のどの乾燥・痛み、のどのイガイガ感、咳・たん、疲労感・倦怠感、気分が悪い・吐き気、くしゃみ・鼻水、鼻がツーンとするなど症状は多種多様ですが、「これだ!」といえる特徴的なものがなく、「特徴のない症状」が多いといわれています。
 屋外にいるときは症状がないのに、住宅やビルの中に入ったとき上記の症状を訴える場合には、もしかすると室内環境に原因があるかもしれません。

その3. 「シックハウス症候群の特徴」ってなに?

1 個人差が大きい

 症状の有無や程度には個人差があり、同一環境でも強い症状を訴える人がいる一方、全く平気な人もいます。
 現時点では、どのような体質の人が症状を訴えやすいかは明らかにされていません。

2 化学物質の放出量が一定していないこと

 建築直後の住宅では、建材の内部の化学物質が比較的多く放出され、その量は時間の経過とともに減少します。ただ、建築物の構造、施工方法、建材によっても異なります。

3 多様な原因が存在

 建材だけではなく、日常生活で使用している家具、生活用品などからも揮発性有機化合物が放散されます。

4 住まい方・生活習慣による影響

 室内化学物質などによる汚染の状況は、換気や掃除方法や程度、冷暖房の使用方法、喫煙の有無などによっても左右されます。「住まい方」や「生活習慣」を見直すことで問題の改善をはかることが可能な場合もあります。

その4. 日常生活でどんなことに気をつけたらいいの?

1 家の中に原因物質を持ち込まない!

 ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物は、建材や家具などから発生するので、使用量の少ないものを選ぶことが大切です。また、家具や生活用品からも、ホルムアルデヒドなどの化学物質が発生することもありますので、刺激臭の強い家具や生活用品の購入は避けましょう。また、殺虫剤、ヘアスプレー、芳香消臭剤などには数多くの化学物質が使用されているので、必要以上の使用を避けましょう。
 生活用品としては、消毒も防虫効果があるので、衣服にもホルムアルデヒドが使用されています。
しかし、ベビー服にはホルムアルデヒドが使用されないことになっています。ご存じでしたか?
 店頭でベビー服には商品の包装に「袋から出さないで下さい」と書いてあるのはそのためです。
 でも、ベビー服に使用されていなくても大人の服と一緒にたたんで置いておくとホルムアルデヒドは移ってしまいますが・・・。なるべく大人の服と一緒にしまわないとこをおすすめします。

2 換気

 皆さんは換気の習慣がありますか?普段どの位の頻度で窓を開けて、空気の入れ換えをしていますか?
 最近の住宅は、気密性が高く、換気をしないと建材や家具から発生する化学物質が室内に滞留し健康に悪影響を及ぼします。 1時間に5分~10分、1回換気するのが理想とされています。
 では、窓の開け方ですが、最も有効なのは、風の入る窓と反対側の窓と両方を開けて「風の通り道」をつくってあげることです。

3 こまめな掃除

 畳やカーペットに潜んでいるダニ、チリやペットの毛などは、アレルギーの原因になるので、こまめな掃除が必要です。掃除の祭には窓を開けて埃やチリを吸い込まないようにして下さい。

その5. 保健所で行っていることは?

1 シックハウスに関する健康面の悩みや不安、住環境の相談を受けています。

2 建材等から発生する科学物質による健康被害を予防するため、室内空気の化学物質の測定(検査は有料です)を行っています。(民事訴訟等を目的とした測定は行っていません)

【測定物質】

  厚生労働省が示した「室内空気中化学物質濃度指針値」のうち、次の7物質について測定を行っています。
  1) ホルムアルデヒド
  2) 揮発性有機化合物(トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、テトラデカン)

【検査手数料】

種   別

金   額

地点加算額 ※1

項目加算額 ※2

 ホルムアルデヒド

18,950円

4,700円

 

 揮発性有機化合物(VOC)

33,950円

6,650円

4,600円

 ※1 地点加算額:一測定地点を越える場合、一測定地点を増すごとに加算する額。
 ※2 項目加算額:一測定地点での最高項目数が三項目を超える場合、一項目増すごとに加算する額。

 詳しくはお近くの保健所へお問い合わせ下さい。

【相談や検査のお問い合わせ先】

 ○シックハウスに関する総合相談窓口

  北海道名寄保健所
   (北海道上川総合振興局 保健環境部 名寄地域保健室)
     企画総務課企画係  TEL 01654-3-3121