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最終更新日:2019年3月18日(月)

かみかわ食べものがたり : 和寒シーズ


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カボチャの町・和寒町の新しい特産物に工房でペポナッツへの想いについて語る、若き社長・平崎徹さん。工房は秋から冬にかけてのみ稼動します。 
株式会社和寒シーズ かみかわ北部 和寒町

タイトル

 「ペポナッツ」という名前、聞いたことがあるでしょうか。ハロウィンの時に飾られるペポカボチャの仲間「ストライプペポ」の種です。さまざまな栄養を含んでおり、例えば鉄分、亜鉛はアーモンドの約2倍。ヨーロッパでは健康のために摂り入れる習慣があるほどです。

 カボチャ作付面積・収穫量ともに日本一を誇るカボチャの里・和寒町で、ペポカボチャの種が商品化を果たし、販売を開始しました。製造を行っている「株式会社和寒シーズ」は、和寒町の畑作農家が立ち上げたペポナッツ専用の加工・販売会社。業務用の大袋の他に、一般の消費者の方々にも楽しんでいただこうと、そのまま食べられるように炒ったペポナッツの小袋も用意しています。

画像 わっさむペポナッツ(ロースト)
★「わっさむペポナッツ(ロースト)」30g入り。100g入りもあります。ついつい手が止まらなくなる美味しさです。ちなみにラベルは平崎夫妻が一つずつ手で貼っています。 


タイトル

 ペポナッツは西洋カボチャの種に比べて大きくコクがあり、カボチャの種というよりナッツを食べているような感覚。西洋カボチャの種よりも緑色が濃く鮮やかで、お菓子のトッピングとしても映えます。しかも国産のカボチャの種というものが皆無だという現状から、和寒シーズが注目したのは「原材料」としてのペポナッツの活用でした。

 かねてより北海道の農業試験場では、カボチャの食用種子の品種改良に取り組んでおり、また食クラスター連携協議体の重点事業としても、ペポナッツが取り上げられていました。その流れで和寒町にて試験栽培が始まり、ペポナッツを商品化する取り組みを始めたのが、カボチャペーストを作っている「わっさむファクトリー」でした。ところが、カボチャペーストもペポナッツも、原材料であるそれぞれのカボチャの収穫時期は一緒。作業の繁忙期が重なってしまいます。そこで別会社として平成25年に立ち上げたのが和寒シーズでした。


タイトル

 ペポナッツは収量性が高く粒も大きく、数も多いので加工しやすいそうですが、作業の大半は人の手が欠かせません。

 「和寒町内で栽培しているペポカボチャは、すべてうちで加工しています。納入されたら、大きな包丁で実を割って種だけを吸い取る。洗って乾燥した後に、オブラートのような薄皮を取り除いて真空パック、という流れ。小売用は乾煎りしています」と、平崎社長が工場を案内しながら説明してくださいました。

 実は、原料受け入れからパックするまでに5日近くかかります。オイルが取れるほど油分が多いのが原因なのか、低温でゆっくり乾燥させないとえぐみが出て美味しくなくなるのだそう。これは実際に工房で働く方の生の声。油が酸化すると味が落ちてしまうため、さらに小売用・業務用ともに真空パックしています。

 「今は乾燥の工程に3日かかっていますが、手間がかかっても美味しい商品を出したいという、製造担当の方の思いを大切にしたいんです。ただ、もう少し効率化できれば、働く皆さんの負担も軽くなる。そのためにも今は、地道な販促活動をして収益を上げることが大切だと思う」と平崎社長。

 道内各地はもちろん、道外への販路確保も目指して飛び回っています。

画像 ペポカボチャと、種取り出し作業 入荷したペポカボチャを割り、種を取り出します。作業のほとんどが人の手と目で行われています。 

 

タイトル

 平成27年の春、北海道や和寒町なども協力のうえ、初めての加工商品が誕生しました。それが「ペポたると」。愛知県の製造会社が千歳市に工場を建て、開発に取り組んだスイーツです。トッピングにペポナッツが使われているだけでなく、あんには果肉を練りこんでいます。

 「今までの和寒にはないおみやげ品なのか、実は町内でよく売れているんですよ。誰かにプレゼントしたい品物が地元に生まれたことにも意義があると思います。また、ナッツを使ったお菓子が出たことで、メディアに扱ってもらうことが増え知名度がアップ。お菓子と並べてナッツも置きたい、という注文が増えてきました」と、平崎社長がうれしそうに語ってくれました。

 ナッツ以外への商品展開は和寒町、北海道も積極的に取り組んでおり、大学との共同研究で果肉を使った商品も研究中だといいます。近い将来、第2弾のペポカボチャ商品が生まれるかもしれません。

画像 ペポタルト
行政と民間、共同で作り上げた渾身の第一号「ペポたると」。和寒町内の他、旭川、札幌などのお土産店で購入できます。 

 

タイトル

 和寒シーズの理想は、ペポナッツを原料とした商品の誕生です。

 「ホテルレストランのシェフに使っていただいた時は、ご自分で加工してプリンのようなスイーツにされました。色も良く、料理する側としてはペースト状だと使い勝手が良いというご意見をいただけたんです。そこからトッピング以外の活用方法のアイデアが生まれて、いろいろと試作は始めています。道内の食品メーカーさんに使ってもらい、北海道生まれのパンやお菓子が生まれるとうれしいです」。

 風味が良い、色がきれい、しかも国産という利点を活かして、「ちょっと贅沢なピスタチオ」のような立ち位置に持っていきたいのだと平崎社長はいいます。

 「北海道の協力もあってたくさんのチャンスに恵まれています。ですがまだビジネスとしては成立していません。逆に言うと、何もかもこれからという段階。楽しみですよね」。

 第2、第3の道産子商品の誕生を目指して、和寒シーズの挑戦はまだまだ始まったばかりです。

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