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ホーム > 産業振興部 > 商工労働観光課 >  かみかわ「食べものがたり」: 大熊養鶏場「かっぱの健卵」


最終更新日:2016年3月23日(水)


かみかわ「食べものがたり」: 大熊養鶏場「かっぱの健卵」


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(ジャンル)食べものがたりトップページ > 肉類・卵 > 大熊養鶏場
卵は我が家の財産。兄弟で守る健康卵
大熊家長男で、専務取締役の大熊勝幸さん。兄弟の力を合わせ、美味しい卵を作ります
大熊養鶏場「かっぱの健卵」 かみかわ中部
健康な鶏から、健康な卵が産まれる

 シンプルな卵焼き。調味料は控えめに、卵本来の持つ味を大切にしながら焼き上げます。ほんのりと口元に届く甘みは卵の力。卵焼きがご馳走になる、それが「かっぱの健卵」です。

 「かっぱの健卵」の養鶏場は、昭和30年創業の古い歴史を持つ養鶏場です。専務取締役の大熊勝幸さんの祖父が創業。約2,000羽の鶏から始めました。昭和49年には「有限会社大熊養鶏場」として法人化。その後、父親の豊成さんが2代目となり、鶏の数も一時は5万羽まで増やしました。

 「かっぱの健卵」の生産を始めたのは平成5年の事。鶏の種類はボリスブラウンといい、茶色い卵を産みますが、特徴は与えられるエサにあります。おから・ほうれん草・魚粉・米ぬか、どれも人間が食べられるものばかり。これらにEM菌(有用微生物群)を混ぜ、24時間発酵させます。

 「EM菌を食べさせることで、鶏が健康になります。まずは鶏の健康が1番なんです。健康でなくては良い卵は産まれません」と専務の勝幸さん。さらに鶏に必要な栄養素・カルシウムを補うためにホタテの貝殻も混ぜています。


目玉焼きにすると、黄身は濃厚でコクがあり、白身はプリプリして美味

 


ビターゼで卵の生臭さをカット

 エサとして与えているものの中に、卵の美味しさを作る秘密があります。それは、ビターゼという天然由来の栄養補助成分。大豆から抽出したたんぱく質で、卵の生臭さを消す働きをします。だから生卵でもクセがなく、卵かけご飯が美味しいと評判。ビターゼを入れることで、卵の甘みがいっそう増すのです。

 一般の鶏より、手間もエサ代もかかる「かっぱの健卵」。同養鶏場では5万羽いた鶏を、平成10年頃から1万5,000羽に減らして白い卵を産む通常の鶏はやめ、「かっぱの健卵」のみに。卵を多く採ることよりも、大切に育て美味しい「かっぱの健卵」を作ることに専念しました。

「★かっぱの健卵」1個 45円(税込)、10個入 450円(税込) 
手間ひまかけて世話をした健康な鶏から生まれる「かっぱの健卵」
この美味しさに惚れ込んだ料理のプロたちが、プリンやケーキ、お好み焼きなど様々な商品に使っています味や素材にこだわるプロを納得させる味です

 


名前も知られない卵を・・・

 現在は旭川市内各スーパーで販売していますが、当初は名前も知られず苦労と心労の連続でした。毎日、卵はどんどん生まれるけれど、なかなか売れない。宣伝の旗を作ってみたり、広告を出すなどの試みはしましたが、思うように効果は表れませんでした。

 「とにかく食べてもらえさえすれば判ってもらえる」。そう信じ、見本を持って無料で配る日々。当初はまだ白い卵も売っていたので、その配達の際に「食べてみてください」と一緒に配っていました。

 そんな努力の甲斐があって、卵を食べたお客様から、「美味しい」と少しずつクチコミで広がり始めました。まさに望んでいた、食べてみて美味しいと判って下さったお客様方です。こうして平成8~9年頃から徐々に売れ始め、今では、わざわざ養鶏場までお客様が買いに来てくれるようになりました。

 そんな大変なご両親の姿を小さい頃から見つめていたのが長男で専務の大熊勝幸さんと次男で農場長の大熊啓司さんです。勝幸さんは跡を継ぐ覚悟で自衛官を退官。啓司さんも恵庭の養鶏場で鶏の管理方法を学び、同養鶏場の農場長に就任しました。


(左)鶏の管理を担当する次男の農場長・大熊啓司さん
親子・兄弟で支えてきた養鶏場なのです

 

うちの卵を食べたら、他の卵は食べられないと言われるように

 「お客様が買ってくれるようになるまでが難しい。利益よりも、いかに食べてもらえるかを考えて親子でいつも話し合っているんです」と配達・全般を担当する勝幸さん。「何を食べたか、そのエサの栄養素がそのまま卵に表われます。だから、試行錯誤しながらエサにこだわり、ぼくら人間が食べても良いものをあげています」と飼育担当の啓司さん。

 「鶏はデリケート。気を使って手間をかけて世話をしなさい」とは、初代である祖父がよく口にしていたという言葉。「ただエサと水をあげていれば良いというものではない。脅かしてもダメ、寒くても暑すぎてもダメ。手間をかけて世話しないとダメ。神経質なくらいにやれば、そのように返ってくる」という祖父の言葉通り、天候によっても変わってくるデリケートな鶏の健康状態。エサの量が変わっていないか、水分は適量か、鶏の観察は今も毎日欠かしません。そうして築きあげてきた59年なのです。

 「この卵を食べたら他の卵は食べられない、と言われるぐらいの卵を作っていきたい」と兄の勝幸さん。「卵は我が家の財産だと思っています。僕らで財産を守っていかなきゃならない」。背筋をしゃんと伸ばし、噛み締めるように話す啓司さん。その真摯な言葉を聞いているだけで、なんだか嬉しくなるぐらい頼もしい新しい力。

 「かっぱの健卵」の美味しさは、祖父の意志をその子どもに、そして孫へと、3代に続き受け継がれながら、家族で守っている味です。

 

  大熊養鶏場

 
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