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最終更新日:2016年3月07日(月)



剣淵町産野菜を使った特製福神漬

「ばあばのよくばりお宝漬」が好評


(平成28年2月3日)


 剣淵町の野菜を使った特製福神漬が発売され、人気が出ています。

 福神漬は通常7種類の野菜を使用しますが、この商品は合計8種類の野菜が入っており、大根、きゅうり、にんじん、なた豆、しその実など、剣淵町産の新鮮でおいしい野菜をふんだんに使っています。 まさに地産地消のお漬け物で、地元では「とてもおいしい」と好評です。

野菜と福神漬け

 このお漬け物を作ったのは、剣淵町の福有会のみなさん。6人の元気な農家のおばあちゃんたちです。彼女たちは、これまで手づくりの味噌、ジュース、でんぷん団子、肉まんなど、プロ顔負けのおいしい農産物の加工品を世に送り出してきました。

福有会のみなさん

 現在、平均年齢74歳ですが、その活動はとてもパワフル。1年に1品新商品を開発したいという若手も圧倒するほどの意気込みです。福神漬もその手で作られることになりました。


 野菜は機械を使わず、おばあちゃんたちが1つずつ包丁で手切りしています。形や大きさはちょっぴり不ぞろいですが、そのおかげでお漬け物なのにシャキシャキとした野菜の食感が生きています。

ばあばのよくばりお宝漬の盛りつけ

 素材はもちろん、調味料も吟味されました。化学調味料は一切使用しておらず、醤油と酒は北海道産、みりんは、名寄産もち米で作った本みりん「美凛」を使用しています。無着色のため醤油の色が残り、福神漬本来の自然な色合いとなっています。野菜の彩りもあって農家らしい素朴なお漬け物ともいえそうです。


 なぜ、「福神漬」なのでしょうか。
 剣淵町は農業の盛んな町。さまざまな野菜が作られていますが、それらをまるごと詰め込んだ加工品を作ることができないか模索していました。そこで福有会らしく「福」のついた縁起の良い漬け物で、野菜をたくさん入れられる「福神漬」を商品化するというアイデアが出されました。
 まずは自分たちの畑でとれた新鮮野菜をかき集めて、「オール剣淵の漬け物」をめざすべく商品の試作を始めました。


 平成26年の春から試作が始まり、完成まで足かけ2年がかかりました。
 実は福有会では以前に福神漬に挑戦したことがありましたが、その時は納得のいくものができませんでした。妥協はしない人たちです。おいしい福神漬を完成させるべく再度挑みました。少しずつ味や分量を変えて試作を重ね、ようやく納得のいく商品となりました。

試作の風景


試作の風景


試作の風景


 福神漬には欠かせないのが「なた豆」。道内産は珍しくなかなか手に入りません。
 地元の希少野菜を詰めこんで全国を精力的に飛び歩くVIVAマルシェに相談したところ、提供を快諾。町内のコラボレーションが見事実現しました。

VIVAマルシェ提供のなた豆



 普及センターでも福神漬の試作の支援を続けてきました。

製造加工の支援をする松田専普

 商品のデザインは、いわば売り子。これまでは「何となく」だったり「人まかせ」だったものの、なかなか満足できずにいました。この際、「ラベルのイメージも一新してインパクのある物にしたい」という声があがりました。そこで、商品のコンセプトづくりから始まって、パッケージデザインの選定、売り方など、福有会のメンバーと普及センターで協議を重ねてきました。

コンセプトとパッケージデザインの協議

 「こだわりのポイントは?」
 「どうやって売る?」
 「他の商品との違いは?」
 「お客さんの心をつかむデザインや商品名は?」

 さまざまなアイデアが出されました。

協議の結果出たアイデアの数々

 地域のおいしい野菜をおしみなく使った漬け物だから、「お宝漬」。
 そして、ちょっぴり自虐的でありながらお茶目なセンスで、「ばあばのよくばりお宝漬」となりました。
 自分たちで決めたコンセプトや商品の名前があると、漬け物を作る手にも力が入ります。


 若い女性や子育て中のお母さんにも親しみをもち、手にとってもらいやすいようにと、ラベルは明るく、かわいいイメージのものをめざしました。

お宝漬のラベル

 商品名は代表の有坂加代子さん自らがしたためました。豪快な筆致で商品に魂が入ります。
 かわいい「ばあば」のイラストは、士別市のファームあるむの崎原敬子さんに作ってもらいました。



 商品の完成間近。価格設定の相談をしました。

原価計算をして価格を設定

 素材にかなりこだわったので、しっかりと原価計算をして決めました。
 みなさんの顔がとても真剣です。



 福神漬けといえばカレーの「付け合わせ」をイメージしやすいですが、「お宝漬け」は炊きたてのご飯にのせて毎日食べられる「ご飯のお供」となりました。
 他にも活用方法はないかと考えていたところ、妙案が出されました。

福神漬を使った炊き込みご飯

 漬け物とそのつけ汁をそのままご飯と一緒に炊いた「炊き込みご飯」。
とてもお手軽なのに、野菜たっぷりのおいしいご飯となりました。
 そして、もう一つがこれ。

卵かけご飯に福神漬をのせて

 刻んで卵かけご飯にも乗せてみました。シンプルながらとてもおいしく、ご飯がとても進みます。
 他にもまだいろいろと食べ方があるかもしれません。


 価格は1パック140gで300円(税込)。「道の駅絵本の里けんぶち」などで販売されています。


 ようやく特製福神漬を完成させた福有会。その思いを有坂さんが伝えてくれました。

代表の有坂加代子さん

 「剣淵町のお宝がぎっしり詰まった漬け物です。とても手間がかかっているので、一口一口しっかりかみしめて野菜の味を楽しんでくれればうれしい」。


 まだまだ元気な福有会のみなさん。
 今後もますます地域を盛り上げます。


※なすとしいたけは北海道産。しょうがは国産(本州産)。
※ 冬場は道産のきゅうり確保が難しいため、国産。







商品に関するお問い合わせ先

  • 剣淵町農業振興センター 電話0165-34-3311



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