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ホーム > 森林室 > 北部森林室 >  上川総合振興局北部森林室所管道有林の概要及び整備管理

上川の分類: 産業・経済 > 森林・林業

最終更新日:2018年3月29日(木)


上川総合振興局北部森林室が所管する道有林の概要について



 道有林は「北海道有林野」の略称で、北海道が所有し、整備・管理を行っている森林のことです。
 北海道の森林約558万haのうち、11%にあたる61万haが道有林で、11の総合振興局と2つの振興局に所在しており、全道17の「森林室」のうち、13の森林室で整備・管理を行っています。

 管内の道有林の概要
自然的・社会的条件
 北部森林室が所管する道有林は、士別市以北から中川町までの2市2町1村にまたがる天塩川流域に所在し、全道の道有林のなかでは最北端に位置しています。

 
地質は第三紀の頁岩、第四紀の安山岩が主体で、特にモノマナイ流域(音威子府地区)はジュラ紀から白亜紀時代に属し泥岩、砂岩、蛇紋岩などが基岩となっており、地形が急峻のうえ蛇紋岩の風化層によって地すべりが各所に見られます。

 
気象は、内陸型で寒暖の差が大きく、約半年間は雪に覆われ気温の低下が著しい本道でも屈指の厳寒地のため、樹木が生育する自然環境は極めて厳しく、天然林の更新においてもチシマザサの影響を受けるなど、森林施業上多くの困難性を有しています。

 当管理区の森林は、天塩川流域に位置し、牧草地帯及び水田地帯があり、農業用水や生活水などの利用があるため、水源かん養や国土保全など森林の公益的機能の高度発揮の上で重要な位置付けにあります。



【 市町村別管理面積 】                            (単位:ha)
士別市 名寄市 美深町 音威子府村 中川町 合計
5,127 9,842 51,662 14,409 518 81,559





森林資源の概要
 当管理区の森林面積は81,559ha、蓄積は9,489千m3で、その内訳は天然林61,736ha(76%)、人工林19,277ha(24%)、その他546ha(-%)となっています。また、森林面積の約94%が水源の涵(かん)養や土砂の流出の防備等を目的とした保安林に指定されており、森林の公益的機能を発揮するうえで重要な役割を担っています。


 天然林は主にカンバ類、ミズナラ、シナノキ、カエデ類などの中小径木主体の広葉樹林や、広葉樹とトドマツやエゾマツ・アカエゾマツの針葉樹が混ざり合う針広混交林で構成されています。また、物満内・小車地区の蛇紋岩地帯の峰沿いには一部アカエゾマツの天然の純林が見られます。標高が概ね600m以上の森林では、風衝の影響で形質が不良となったダケカンバが散在しており、地床にはチシマザサが密生しているため更新がほとんど見られず、大部分が更新困難地となっています。
 天然林は過去の長年にわたる伐採により大径木が減少し、北海道の豊かな森林を象徴する鬱蒼とした森林が少なくなっており、当分の間は伐採を抑制するなど資源の育成が必要となっています。


  人工林の造成は大正4年にはじまり、トドマツを主体に植林が進みましたが、厳冬・多雪地帯で発生するトドマツ枝枯病が蔓延したためトドマツ主体の植林から比較的被害に強いアカエゾマツの植林に転換しています。拡大造林終了後は自然条件やトドマツ枝枯病等を考慮して適地にトドマツやアカエゾマツを主体とした植林が行われています。トドマツ枝枯病の激害林分は主に治山事業で改植が行われています。
 人工林は約19千haでトドマツが64%、アカエゾマツが27%で、そのほかはカラマツやその他針葉樹、広葉樹で構成されています。齢級構成を見ると約4割が11齢級以上に達しており、今後も成熟段階を迎える人工林が増加することが確実なことから、長期的な見通しや方針を立てた上で、計画的にトドマツなどの主伐・再造林を積極的に行い、齢級構成の平準化をめざすなど、多様で健全な森林を育成することに取り組む必要があります。


天然林(広葉樹林)の画像
 
天然林(広葉樹林)の画像
天然林(針広混交林) 天然林(広葉樹林)
成熟段階のトドマツ人工林の画像
育成段階のアカエゾマツ人工林の画像
成熟段階のトドマツ人工林 育成段階のアカエゾマツ人工林

【人工林・天然林別森林面積】               (単位:ha)
天然林 人工林 その他 合計
61,736 19,277 546 81,559




道有林の整備及び管理の内容
  (1) 道有林基本計画
  (2) 上川北部管理区整備管理計画



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