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最終更新日:2018年5月15日(火)


かみかわ「食べものがたり」: 協和の里のもち工房 愛ふくふく 「あんもち」


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農家のお母さんが作る 本物の味
(有)協和農産代表取締役の中山英一さん会社の代表として、お父さんとして、お母さんたちの味を守ります
協和の里のもち工房 愛ふくふく  「あんもち」 かみかわ中部
生産者が作る、こだわりの餅

 ふわふわと柔らかなお餅を一口かじると、驚くほど伸びる。そこにある餅本来の弾力と柔らかさ。やがて上品な甘さのあんが顔を出す。それが「愛ふくふく」の人気商品「あんもち」です。

 のどかな水田が広がる北海道愛別町協和地区。その里に、農家のお母さんたちが作るもち工房「愛ふくふく」があります。商品はあんもち、切り餅、しゃぶしゃぶ餅など。あんももちろん手作り。そのほとんどの材料がこの工房を囲む広大な農場、(有)協和農産で栽培されています。

 「白あんの原料の“白インゲンマメ(手亡)”も、今、畑に育っているよ」。そう教えてくださった(有)協和農産代表取締役の中山英一さん。自営の畑で減農薬で生産した作物を、添加物を使わず素材の味を生かして加工し、消費者へ。「愛ふくふく」は、生産者の思いをそのまま織り込み、私たち消費者の手に届けます。

 (有)協和農産は平成9年に設立。平成17年に中山さんが2代目代表取締役に就任し、平成19年に協和の里のもち工房「愛ふくふく」をオープンさせました。
 そのきっかけは、平成10年に協和地区の農家のお母さんたちが結成した農産物加工グループ「ふるさとくらぶ」です。もともとこの地区は、昭和62年にもち米生産団地の指定を受け、安定生産、良質米生産に取り組んできた地域。そんな自分たちの作った材料を形にしたいと率先して動いたのが、中山さんの奥様、智津子さんでした。

画像あんもち(豆とよもぎ) ★「あんもち」5種類(白・豆・発芽玄米・よもぎ・かぼちゃあん発芽玄米) 
甘さを控えた自家製あんといろいろ素材の餅が楽しめます

新商品の「クリームあんもち」160円(税込)も

 

健康に良いものを作りたい

 「ふるさとくらぶ」として、お母さんたちの初めての商品は、家庭用餅つき機で作った玄米餅。でも、なかなか売れません。玄米では餅が硬くなるからと、次は発芽機を購入し発芽玄米の餅を発売。栄養価の高いの発芽玄米ですが、当時はあまり知られていなかったため「体に良いんですよと説明しても、なかなか理解されませんでした」。そして「あん入りはないの?」と聞かれます。「消費者はあんもちを求めている」と感じた智津子さんらは、あんもちを作り始めます。それでも健康に良いものは売っていきたいと、変わらず発芽玄米餅も作り続けました。今では、プチプチの食感が楽しい発芽玄米餅は人気商品となっています。

 最初は家庭用の餅つき機を使っていましたが、その後は石臼と杵で手返しをしながら、昔ながらの餅つき。杵は重たく大変ですが、ただこねるだけの家庭用餅つき機と違い、杵でつくことでコシが生まれ、粘りと柔らかさが特徴の「はくちょうもち」の良さがさらに生きてきました。次第に評判となり、旭川の自然食品店、量販店など販路も少しずつ拡大しています。

 それでも皆さんが、農家の主婦であることには変わりありません。農作業と主婦の両立。時には、家族に迷惑をかけないように家事が終わってから、夜中に作業することも。

 「若かったからできたんですね。振り返らない。前を見るしかない。今あることで精一杯でした。でも家族は見守ってくれて、だから続けてこれたんです」。農家の主婦で、4人のお子さんを持つ智津子さん。その忙しさは容易に想像できます。それでもなお、皆さんに届けたい味だったのです。

画像工房内 工房名には「愛別の“愛”で“ふくふく”と幸福に」との願いが込められています。同社のもち米作付け量は平成19年に49.7ヘクタールだったのが平成22年には63ヘクタールと増加。地域の農地の集約化も進めています(左の写真は中山智津子さん)

 

事業展開への決意

 「初めは馬鹿にしていたんです。なかなか売れるものじゃない。でも食べてみたら美味かった」。お母さんたちの作る確かな美味しさに、中山さんは協和農産として事業を展開する決意をしました。平成17年、同社の代表になった中山さんは、智津子さんに声をかけます。「加工場を作ったら、やるか?」

 実はその2年ほど前からメンバーが家庭の事情などで出られないことが多く、お餅作りは手伝ってもらうものの、イベント販売は1人で出かけていた智津子さん。「せっかく続けてきたのをやめたくなかったんです」。そんな智津子さんの頑張る姿を支えたい。その思いが、中山さんを動かしたのかもしれません。「口には出しませんでしたが、ありがたかったですね」智津子さんがしみじみと語ります。

 新しい加工場ができてからは、智津子さんたちメンバーは苦心しながら機械のマニュアル作りにあたりました。初めての機械が使いこなせるまで、何分つけば良いのかなど、試行錯誤を何度も繰り返し、マニュアルを作成。加工場で作る確かな味を確立しました。

画像店舗の外観

 

リスクとこだわりの中で

 「うちの餅には、餅の味がある。そこに添加物を入れると餅の味がなくなってしまう」と中山さん。“無添加であること”のこだわりは、逃れられないリスクを背負うことになります。添加物が入っていないため、1日経つと固くなってしまうあんもち。だからこそ美味しく安心して食べられるのですが、売り手側にとっては商品をその日のうちに売り切ってしまわなければなりません。

 そのリスクとこだわりの狭間。「農家が生産して、それを加工販売するということはなまやさしいことではない。すべてが新世界、未体験。でも、始めたからにはやるしかない」。昭和55年から農業者になった中山さんは、「苦手と思うことでも自らやらなくてはダメだ」。そんな信念を持ち、今までも進んできました。“お母さんを応援するお父さん”から代表という立ち位置に変わり、様々なことを見通しながら前へ進む中山さん。そのバイタリティで、お母さんたちが作る美味しさをいかに守り、多くの人に届けるかを考えます。

 餅の柔らかさを少しでも長持ちさせるために、今も、餅のつき方やお米の水分量を試行錯誤しながら研究を重ねています。言い方を変えれば、つき方や水分量で味が変わってしまうということでもあります。「愛ふくふく」の味、それはお父さんが太鼓判を押すお母さんの味。その美味しさを持続させるために、真剣に向き合っています。

 

  協和の里のもち工房


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