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最終更新日:2016年3月23日(水)


かみかわ「食べものがたり」: 東川農協 「東川米」


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農家と農協の連携で育て上げたブランド米
明確なビジョンを持って「東川米」栽培に取り組む稲作研究会の会長・小林喜一さん。 
東川町農業協同組合  「東川米」 かみかわ中部
地域団体商標登録を果たした「東川米」

 平成24年、米類では道内で初めて地域団体商標に登録された「東川米」。出願から5年の歳月が流れていました。また、翌25年には東川米を育てる要である、大雪山からの伏流水をボトルに詰めた「大雪旭岳源水」も、同じく地域団体商標に登録されています。「米そのものだけでなく、育てている環境の素晴らしさも認められたということはたいへんうれしい」と、稲作研究会会長の小林喜一さん。生産者と農協、行政が一丸となったこれらの取り組みは高く評価されています。

 平成27年度には「ゆめぴりか」「ななつぼし」「ほしのゆめ」「きたくりん」の4品種を主要品種として、約2,400ヘクタールの東川米栽培を行っています。

 「ただ、商標登録を目的に栽培したわけではありません。農産物の安全性や食品への異物混入など、安全・安心が強く求められるようになり、じゃあ北海道でも米どころといわれる東川町においては、いち早くそんな不安を払拭しようと考えたのです」。


★東川米(オープン価格) 
右は黄金色に輝く収穫時期の東川町の水田。
 

 

安心・安全な米を届けるためのこだわり

 稲作研究会や農協では、栽培過程から出荷時まで、すべてにわたるチェック項目を独自に設定しています。例えば同一農家で複数品種の米を栽培している場合、製品になった時に混じってしまう「コンタミネーション」が発生することも。そうしたトラブルを防ぐために、100項目以上を確認してきました。平成22年には、複数あったこのチェックシートをまとめ、東川米独自のGAPシート(生産工程管理表)としてブラッシュアップ。しかし、これらを実行するには当然、生産者からの反発もあったといいます。

 「GAPシートの大量なチェック項目を見て、こんなことはできないと反対する生産者もいました。ですが、米だってひとつの食品。生産者にとっては農産物でも、われわれの手を離れて消費者の手元に届く時にはひとつの『商品』なわけです。他の食品と同じように厳しい規制をクリアすること、それに向かって意識行動を変えていくべきだと信じて粘り続けました」と小林さん。また、平成19年から導入している「温湯種子消毒」の施設も一役買っています。植え付け前に種もみをぬるま湯で消毒することで、農薬の散布回数を1回減らすことができるそう。

 丹精込めて育てた東川米に付加価値が付く。それが差別化になることを、結果をもって証明し続けてきました。今では、東川米の品質を高い水準で保つための指標となり、生産者の責任意識の向上にも繋がっています。


東川米GAPシート一つひとつ詳細に記載されています米だけでなく野菜など、東川で生産されるすべての農産物にこのチェックシートが用意されています。 

 

飛躍を続ける東川米の未来

 平成27年度には、東川米のさらなる発展を目指していくつかの計画が定められています。例えば、東川米独自のタンパク基準「6.5%以下」の生産拡大を目指して町内5カ所に「低タンパク米生産モデル圃場」の設置や、農薬を使う回数を削減できる特別栽培米の面積を増やすこと。最大の取り組みは、北海道ではありえない時期に出荷するという「早場米」の生産です。稲が成熟するには、水田に植えてから収穫するまでの積算温度が重要。それゆえに、雪深い北海道では栽培期間が限られるため不可能だと考えられてきました。「それに挑戦するのが面白いじゃない」と、小林さんは笑います。

 「初めてのことだから美味しい米になるかどうかも分からないですよ。どうせなら、こんなことやり遂げるなんてさすが東川だなって言われたいじゃないですか(笑)。幅広い年齢の人が関わるので反発もあると思いますが、突飛なアイデアだからといって保守的な考え方でつぶしてしまっては、これからの東川農業を担う若手農業者のやりがいをもなくしてしまうことになる。ただ、収入にならないのでは意味がありません。農業で生きていくために、持続できる仕組みを成立させるのは当然のこと。その中で、リスクを背負いながらも少しずつ上を目指し新たな挑戦を続けようという気持ちを、仲間の農業者にも持ち続けてほしいですね」。

 小林さんが見ているのは東川米の未来だけでなく、東川農業の未来。近い将来、北海道で最も出荷の早い早場米が、豪雪地帯の一つ、上川エリアから誕生するかもしれません。

 

地域全体で東川ブランドを育てていく

 誰か一人が突出するのではなく、すべての生産者と農協がともに課題をクリアする。このことを大切にしてきた農業関係者の姿勢と比例するように、行政や町民の意識も高まり、町を挙げてのPR活動も盛んです。

 「立場は違えど、みんな東川町民なんですよ。東川に住んでいて良かった、東川で農業やっていて良かった、こんな人たちのために仕事ができて良かった…。そんなふうにみんなが感じられれば、町全体がハッピーになれます。最近は旭川の隣と言わなくても東川のことを分かってくれる人が増えたのも、東川町民みんなの努力なのだと思いますよ」。

 東川米の存在は、町民みんなが幸せになるためのアイテムの一つになっているようです。

 

  東川町農業協同組合(JAひがしかわ)


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