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最終更新日:2016年3月23日(水)


 かみかわ「食べものがたり」: 中川町商工会


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(ジャンル)食べものがたりトップページ > 飲料・酒類 > 中川町商工会
商品コンセプトを打ちたて、中心となってサイダー誕生に奔走した商工会副会長の佐々木さん。商品コンセプトを打ちたて、中心となってサイダー誕生に奔走した商工会副会長の佐々木さん。
中川町商工会 かみかわ北部

タイトル

 和柄のような外装と、その隙間から見える鮮やかなハスカップの色。平成25年に誕生した、「なかがわハスカップサイダー」です。現在、人気が高く全道的にも手に入りにくいというハスカップの果汁を5%も加え、キリッと炭酸を効かせました。発案から販売まで一貫して中川町特産品委員会が行い、PR活動に努めています。

 「平成14年頃から、中川町に新しい特産品を作ろうという取り組みが始まりました。いろんな試行錯誤を重ね、多くの方の協力を得て出来上がったのがこのサイダーです。実は面白い仕掛けがいくつも隠れているんですよ」と笑うのは、同委員会の中心メンバーである、中川町商工会副会長の佐々木英和さんと、経営指導員の横山英樹さん。二人は、この事業の開始時からの相棒です。

「なかがわハスカップサイダー」250円(税込・希望小売価格)。中川産を中心に、ハスカップの生の果汁が5%も含まれています。今後もバリエーションを増やしていく予定です。
★「なかがわハスカップサイダー」250円(税込・希望小売価格)。中川産を中心に、ハスカップの生の果汁が5%も含まれています。今後もバリエーションを増やしていく予定です。


タイトル

 前述の通り、平成14年から道のむらおこし事業計画に則って、中川町でも地域資源の発掘が始まりました。最初は、地元のお菓子屋さんに新しいスイーツを作ってもらったのですが、やはり賞味期限の問題で、長期間のPR活動には不向き。日持ちのする特産品を作るため、さまざまな商品開発に挑戦しました。
「わさびの里にしようという計画もあったんです。実際に長野県まで視察に行ったり、自分たちも農作業したりね」と横山さん。
 とはいえその頃の活動のおかげで、町内で「匠舎(しょうや)」という会社が立ち上がり、道の駅運営や商品開発、販売も手がけるようになりました。以前から名物として知られていた行者にんにく入りソーセージに続いて、フリーズドライのハスカップが入ったソーセージなど、中川生まれの美味しいものが次々登場しています。

 この活動を通してメンバーが考えていたのは、統一したコンセプト、統一したデザインで特産品開発をしようということ。多岐に渡る挑戦をしてきたものの、それぞれの生産者、企業で独自に作ってきたものであり、一般の消費者には伝わりにくいと感じていたそうです。
 そんな時、佐々木さんが考え出したコンセプトが、中川町特産品開発の方向性を定める決め手となりました。



タイトル

 「中川町の本当の姿は、実際に来てもらって感じてみないと分からない。商品を入り口にして、中川町に行きたいと思ってもらえるようなデザインにしたい」と考えたという佐々木さん。これまでの10年で出会った人々から、北海道在住のデザイナーやコピーライターを紹介してもらい、完成したのが「ナカガワのナカガワ」というキャッチコピーでした。

 そして最初に出来上がったのが、ハスカップサイダー。
 ビンを包むフィルムの格子のような模様をよく見てください。「中川」の文字が見えてくるでしょう。
 中川の文字の「ナカガワ」に、中川産ハスカップを使ったサイダーが隠れている。飲んでみないとその美味しさは分かりません。まさに、コンセプトを表現するにふさわしい商品となりました。
 さらにそれを包み込む3本入り用の箱。箱の内側には、中川町の魅力がイラストでぎっしり描かれています。

 「こうすれば読みたくなるでしょ?取っておきたくなるでしょう」と箱を広げる佐々木さんの横で、横山さんが語ります。
 「失敗にもめげず、10年間挑戦し続けてきた結果、『ナカガワのナカガワ』に行き着きました。最初の看板商品であるサイダーには特にこだわっていて、生の果汁を5%も入れています。サイダーって、無果汁とか入っても果汁1%程度のものが多い中、ちゃんと本物を使った。その分、賞味期限が半年しかもちませんが、(一般的には1年)中川の本質を見てほしいという思いを込めてこだわったんです」。


(左)「ナカガワ」のサイダーはきれいな赤紫色。よく冷やしてどうぞ。
(右)ビンにはそれぞれ異なる8種類のタグがついています。その「ナカガワ」にも「中川」の秘密が!
(左)「ナカガワ」のサイダーはきれいな赤紫色。よく冷やしてどうぞ。
(右)ビンにはそれぞれ異なる8種類のタグがついています。その「ナカガワ」にも「中川」の秘密が!

箱の内側には中川町の魅力をイラストで表現。
箱の内側には中川町の魅力をイラストで表現。


タイトル

 中川町からは、国道40号を中心に天塩町、遠別町、中頓別町、浜頓別町と、オホーツクと日本海側へ抜けることができます。また平成30年には道の駅周辺にバイパスの終点ができる予定もあり、中川町は重要な経由地点となるはずです。

 「パンケ山からは、日本海からオホーツク海までぐるっと見渡せます。天気が良い日は利尻富士まで見えることもあるんですよ。これは道北では唯一の場所。日本の最北端を見渡すことができる町だなんて、ロマンがあると思いませんか?」と横山さん。

 佐々木さんも続きます。
 「それまでに、中川町の魅力を特産品を通してお伝えして、足を運びたい町にします。たくさんの方に協力していただいて、町や商工会青年部の皆さんにもお世話になったからこそやってこられた事業。確実に結果に繋げていきます!」

  10年越しの仲間たちが生み出した、中川町の魅力発信事業。
 それはまさに、中川のナカガワを外に伝えるきっかけとなりました。

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