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最終更新日:2016年3月23日(水)


かみかわ「食べものがたり」: ファーム・レラ「大雪なたまご」


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地元の食材で育てた平飼いの自然卵
鶏の飼育方法などについて説明する新田さん夫妻
ファーム・レラ「大雪なたまご」 かみかわ中部 東川町
卵の名称を町民から公募

 稚内南部の勇知地区で養鶏農家を営んでいた新田由憲さん、みゆきさん夫妻。鶏に食べさせる餌にこだわった卵は、黄身が通常のものより薄い爽やかなレモン色をしているのが特徴。新鮮で美味しいだけでなく、「何より餌の内容がすべて分かるので安心」と知人からも評判が良く、地元では「勇知のたまご」として知名度も高かったそうです。しかし、稲作もできる場所として由憲さんが東川町への移住を決断。平成19年から山間部に土地を借り、自分で建てた小屋の中で、ボリスブラウンという品種の鶏を主体に、独自に配合した餌を与えて平飼いをしています。

 東川で養鶏を再開しましたが、「勇知のたまご」で販売することはできません。そこで、東川町内限定で、新聞に名称を募集する折込チラシを入れたところ、53件の応募がありました。その中から選んだのが「大雪(たいせつ)なたまご」。30代の主婦が応募したもので「大切」と雄大な山並みの「大雪」山をかけています。1個52円と高めですが、東川町の道の駅などで人気商品となっているそうです。


★「大雪なたまご」(500g入)520円(税込) 
東川の道の駅で販売されている「大雪なたまご」

 

都会にはなじめない

 由憲さんは大阪の出身。大学生のころ自給自足の道を探し、関西の過疎の山村に飛び込み、真の自立とは何かを考えました。その後、平成元年に知人を頼って道北の豊富町へ移住。単身で生活を始めました。一方のみゆきさんは、稚内の出身。都会暮らしに憧れましたが、会社員時代に都会に出張したり、短期間ではあるが都会で暮らしたりするうちに、なじめないことに気付いたといいます。

 そんな2人が稚内の山岳会の集会所で出会います。平成3年に2人は結婚。宗谷の広大な丘陵地で牛を飼いを始めました。多いときは20頭近くを飼育していましたが、数年後のある日、突然由憲さんを病魔が襲いました。「3日間、まったく体を動かすことができませんでした。動いたのは目だけ。腰の骨にヒビが入っていたようで、過労が原因でした」と由憲さん。


(左)小屋の中ではボリスブラウンという種類を主体に飼育
(右)由憲さんが自分で建てた鶏小屋

 

娘さんの卵アレルギーが改善

 特に有効な治療方法もなく、安静にしているだけの日々。1週間ほどで退院しましたが、牛飼いを続けることはできなかったため、やむなく離農し勤め人となりました。

 そんな中、離農する農家の跡地を購入して住むことになりました。ところが、乳児だった娘さんが卵アレルギーであることが判明。そこで自家用に10羽の鶏を、餌を考えて飼い始めました。すると娘さんは少量ではありますが、自分たちの鶏の卵なら食べられるようになりました。

 その翌年、養鶏をやめる知人から平飼いの鶏400羽を販路も含めて突然買い取ることになり、これが養鶏で商売を始めるきっかけになりました。また、それまでの販路以外にも販売努力する中、「餌の内容が分かるので、安心して子どもに食べさせられる」と言われました。

 これで、みゆきさんは自分の卵に自信を持つことができました。さらに口コミで評判が広がり、自然のままに育てられた「勇知のたまご」として知られるようになりました。

 

稲作も出来る場所

 一方の由憲さんは、自分の食べるものは自分で作るということを基本に、稲作の道を探り続けていました。妹背牛や滝川などの空知地区のほか、旭川で新規就農者の受け入れ先を探しましたが見つかりませんでした。

 そして平成18年、東川町の役場に移住の相談に行きました。その時、すでに東川の農家が、由憲さんを稲作の研修先として受け入れてくれることが決まっていたのです。20年以上も有機栽培で稲作を行っている農家で、由憲さんにとって理想の場所でした。


卵料理などが食べられる「ファーマーズカフェ・風土」

 

購入者の7割以上は宅配

 翌19年4月に由憲さんが稲作研修のために一足早く東川に移住。さらに稚内の農場売却に伴うトラブルから、急遽東川で養鶏業も続けることに。研修先の農家の紹介で山間部に土地を借り、1カ月で自力で小屋を建て、養鶏の準備を進めました。9月にはみゆきさんが、鶏200羽を引き連れて移住してきます。

 鶏に食べさせる餌は、道産小麦、羽幌産の魚粉などのほか、東川産のくず米など。ボリスブラウンという羽の茶色が鮮やかな鶏を、昔ながらに地面の上でオスとメスを一緒に飼っています。名称は「大雪なたまご」になりましたが、「勇知のたまご」と同様に黄身がレモン色なのが特徴です。

 みゆきさんによると「たまごかけご飯も美味しいですが、ちょっと加熱して温泉たまごかゆでたまごにするといいですよ」と言います。東川の道の駅などでも販売していますが、“体に優しい卵”との口コミでの評判が広がりを見せたため、宅配による購入者が7割以上を占めます。

 また、平成21年には旭岳へ向かう道道沿いに「ファーマーズ・カフェ風土」をオープン。「大雪なたまご」がその場で味わえる店で、調理師免許を持つみゆきさんがオムライスやオムカレーなどの卵料理を提供しています。生産から宅配、そして料理の提供へと。“大雪”のふもとにオープンしたカフェは、消費者との交流を“大切”にしています。その努力を認められ、ファーム・レラは平成21年に第6回コープさっぽろ農業賞・特別賞を受賞しました。

 

  ファーム・レラ

 
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