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ホーム > 産業振興部 > 商工労働観光課 >  かみかわ「食べものがたり」: 村にあるものを ねっぷえいど


最終更新日:2016年3月23日(水)


かみかわ「食べものがたり」: 村にあるものを ねっぷえいど


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旧咲来小学校前のそば畑で。代表の加藤直樹さん(右)と玉田健(左)さん。 旧咲来小学校前のそば畑で。代表の加藤直樹さん(右)と玉田健(左)さん。 

村にあるものを ねっぷえいど かみかわ北部

タイトル

 7月中旬の音威子府村はそばの花が満開。いたるところで白い可憐な姿を望むことができます。そんな音威子府中心部から5kmほど南に行くと、咲来(さっくる)という集落があります。ここで農業を営む若者たちが平成27年の正月に立ち上げたのが、「村にあるものを ねっぷえいど」。音威子府を代表する作物であるそばを使って、村のPRに取り組む団体です。

 「音威子府といえば黒いそばというイメージが、村民にも根付いています。ただ、同じものを出しても意味がない。ちゃんとすみ分けをして、ターゲットも明確な商品にしたかった」と話すのは、代表の加藤直樹さん。音威子府村にある「加藤農産」の代表・杏理さんのご主人です。

★石臼挽きの発芽そば「初芽むらおこし」(乾麺)。200g入り380円(税込・自社小売価格)
さっぱりとした風味と、のど越しの良さが特徴。アレンジ料理にも使いやすい味わいのそばです。
★石臼挽きの発芽そば「初芽むらおこし」(乾麺)。200g入り380円(税込・自社小売価格)
さっぱりとした風味と、のど越しの良さが特徴。アレンジ料理にも使いやすい味わいのそばです。


タイトル

 直樹さんは福岡県の出身で、長年東京で暮らしていました。映画や小説の勉強をしている頃、よく通っていた飲食店で働いていたのが、こちらも勉強のために東京に出ていた杏理さん。この時からすでに杏理さんは、「いつか自分が実家を継ぐんだと思っていた」のだそう。

 いざ杏理さんが加藤農産の代表になると決まった時、直樹さんも一緒に音威子府に戻り、結婚しました。海沿いの町で生まれ、農業とは縁のなかった直樹さん。杏理さんの祖父に指導を受けながら、そばの生産に必死に取り組んでいます。

 ただ、直樹さんには気がかりがありました。音威子府や咲来の農業者にも同年代の若者がいるのに、ほとんど交流がないこと。存在は知っているのに挨拶もしない仲というのは問題ではないか。そう考えて立ち上げたのが、任意団体であるねっぷえいどでした。約1年の活動期間を経て、株式会社へと発展させたのです。

 目的は「音威子府のことを、道内外の人に知ってもらうこと」。

 全員が農家であるため、代表作物であるそばを看板にしてはいますが、直樹さん、杏理さん、杏理さんの弟・栄市さんが音楽が得意だったこともあり、村のお祭でバンド演奏を行うなど、ちょっと変わった活動も。

 「音威子府の若手農業者がなんか面白いことやってるな、って注目してもらえるかなと(笑)」。

 音威子府で音楽フェスを開催するというビッグな夢もあるといいます。

左から杏理さん、玉田さん、直樹さん、栄市さん。栄市さんは平成27年現在、札幌でバンド活動をしています。
左から杏理さん、玉田さん、直樹さん、栄市さん。栄市さんは平成27年現在、札幌でバンド活動をしています。


タイトル

 加藤農産の敷地内には、小さな「そば挽き小屋」があります。自分たちで育てたそばの実を厳選し、石臼でゆっくり丁寧に挽いて袋詰め。別会社に依頼して乾麺にする他、そば粉での注文も受け付けています。 

 そば粉、乾麺の両方が商品として存在することで、そば打ちの実演販売や飲食店へ材料として卸すこともでき、また食事としては提供がない場合でも乾麺の販売ができるのが大きなメリットです。

 これを活かし、札幌市北区にある「麻生キッチンりあん」では、ねっぷえいどのそば粉を使った料理を期間限定で提供。他にも、北海道主催の「北のめぐみ愛食フェア」などにもできる限り参加し、消費者に近いところでのPR活動を行っています。

 「そば粉も、一度使っていただいたところから再注文が入ることが増えてきました。僕たちのそば粉で打ったそばを食べたお客さんが、乾麺を買って帰ることができる。その逆もあり。粉と麺の両方をうまく活かして、音威子府そばの美味しさと、音威子府の存在自体をもっと広めていきたいです」と直樹さん。

 こうした地道な活動を続けることで需要が増えれば製造量が増え、そばの生産にも力を入れることができる。工房で働く人を雇うこともできる。販売担当もつけられる。音威子府の名産・そばをきっかけとして、村に雇用を生み出すことも、ねっぷえいどの目標なのです。

これが石臼。ゆっくり時間をかけて挽かないと粉にならないので、非常に手間がかかる製造方法です。
これが石臼。ゆっくり時間をかけて挽かないと粉にならないので、非常に手間がかかる製造方法です。


タイトル

 「ものの本によると、発芽することで成分の変化はあるんだそうです。食べてみると、発芽していないそばに比べるとまろやかに感じられると思います。発芽にエネルギーを使うので、そば独特のえぐみが緩和されるのだとか。そばの風味が大好きな方には薄く感じられるかもしれませんが、僕たちはこれがチャンスだと思っている。これまで、そばの味があまり得意でなかった人たちや、そばを食べる文化が薄いエリアがターゲットにできる。実はそれが関西以西なんですよ」と、直樹さんが語り始めました。

 実は平成27年現在でも、京都のとあるそば店に原材料として卸しており、かなり評価が高いそうです。さらに、ホテルレストランのイベントをきっかけに、九州のテレビ局に勤めるそば好きの方の目に留まり、多くのそば店へサンプル提供ができるようになったといいます。しかもこの方、ねっぷえいどのそばを愛するあまり、個人でPRしてくれているのだそう。

 そんなねっぷえいどの次の目標は、道外にそば店を開くこと。実はもう、本格的に計画が進んでいます。

 「テレビ局の方のおかげで、食べてもらえれば、美味しさを実感していただけると確信できました。それならば、まずは食べられる場所を作ることから始めようと。順序が逆じゃないかとか、無謀じゃないかとか、ベテランの方たちはいろいろご意見あるとは思いますが、何もしがらみのない若手農業者だからこそ、今までの常識を覆すようなことができるはず。今だからこそです」。

 北海道一小さな村・音威子府村の、咲来という小さな集落で誕生した若者たちの挑戦。じっくり見守っていきたいものです。

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かみかわ南部http://www7a.biglobe.ne.jp/~creamery-gnome/