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ホーム > 産業振興部 > 商工労働観光課 >   かみかわ「食べものがたり」: 当麻グリーンライフ「純米造り吟醸甘酒」


最終更新日:2016年3月23日(水)


 かみかわ「食べものがたり」: 当麻グリーンライフ「純米造り吟醸甘酒」


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当麻グリーンライフ
「農業は天命だと思う生きがいだねやりがいがあると思わなければ出来ない」と有限会社当麻グリーンライフ代表の瀬川守さん
当麻グリーンライフ「純米造り吟醸甘酒」
かみかわ中部当麻町



 「麹菌ってのは、すごい働きをする。この発酵技術は日本独特のもの。西洋には動物性発酵のヨーグルトなどがあるが、日本の納豆、醤油など植物性発酵技術は世界に冠たるもの。これを体に取り込めるのは、日本人のラッキーなところなんだよ」と、有限会社当麻グリーンライフ代表の瀬川守さん。そして日本人にとってラッキーな飲み物が、同社が作る「純米造り吟醸甘酒」です。

 飲み口はとてもスッキリとした甘さ。喉越しも良く、今までの甘酒のイメージをくつがえす飲みやすさ。甘酒が苦手だと言う方にもお勧めできる美味しさです。その秘密は、一般的な甘酒のように酒粕ではなく、米麹で作っているから。

 同社では自社工場でトマトジュースやジャム、味噌などの加工品も販売しています。米を発酵させて作る麹。その麹を白米と合わせて、じっくり寝かせ、甘みが出た頃で止めます。砂糖などは一切使っていないのに何故か甘い、米と麹だけで作った天然の甘酒です。甘酒は、ブドウ糖と必須アミノ酸を多く含み、天然吸収型ビタミン群が溶け込んでいます。昔は、夏バテ防止にも飲まれていたそうです。

 「初めは、失敗の連続。なかなか甘さが出ない。温度管理や何工程もある中のどこか1つ狂っても、この味は出ない」。その伝統技術の味を、ぜひ若い人達に飲んでほしいと瀬川さんは願っています。「こんな素晴らしい食品は無い。朝飲むとすっきりする健康食品です」。そう自信を持って勧めるのは、実は原料の米も自社で栽培する安全な有機栽培米と特別栽培米だから。その言葉には、瀬川さんが長年貫いてきた有機栽培への信念が息づいているのです。


★「純米造り 吟醸 甘酒(有機栽培米使用)」 200ml 335円(税込)
★「純米造り 吟醸 甘酒(特別栽培米使用)」 200ml 280円(税込)

特別栽培米のほうが有機栽培米より、かすかに甘みが強め
当麻産のお米「とっとき米」の米麹だけで作った添加物の無い天然の甘酒江戸時代から伝わる秘伝の技です冷やして飲むと、より爽やかな甘さが楽しめます





 「農家はみんな、自分が作った米が一番美味しいと思っている。自分達の米を直接消費者に食べてもらおうと声を掛けました」。農家の4代目として米作りに向き合ってきた瀬川さんは、有機栽培を目指し、こだわりのお米を直接消費者に販売したいと、平成2年に当麻グリーンライフ研究会を設立。化学肥料・化学農薬を50%削減した特別栽培米「とっとき米」を販売。当初50戸だった研究会メンバーの農家も、全盛期には200戸に。契約消費者も平成5年の大凶作の時には3万戸にまで急増したこともありました。平成3年から、契約消費者を水田に招き「ひえとり(稗取り)ツアー」を実施。互いに顔が見える関係は、生産者の意欲を高めました。

 平成10年には、有機農産物の生産・販売に取組む農業生産法人「有限会社当麻グリーンライフ」を設立。本格的な有機栽培に挑む決心をした農家12戸が集まりました。「ビジネスチャンスとしての有機JASだと思われるかもしれないが、有機農業をやるというのは生き様である」。

 瀬川さんが有機栽培の必要性を実感したのは、自分の体が農薬に過敏だった事がきっかけでした。それはハウス栽培をするようになって特に体に現れ、「農薬を使っていたら体に悪いと思った」そうです。

 自分自身の健康を考えることは、農薬の影響から目を背けては考えられない。自身の健康とイコールで繋がっていたのが、有機栽培だったのです。


自社栽培のお米を麹菌で発酵させて作ります製造中の麹(右)





 「草1本生えていない農場は、我々の目から見ると異常にしか見えない。しかし日本では、草が生えていることに罪悪感を感じる教育を受けてしまった」。大切なのは、草と共生すること。栽培の仕方を工夫したり、芝生のように手入れをしていれば綺麗に見える。しかし、それさえ大変だからと除草剤を撒く。「それが良いか、どうかの価値観を誰も論じていない。それは地球のためであり、環境のためであるのに」。昆虫でも作物に良い虫がいますが、その環境は草がないと整いません。例えば、アブラムシがたくさん付いても、草が生えていればテントウムシがきて卵をどんどん産み、幼虫がアブラムシを食べてくれます。

 「生育として栽培しているものが、それに圧倒的に負けてしまっては駄目だが、自然のバランスが取れているのが1番理想的」。作物も自然の中で共生して育ちます。自然環境のバランス、そこにあるのが有機栽培の原点なのかもしれません。

 瀬川さんは土壌微生物のバランス、土作りにも力を入れています。肥料は米ぬかなどの有機質肥料に微生物を入れて発酵させたボカシ肥料や、土こうじ、木屑堆肥などを使用しています。

 「化学肥料は硝酸イオンが高く出るが、有機栽培は硝酸イオンが少なくマイナスイオン(抗酸化イオン)の数値が高い。食品も酸性に傾いているか、マイナスに傾いているかは大事なこと。土の中も同じです。化学肥料や農薬をやっていたら、酸化する。食品は、これから間違いなく健康のためにどうしたら抗酸化の食品に仕上げられるかがテーマになっていきます」と熱く語る瀬川さん。人の健康を未来へ繋ぐ1つの手段、それが有機栽培なのです。







 平成20年には、国で有機農業推進法が定められました。それに伴い全国50数箇所の有機農業のモデルタウンを設定。その1つが当麻町であり、その会長が瀬川さんです。モデルタウンを募集している事を知った瀬川さんは、膨大な資料を作り申告書を提出。その条件は、町・農協・公共団体を募って有機農業推進協議会を立ち上げること。瀬川さんは、奮闘して協議会としての形を整えました。

 「日本も、やらざるを得ないところに来ている。農家はみんな、覚悟を持って作っている。覚悟をしないとできない。自分達が作ったものを人に食べてもらうのだから」。社会的意義と環境的意義を持つ有機農業。その中で、瀬川さんは、叫び続けます。「喰い改めよ。食は命」。消費者自身がしっかりとした目で選び、農業を支持しなくてはいけない。それは次の世代へと繋げるためにも、私達が変えていくことなのだと。





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