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最終更新日:2017年11月06日(月)


かみかわ食べものがたり : 高砂酒造「国士無双」


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(ジャンル)食べものがたりトップページ > 飲料・酒類 > 高砂酒造
辛口への流れ読み全国的大ヒット
仕込んだ酒の発酵具合を見る森本さん
高砂酒造「国士無双」
かみかわ中部 旭川市
看板銘柄は高い人気

 「昭和30年代から40年代にかけては、酒は甘口が主流でした。それは、当時の嗜好というより、時代の流れだったと思います。そんな中で、高品質な辛口へのニーズが高まるという流れをいち早く見抜き誕生したのが『国士無双』です。昭和50年の発売以来、全国の人たちから愛されています」と話すのは、高砂酒造の総合企画課で係長を務める山崎浩一さん。辛口ファンの期待に応えた同社の看板銘柄が、いまなお高い人気があることを説明します。

 一方、酒を仕込むのは杜氏の森本良久さん。酒造りを始めて22年目を迎えますが、高砂酒造に来てからはまだ7年目。「ようやく、国士無双の味が出せるようになってきた」と謙遜しますが、平成21年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞。目標に掲げていた3年連続での受賞です。日本清酒の札幌工場で培った技術は、旭川でもさらに磨き上げられています。

★「国士無双 烈」(720ml)1,430円(税込) (1,800ml)2,551円(税込) 看板商品の特別純米酒
(右上)工場の敷地内に作られたアイスドーム
(右下)ドーム内で搾られる「一夜雫」

 

わずか10年で酒蔵建設

 高砂酒造は、明治32年に「小檜山酒造」として創業。旭川で雑穀商を営んでいた小檜山鉄三郎が、知り合いの酒造場から酒造りの道具一式を譲り受けたのが始まりとされます。旭川では4番目の酒造業者でしたが、その後、酒の需要は増え続け、10数軒にまで拡大。このため旭川は「北の灘」とも呼ばれるほど、酒造業の盛んな地域として知られていくことになります。

 そんな厳しい競争世界の中で、「小檜山酒造」は丁寧で堅実な酒造りを続け、わずか10年で酒蔵を建設。現在も宮下通り沿いにある住居兼酒造場の建物で、旭川の歴史的建造物にも選ばれています。当時造られていた酒は「旭高砂」と「福泉」の2種。名酒の呼び声も高く、売れ行きは好調でした。


工場内には数多くの仕込みタンクが並びます

 

全国鑑評会で道内初の金賞

 しかし、地元では名の知れた銘酒であっても、全国的な品評会での評価は低いものでした。そこで危機感を覚えた旭川の蔵元たちは、結束して技術交流や蔵の公開を行い、技術の向上に取り組みます。

 そして大正15年、「小檜山酒造」は全国新酒鑑評会で見事金賞を受賞。北海道の蔵元では初の快挙で、旭川の酒造りのレベルの高さを全国に知らしめました。昭和4年には、当時としては珍しい鉄筋コンクリート作りの酒造工場も建設するなど、事業を拡大していきます。

 

知名度が一気にアップ

 順調に業績を伸ばしていた「小檜山酒造」は、市内の酒造会社を吸収合併し、昭和40年に「高砂酒造」に改名。新たな酒造りにも取り組んでいきます。

 そんな“高砂”をさらに有名にしたのが、「国士無双」。甘口から辛口への流れを感じ取り、杜氏と蔵人が渾身の作として昭和50年に世に送り出しました。これが全国的なヒットとなり、高砂酒造の知名度は一気にアップ。

 人気ブランドとして定着している「国士無双」シリーズは、現在10数種類にも及びます。なかでも、代表銘柄となっているのが「特別純米 国士無双 烈」。酒造好適米の1つとされる「美山錦」を、精米率58%で使用。上品な香りと、深い味わいが日本酒好きに受けています。


明治42年に建てられた酒蔵は、今も昔と変わらぬ風格が漂います

 

蔵人たちをまとめる杜氏

 森本さんは「大学では化学を専攻していたのですが、日本清酒に入社して、初めて酒造りの技術者になりました。札幌工場では機械化が進んでいますが、高砂では手作業の部分が多いのです。また、こちらの水はミネラル分の少ない軟水ですが、札幌では逆にミネラル分の多い硬水を使っていました。当時の杜氏から作り方を教えてもらいましたが、同じようにやっても失敗することがありました。3年目を迎えた頃、ようやく国士無双の造り方が分かってきました」と環境が違う中での酒造りの難しさを説明します。

 全国にいる国士無双のファンのためにも、発売当時の味を引き継がなくてはなりません。森本さんにかかる期待は大きいものがあります。「蔵人は20代から60代までいますが、杜氏として全員の能力を十分に引き出すことが求められます。また、自分がやっていることのレベルを上げることも必要になりますね」とも付け加えます。

 

新たな看板商品「一夜雫」

 国士無双に続き、高砂酒造が力を入れているのが「大吟醸 一夜雫」。雪が多く、マイナス20度近くになる極寒の環境を酒造りに生かそうと、試行錯誤を重ねて開発されたのがこのお酒です。平成2年に東海大の教授が考案した「氷室(ひむろ)」と呼ばれるアイスドームを工場の敷地内に作り、その中でできたもろみを酒袋に入れて吊るします。圧力をかけずに、滴り落ちてくる酒をそのまま瓶詰めにした贅沢な酒です。

 森本さんは「一夜雫を作るときは、意気込みが違います。兵庫産の山田錦を35%まで精米したものを使い、米の良さを十分引き出すよう、付きっきりで発酵の具合などを見ています」と話します。こちらも高砂の“伝統”である辛口に仕上がっているそう。国士無双とともに看板商品への道を歩み続けています。

 

みなさまにお知らせ

「大吟醸 一夜雫」ですが、平成28年の醸造をもって終売しております。

今後とも高砂酒造「国士無双」をよろしくお願いいたします。

 

  高砂酒造株式会社


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