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上川の分類: 環境・まちづくり > 道路・河川・海岸

最終更新日:2018年5月10日(木)


河川水濁度調査結果【北海道(上川)北部森林室】


 

河川水濁度調査 結果の公表について
 
  

 上川総合振興局 北部森林室では、森林伐採や農地利用が行われている流域を対象に、平成16年度から河川水の濁度を調査(測定)し、調査結果を公表しています。調査は河川水濁度調査要領に基づいて実施しています。

1 河川水濁度調査の目的

河川水の『 濁り 』の調査や調査結果の公表を通じて、『 流域 』内の森林機能や森林施業への理解を促進することを目的とします。河川水の『 濁り 』は『 濁度( NTU ) 』という単位で捉え、森林施業を含む人為的活動が流域環境へ及ぼす影響について継続的に調査・検証します。

 
2 調査対象河川及びその選定理由
 ・調査対象河川
1級河川  天塩川水系 オキキン川
 ・選定理由
流域で森林伐採や農地利用が行われており、これらが河川の水質に与える影響を調査するため

            調査対象河川 区域図

 
3 調査方法

・対象河川に調査箇所を設定し、定点調査をします( 調査対象河川 区域図に赤丸 で図示

・調査では、降雨時及び無降雨時に最低1回ずつ採水し、濁度を測定します            

          取水地現況(平成29年度)

 

4 調査項目
 ・流域情報
流域面積、土地利用の種類別面積内訳、地質別面積内訳等の情報です。
森林 3,164ha  農地 618ha  河川敷地 19ha  計 3,801ha
 ・採水情報

調査年月日、調査時刻(採水時刻)、採水地点の河口からの距離、濁度、水位、川幅、採水時の1時間当たりの雨量( 気象庁データ )等の情報です。また、上記調査項目以外でも気付いた点があれば記録します。

             調査結果解説 ( 平成16年8月~ 平成29年10月 )

                               調査表(平成29年度)

 
5 濁度情報(解説
   『 濁度 ( NTU )  』 とは?

『濁度』とは、『 濁りの程度 』を数値化したものです。濁度は 『 NTUNephelometric Turbidity Units )』 という単位で表し、数値が大きいほど濁っていることをあらわします。『 濁り 』の原因物質は主に浮遊土砂です。『 浮遊土砂の濃度 』は、『 濁りの程度 』 を数値化するための指標の一つですが、その分析には手間と時間がかかります。このため本調査では、より簡易的に計測できる『 濁度 ( NTU ) 』を指標として調査を おこないます。

本調査の濁度測定に使用している濁度計測機器は、HACH社製 2100P型 濁度計です。


  『 澄んだ水 』 の濁度 と 『 濁った水 』 の濁度は どのくらい?

濁度が 10 NTU 未満 であれば見た目には透きとおって見えます。国の定めた水質基準では「人の飲用及び生活利用のために 水道水が満たしていなければならない濁度は 2 NTU 以下」とされています。
「 河川が明らかに濁っている 」 と判断される濁度は、見る人にもよりますが 100 NTU 程度以上だといわれています河川水の場合は 『 雨が降っているとき 』で 650 NTU以下、『 雨が降っていないとき 』で 10 NTU以下であることが一般的といわれています。


〈 参考 〉  市販飲料 数種類の濁度を測定したところ、次の測定値となりました
        
              緑茶 : 1.42 NTU、麦茶 : 3.94 NTU、スポーツドリンク :39.90NTU、
      缶コーヒー:2350.00 NTU
※緑茶や麦茶のように 色が付いていても透き通って見える液体は、濁度があまり高くない
  ようです。

  『 濁度 ( NTU )  』 と 降水量の関係は?

「 河川の濁り 」 という 『 結果 』には、「 降水量 」や「 地質 」、「 土地利用 」 など複数の 『 原因 』 が関係します。平成16年度から継続調査しているオキキン川での調査によると『 数日間降雨がないとき 』よりも『 降雨中や降雨直後 』の方が『 濁度 ( NTU ) 』が高いことがほとんどです。また、上流域は 中流域や下流域と比較して『 濁度 ( NTU ) 』が低い( 河川水が澄んでいる )ことが多いです。

  『 流域 』 とは?

『流域 』とは、『 雨水がひとつの川に集まってくる範囲 』のことです。一般的には、山の稜線( 尾根 )が流域界( 隣の流域との境目 )となります。現在のように道路・交通網が発達する以前は、『流域単位』 で集落が発達し 「 地域の生活・文化・産業 」 と『流域』が密接に関わっていたと言われています。近年になって『流域単位で地域を認識する』方法が、再び見直されてきています。

 

 


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