愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム)の紹介
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管理所よりのぞむダムとダム湖
 
航空写真による愛別ダム全景(昭和62年3月完成)
愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム)は昭和61年11月~昭和63年1月の試験湛水により、ダムの安全性、諸設備の機能を確認するとともに昭和62年4月より管理に入りました。
愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム)の概要
事業の概要
愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム)は、石狩川水系狩布川の北海道上川郡愛別町協和地先に建設された多目的ダムです。
ダムは重力式コンクリートダムとして、高さ39.0m、総貯水容量9,500,000m3、有効貯水容量8,000,000m3で、洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水及び工業用水の供給を目的としています。
愛別町を含め近隣町村における上水道用水の需要は年々増大しているものの、愛別川を含め近傍の河川は既にかんがい用水として大量に取水されているためこれに対応できないのが現状であり、水源確保といった役割からも愛別ダムの担う期待は多大なものであります。
流域の概要
愛別川は北海道上川郡愛別町天塩山塊を源とし、南下してマタルクシュ愛別川、狩布川、パンケ川の水を集め石狩川に合流する河川で、その流域面積は181.06km2、流路延長は22.5kmの一級河川です。
愛別川流域は北海道における最大の稲作地帯である上川盆地の東部、愛別町に位置し、その流域内の産業は稲作農業が主で、石狩川合流点付近は愛別町市街地となっています。
流域の気候は年平均気温6.1℃、年平均降水量1,100mmであり、大陸性気候を示し寒暖差が激しく、夏期には30℃前後となる一方、厳寒期には-35℃になることもあります。
愛別川沿岸は稲作用地として高度に利用・開発されており、その農業用水はこの河川に依存しています。
愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム)の諸元
愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム)の諸元は次の通りです。
ダム諸元
| 河川名 | 石狩川水系愛別川 | 
| ダム名 | 愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム) | 
| 位置 | 北海道上川郡愛別町協和地先 | 
| 型式 | 重力式コンクリートダム | 
| 堤高 | 39m | 
| 堤頂長 | 370m | 
| 堤体積 | 155,000m3 | 
| 非越流部標高 | EL 288.0m | 
貯水池諸元
| 集水面積 | 41.8km2 | 
| 湛水面積 | 1.0km2 | 
| 総貯水容量 | 9,500,000m3 | 
| 有効貯水容量 | 8,000,000m3 | 
| 常時満水位 | EL 277.9m | 
| サーチャージ水位 | EL 285.8m | 
| 設計洪水位 | EL 287.0m | 
| 計画堆砂面 | EL 271.7m | 
| 洪水調節容量 | 5,600,000m3 | 
| 不特定容量 | 1,600,000m3 | 
| 上水道容量 | 500,000m3 | 
| 工業用水容量 | 300,000m3 | 
 
ダム断面図
 
ダム背面図
愛別ダム(愛称 オカでん愛別ダム)の建設目的
洪水調節
ダム地点の計画高水流量460m3/sのうち430m3/sの洪水調節を行い、ダム地点下流の愛別川沿川の水害を防除します。
流水の正常な機能の維持
愛別川沿川のかんがい用水に不足が生じたとき、補給を行うとともに愛別川の日頃の流量を増加させて水の豊かな川にします。
水道用水及び工業用水
愛別町、上川町、当麻町、比布町及び鷹栖町に、水道用水として13,100m3/日(0.152m3/s)、また北海道中央部の工業用水として、8,000m3/日(0.093m3/s)の用水の供給を可能にし、将来の水不足に備えます。
アクセスマップ
上川総合振興局 旭川建設管理部 事業室 事業課
070-0023 北海道旭川市東3条5丁目1-44
TEL (0166)26-4461 FAX (0166)27-0271






