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最終更新日:2015年9月03日(木)

南部森林室
 

 用語集

 ※ 下線部は他の解説を参照
【あ】

暗渠疎水材(あんきょそすいざい)
 暗渠排水は、地表残留水の排除や地下水位の低下を目的に水田や畑で行われる。地下に埋設した吸水管や埋め戻し部分の透水性を高くするために疎水材が用いられ、木材チップ・砂利・火山灰・モミガラなどが使われる。

育成単層林
 一定のまとまりを持った森林を一度に全部伐採し、その後植栽など人為により成立させた単一の樹冠層で構成される森林。

育成複層林
 一定のまとまりを持った森林を部分的に伐採し、植栽や天然更新によって人為により複数の樹冠層を形成させた(複層化)森林。

育成複層林施業
 部分的な伐採により、森林を複層林へと誘導する施業を指すことば。一度に全部を伐採しないことから、裸地となる面積が少なく、公益的機能の維持増進が図られる。

一般民有林
 市町村や個人、法人などが所有する森林を指す。

ウェイビーウェイビー(世界一伸びる紙)
 北海道木材利用推進協議会が定めた「道産間伐材使用」のロゴマークの付いた紙。間伐材等を主として天然パルプ100%の製品で、従来の紙の約5~10倍伸びる特徴があり、立体的な表現ができる。

枝打ち
 節の無い木材の生産や下層植生の成長促進、病虫害の防除、雪害の防止を目的に、下部の不要な枝を切り落とすこと。

SGEC(Sustainable Green Ecosystem Council) 「緑の循環」認証会議
 豊富な人工林資源の循環利用の促進や地域材振興への貢献等の必要性を踏まえた我が国独自の森林認証制度で2003年に創設された。北海道では、2004年9月に森林として佐藤木材工業(株)の社有林、事業体として佐藤木材工業(株)本社工場、やまさ協同組合集成材工場が認証を取得している。

FSC
(Forest Stewardship Council) 森林管理協議会
 1993年にWWF(世界自然保護基金)などの環境団体や林業者、木材取引企業、先住民団体などによって組織された非営利の国際団体。FSCの森林認証は、「環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも持続可能な森林管理」を推進することを目的としており、認証された森林から出された木材・木材製品にロゴマークを付けて流通させるもの。北海道では、2003年8月に下川町森林組合が認証を取得している。

温室効果ガス
 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パープルフルオロカーボン、六ふっ化硫黄の6種類の気体をいう。

【か】
皆伐
 主伐の一種で、一定区域の林木の全部または大部分を一度に伐採すること。

かき起こし
 ササなどの下層植生を取り除き、種子の発芽や稚樹の生育を促す作業のこと。

下層植生
 森林において上木に対する下木(低木)及び草本類からなる植物集団のまとまりのこと。上層木とともに、その地域に特徴的な植生を示し、その土地の環境を知る上での指標となる。

刈出し
 更新を目的として、稚樹の発生や成長を促すために雑草木などを刈り払う作業。

間伐
 育成過程で林木を間引くこと。林木同士の競合を緩和し、成長量の増大や林木の利用価値の向上、森林の有する諸機能の維持増進のために行う。

京都議定書
 1997年12月に京都において採択された、地球温暖化を防止するための国際協定。

郷土樹種
 その地方の生育環境に適応し、自然状態で分布している樹種。

原木(げんぼく)
 製材、合板、パルプなどの原料材として用いられる丸太。

公益的機能
 森林の有する諸機能のうち木材等生産機能を除く、水源かん養、山地災害防止、生活環境保全、保健文化などの機能をいう。

更新
 伐採して樹木がなくなった場所を、樹木の生えた状態にする(なる)こと。人為を加えて樹木の生えた状態にすることを人工更新、自然の力で樹木の生えた状態になることを天然更新という。

更新補助作業
 更新を促すため、人為によるササの刈出しや地表のかき起こしなどの作業のこと。

高性能林業機械
 山林での木材生産現場用に開発された多機能林業機械の総称。フェラーバンチャ、タワーヤーダ、プロセッサ、ハーベスタ、フォワーダ、スキッダなど。

合板
 木材を薄く剥いだ単板を奇数枚、繊維方向が交差するように重ね合わせ、接着剤で貼り合わせた板の製品。

国定公園
 国立公園に準ずる自然景観の優れたところで、環境大臣が指定し、都道府県知事が管理する公園。= 自然公園

国立公園
 自然公園法に基づいて国が指定して管理する大規模な自然公園。=自然公園

国有林
 国が所有する森林の総称。林野庁所管の森林が大部分を占めるが、自衛隊演習場など他省庁の所管地も含む。

原生自然環境保全地域
 人為活動の影響を受けることなく原生の状態を維持している区域として、自然環境保全法に基づき指定されている地域。
さ】     最上段へ
材積
 立木または造材された丸太、さらに製材された木材の体積をいう。材積は実績、層積に区分され、実績は立木(枝条を含む)や丸太の実績をいい(大面積の立木群の材積を蓄積ともいう)、層積は薪炭材などの小径木を一定の枠に積み重ね丸太間の空間を含めて材積を測定する。

作業道

 立木の伐採や搬出、造林などの作業を行うため、林道などから分岐して設置される簡易な構造の道。

砂防指定地
 土石流、山崩れなどによる土砂災害を未然に防ぐための砂防ダムなどの工事をしたり、土地の形を変えるなどの行為を制限する区域。

山腹工
 山腹崩壊、はげ山などの荒廃地あるいは今後、荒廃の恐れのある山地に対して、本来の植生状態に復旧させる。または現在の植生を維持改善させることを目的として行う工事。

地拵え(じごしらえ)
 植栽の準備のために行う伐採跡地の枝条等の整理や余分な落葉の除去、雑草や低木の刈出しなどの作業のこと。

自然環境保全地域
 自然環境保全法に基づき指定される原生自然環境保全地域と自然環境保全地域内の特別地区、及び北海道自然環境等保全条例により指定される北海道自然環境保全地域をいう。これらはいずれも森林計画制度において制限林として位置づけられている。

自然公園
 自然公園法に基づき自然景観の優れた区域として指定される国立公園、国定公園、道立自然公園の総称。区域内の特別保護地区や第1種~第3種特別地域は、景観の保全のために森林計画制度において制限林と位置づけている。

持続可能な森林経営
 森林の生態系としての生産力や健全性を維持し、保全と利用を両立させることによって、社会の要求を満たす多面的機能を永続的に発揮させる森林の管理・経営のこと。

下刈り
 植栽した苗木の生育を妨げる雑草木を刈り払う作業のこと。

市町村森林整備計画
 市町村長が、その区域内の地域森林計画の対象民有林について、地域森林計画で示される基準や指針に適合させ、地域の実情を踏まえて森林整備を進めるための具体的な事項について策定する計画。5年ごとに10年を1期として策定する。(森林法第10条の5)

指定施業要件

 保安林、保安施設地区の指定目的を達成するため、立木の伐採方法、伐採の限度、伐採跡地への植栽の方法や期間及び樹種について定められた施業上の要件。

指導林家
 林業経営および林業技術において地域の模範となり、林業後継者の育成に理解と熱意があると認められる林家を都道府県知事が指導林家として認定する制度。

集材
 林内で伐倒、玉切りされた丸太を運材に便利な地点(林道や土場)まで、重機などにより集めること。

集成材 乾燥し、節や割れなどの欠点を除去した部材を、繊維方向を平行にして、長さ、幅及び厚さの方向に集積接着した材をいう。一般には建築の用途により造作用集成材、構造用集成材に大別される。化粧として木目の美しい薄板をはったものや、構造用の大断面のものもある。

収量比数
 人工林の成長段階における理論上の最大材積に対する現実材積の比率で、間伐の時期と間伐量を判断するのに使用する。樹高の判断基準には平均樹高を用いる。

樹下植栽
 気象害(霜・雪・風害等)から守るため、上層の樹木からの保護効果を期待して樹木の下に苗木を植えること。

樹冠
 樹木の枝や葉の集まっている部分のこと。クローネともいう。

樹冠疎密度(閉鎖度)
 樹木が成長して樹冠が大きくなり、樹冠どうしが接することで、いわゆる林冠が形成されている状態を閉鎖といい、樹冠疎密度は閉鎖の程度を表す。樹冠疎密度は、空中写真を用いた林分構造の解析、材積の推定などに重要な因子となる。

樹高
 樹木の頂端までの高さ。
主伐

 利用できる時期(伐期)に達した立木を伐採することで、次の世代の樹木の育成(更新)を伴う伐採、更新伐採ともいい、更新を伴わない間伐、保育伐と区別される。

受光伐
林内の照度を高めて下木の成長を促すため、上木に対して行う伐採のこと。

照度
 光がある面を照らすとき、この面の単位面積が単位時間に受ける光束。単位はルクス。

小班
 作業を実行する際の利便上、樹種と林相に基づいて林班を細分したもの。伐採などの実施に応じて分割・統合する。

除伐
 植栽木や天然林の成長を妨げ、目的樹種などの周囲に侵入した林木を除去することで、成長を促す作業。

人工林
 人の手により植栽などを行い成立した森林。


人工造林
 苗木の植栽、種子のまき付け、挿し木などの人工的な方法により森林を造成すること。

新植
 人工造林において、植栽予定地全面にわたって行う植付け。

森林愛護騎馬隊
 道有林をフィールドに森林巡視を兼ねて行うホーストレッキング等の活動を通じ、森林づくりや森林愛護の普及啓発等に協力する馬事活動団体。道内で9つの騎馬隊が活動している。

森林組合
 森林組合法に基づいて組織された森林所有者を組合員とする協同組合。所有者の経済的・社会的地位の向上や森林生産力の増進を図ることを目的としている。

森林計画図
 民有林地域森林計画及び国有林の地域別の森林計画において、それらの森林計画の対象とする区域や林道、森林の種類等を明示した図面(1/5,000)のこと。

森林サポーター
 道民による自主的な森林づくり活動の核となる地域のリーダー的な人材をいう。各森づくりセンターにおいて養成している。

森林GIS
 森林に関する地図や空中写真等の図面情報と林種や林齢等の文字や数値情報を一元的に管理し、分析、処理できるシステム。

森林整備保全事業計画
 全国森林計画で示される森林の整備及び保全の目標を着実に達成するため、計画期間の最初の5ヵ年間に係る事業実施の目標や事業量について定める計画。

森林施業
 伐採や造林、保育など、一連の森林を整備、維持するために行われる行為の総称。

森林施業体系
 林業における作業は一定の目的に沿って、時期、期間等を勘案して各種実施されるが、これらの諸作業の総合的な体系を施業体系という。

森林施業計画
 市町村森林整備計画に基づいて、森林所有者又は森林の管理を委託された者が一人又は共同でその所有森林について伐採、造林、保育などの施業の5年を1期とした計画を作成し、市町村長等の認定を受ける制度。(森林法第11条)

森林蓄積
 木材の容積を材積と呼び、一般に、森林を構成する樹木の幹の部分の材積合計を蓄積と呼ぶ。

森林調査簿(森林簿)

 地域森林計画または国有林森林計画の樹立及び実施のため、地況や林況、その他の事項について調査した結果を取りまとめた森林簿のこと。

森林法
 森林の保続培養と森林生産力の増大を図り国土の保全と国民経済の発展に資することを目的とする法律。森林計画や保安林など、森林に関する基本的事項を規定。

森林保健施設
 保健機能の高い森林の区域において設置する、ビジターセンターや遊歩道などの設備。

森林療法(森林セラピー)
 森林の地形や自然を利用した医療、リハビリテーション、カウンセリングなどをさす。森林浴、森林レクリエーションを通じた健康回復・維持・増進活動も含まれる。

森林・林業基本計画
 森林・林業基本法に基づき、政府が長期的な視野でたてる計画。木材生産を主体とした従来の森林資源基本計画から、森林の多面的な機能を維持増進するための計画へと変更(併せて名称も変更)。

水源かん養
 
 森林の公益的機能の一つ。森林の存在によって森林土壌の保水性、透水性が高められ、洪水と渇水を緩和し流出量を平準化する機能及び水質を浄化し良質な水を供給する機能のこと。

制限林
 森林法、自然公園法、砂防法等の法律等により立木の伐採等が制限されている森林で、森林計画制度において位置づけられている。

成長量
 異なる二時点間における単木あるいは林分の生物量の変化量(増加量)を成長量という。ある時点での生物現存量を総成長量と呼び、この総成長量を生育期間で割った一年当たりの成長量を総平均成長量と呼ぶ。

施業実施協定
 森林所有者等が自発的意志に基づき、森林施業の共同化及びそのために必要な施設の整備に関して、当該市町村長の認定を受けて締結する協定。(森林法第10条の11の8)

施業特定林分
 国土や自然環境の保全といった公益的機能の維持増進を図るため、伐採や造林などの施業方法を特定している森林。市町村森林整備計画において設定する。


全国育樹祭

 昭和52年以来、(社)国土緑化推進機構と開催地の都道府県が中心となり、皇太子殿下、同妃殿下の出席のもとに、毎年秋に開催される。育樹祭式典のほか、育林技術交流集会、緑の少年団活動発表大会などが行われる。
全国植樹祭
 昭和25年以来、(社)国土緑化推進機構と開催地の都道府県が中心となり、天皇・皇后両陛下の出席のもとに、毎年春に開催される国土緑化運動の中心的な行事。植栽行事、お手まき行事のほか緑化功労者の表彰、学校植林・環境緑化コンクール入賞校の表彰、林業後継者大会等が行われる。平成19年には北海道で開催(第58回)される。

全国森林計画

 農林水産大臣が「森林・林業基本計画」に即し、かつ保安施設の整備の状況などを勘案し、全国の森林につき5年ごと15年を1期として策定する計画。(森林法第4条1項)

造林

 現在ある森林に植栽等人の手を加えることにより、目的にあった森林の造成を行うこと。

【た】     最上段へ

択伐(たくばつ)
 主伐のひとつで、林分内の成熟木を数年~数十年ごとに計画的に繰り返し伐採(抜き切り)すること。伐採により林分の状態が大きく変化せず、持続的に次の世代の樹木を発生させることができるのが特徴。

玉切り
 立木を伐倒して枝払いがすんだのち、樹幹の大小、曲がり、節、腐れなどの欠点を見極めて、用途に応じて定められた長さ(定尺という)に切断して丸太にすること。

単層林
林齢、樹高がほぼ同じ樹木で単一の樹冠層によって構成されている森林。

地球温暖化
 温室効果ガス(二酸化炭素、メタンなどの気体)が大気中に増加することにより、地表から放射される熱が吸収され、大気が暖められ地球の気温が上昇すること。

地材地消(ちざいちしょう)
 地域の森林から産出された木材を地域の工場で加工し、住宅や家具などとして地域で使用すること。

治山事業
 森林の維持造成を通じて山地に起因する災害から国民の生命・財産を保全し、また、水源かん養、生活環境の保全・形成等を図る事業。

治山施設

 荒廃した山地の復旧や森林の維持・造成を通して水資源をかん養し、土砂の流出を抑えるための施設。

鳥獣保護区

 野生鳥獣の捕獲の禁止を始め、生育、繁殖に必要な巣箱、給水、給餌施設などを計画的に整備し、野生鳥獣の保護、繁殖を図ることを目的として、環境大臣または都道府県知事が設定した区域。このうち、特別保護地区が森林の伐採等の制限を受けるため、森林計画制度において制限林として位置づけられている。

長伐期施業
 通常より高齢級で伐採する施業で、一般的には、標準伐期齢のおおむね2倍の林齢に達するまで主伐を延長する施業のこと。

つる切り

 樹木に巻き付いたつるを切って取り除き、成長を促す作業のこと。

定性間伐

 林分の優劣や幹の欠点などにより、あらかじめどのような形質の木を伐るべきかを決めておく間伐方法。


定量間伐
 どれだけの量を伐るかをあらかじめ決めておく間伐方法。

適地適木
 
それぞれの林地の持っている自然の立地条件に合った樹種を選択して植栽すること。

伝承の森
(林業技術伝承の森)
 地域の模範となる森林を育ててきた人達の情熱や培われてきた林業技術などを次代に継承するために、平成10~12年の3カ年間で北海道が選定した森林。

天然下種
(てんねんかしゅ)
 
森林内で自然に散布された種が発芽し、稚樹として育つこと。

天然下種補整
 天然下種により更新を図る場合、更新を促進させるために行うかき起こしなどの作業のこと。

天然更新
 主として天然の力によって次の世代の樹木を発生させること。

天然生林
 
主として天然力の活用により保全・管理を行い、更新補助作業や保育作業などの人手を加えない森林のこと。

天然林
 主として天然の力によって造成された森林。

倒木更新
(とうぼくこうしん)
 倒木の上に発生した稚樹による森林の更新で、エゾマツによく見られる。腐朽した倒木上は、倒木により林冠に孔げきができているため光条件にめぐまれるほか、乾燥、凍上、雪腐病及びササなどの下層植生による影響等を受けにくい。

道立自然公園
 自然公園法に基づいて北海道知事が設置して管理する自然公園。=自然公園

道有林
 北海道が管理する森林をいう。

特用林産物
 森林から生産されるもののうち、木材を除くキノコ、山菜等の産物をいう。

土場(どば)
 
木材を森林から市場、工場まで搬出する過程で、木材を一時的に集積し、貯木する場所をいう。集材作業現場に隣接した作業土場や林道沿いに設けられる山元土場、加工施設に併設された工場土場等、場所も規模もさまざまである。

【は】     最上段へ

ハーベスタ
 高性能林業機械の一種。立木を伐り倒し、枝払い、玉切りまでの工程を一台で行う機械。

伐期
 林木が成熟して伐採時期に達した林齢のこと。

伐採跡地
 林木を伐採した跡地のこと。

標準伐期齢
 樹木の平均成長量が最大となる林齢を基準に、森林の持つ公益的機能や従来の平均伐採齢を勘案して樹種ごとに定める伐採(主伐)の基準となる林齢。

フィトンチッド
 植物によって作られ、他の植物や昆虫、動物に影響を与える活性物質の総称。樹木から発散される主な成分はテルペン類であり、香りが良く抗菌性を持つものや精神安定作用などを持つ活性物質が含まれている。

複層林
 林齢、樹高の異なる樹木で複数の樹冠層によって構成されている森林。

普通林
 制限林以外の森林で、法令で立木の伐採規制のある森林を除いた森林。

フォワーダ
 高性能林業機械の一種。林地内の丸太を荷台に積載し、林道まで運搬する積載集材機械。

保安施設事業
 保安林の維持造成を目的とし、保安林又は保安施設地区において実施する事業。復旧治山事業、予防治山事業、防災林造成事業、保安林整備事業等がある。(森林法第41条)

保安施設地区
 農林水産大臣が保安林の指定目的を達成するための事業を行う必要があると認めた場合に、その事業を行うために指定する地区。

保安林
 水源のかん養、土砂の流出や崩壊の防備、保健休養など特定の公共目的を達成するため森林法に基づいて一定の制限(立木の伐採、土地の形質変更等)が課せられている特定の森林。

保育
 植栽してから伐採までの間に行う、下刈り、つる切り、除伐、間伐などの作業。

ぼう芽更新
 伐採した後の切り株から発生する芽を利用して行う更新。=天然更新

母樹
 天然更新や人工的な苗木生産に必要な種子等を供給する親木。一般には、遺伝的に優良な個体を母樹とする。

補植
 新植後に発生した枯損苗木を補充するために行う植付けを補植という。また、天然更新が不十分な林地に対する植付けも補植という場合がある。

保全施設
 土砂の流出や崩壊を防ぐ施設。

北海道森林づくり条例
 平成14年3月に全国に先駆けて制定された条例で、森林づくりに関する基本理念や北海道や森林所有者の責務と道民や事業者の役割等を明記している。

北海道森林づくり基本計画
 北海道森林づくり条例第9条の規定に基づき、百年先を見据えた森林づくりに関する施策を総合的かつ計画的に推進するために策定する計画。現行の計画期間は、平成15年度から24年度までの10年間であり、5年毎に見直すこととしている。

【ま】   最上段へ

緑の少年団
 小・中学校の校外活動を通して緑を愛する心と森林・林業に関する基礎知識を学ぶことを目的に結成された青少年の団体のこと。

未立木地
(みりゅうぼくち)
 伐採跡地以外で、樹木が生立していない林地のこと。

民有林
 国以外が所有している森林。(民有林=道有林+一般民有林)

無立木地(むりゅうぼくち)
 樹木が生立していない林地。地域森林計画では、樹冠を投影した面積が30%以下の林地と規定している。(無立木地=未立木地+伐採跡地)

芽かき
 伐採後、切り株等からぼう芽した複数の芽に対して、成長の劣悪なものを除去してぼう芽更新を補助する作業。

木育(もくいく)
 子どもの頃から木材を使うことで森林と環境を考える心を育てることをいう。

【や】     最上段へ

ユニバーサルデザイン
 能力や身体的な障害などによらず、高齢者や障害者、子供など全ての人が利用しやすいように考慮された製品、建物、環境等のデザイン。
【ら】     最上段へ
裸地(らち)
 樹木が生えていない状態の土地。

流域
 河川に降水を供給する区域(集水域)の総称。森林計画制度における流域は、より広義に効率的な森林の整備や木材の生産を行うための地域の範囲をいう。

流域管理システム
 流域を単位として、国有林、民有林の所管を超え、川上(森林・林業)から川下(木材産業)までを一体的に整備し、国民の様々なニーズに応える森林の整備水準の向上と、木材の安定供給体制の確立を目指すもの。

流域森林・林業活性化協議会
 流域森林・林業活性化センターの下部組織。流域管理システムの推進方針等について合意形成を行う協議組織。

流域森林・林業活性化センター
 森林所有者、森林組合、林業事業体、木材加工・流通業団体、地方自治体等で構成され、流域管理システムの推進主体。

立木(りゅうぼく)
 土地に生育する個々の樹木のこと。

立木密度
 森林の「混み方」のことで、単位面積の林地に生きている立木の本数で、一般にはha当たり本数で表される。

林業グループ
 林業経営の改善や技術の向上のため、地域の林業後継者が中心となって結成された学習集団のこと。林業に係る共同研究などやグループ所有林の施業を実施している。

林業事業体
 森林所有者からの受託または請負等により、森林の造成・育成や木材の生産などを行う森林組合、造林業者、素材生産業者等の事業体。

林相(りんそう)
 森林を構成する樹種、林齢などにより示される森林の全体像。

林道
 森林において、周辺の区域(利用区域)内の森林施業や林産物の搬出、森林利用のために作られる道路のこと。

林道の改築、林道の改良
 既設林道の構造(幅員、曲線、勾配、構造物等)の質的向上を図ること。全線的な向上を改築、局部的な向上を改良という。

林道網整備計画
 林道の適切な配置を考慮して整備する路線、事業量などを明確にし、林道事業の円滑な推進を図るため都道府県知事が策定する計画。

林班
 森林の位置と規模、施業等を勘案して設定した森林区画の単位で、尾根、沢、河川、林道等の自然地形界を利用して設定された固定的な区画。

林分
 林業経営上の単位として扱われる、林相(樹種、林齢等)がほぼ一様で、隣接する森林と区別できるような条件を備えた森林。

齢級(れいきゅう)
 林齢を5年でひとくくりにし、1~5年生を1齢級、6~10年生を2齢級、以下3齢級・・・と称する。

ロット
 生産や流通において使用される取引単位としての丸太や製材品の集まり。
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