スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 産業振興部 > 商工労働観光課 >   かみかわ「食べものがたり」: 天然酵母の蒸しパン屋 しのぱん


最終更新日:2016年3月23日(水)


 かみかわ「食べものがたり」: 天然酵母の蒸しパン屋 しのぱん


イメージ フェイスブック ツイッター
イメージ
コンセプト 地域で探す ジャンルで探す かみかわ食の今昔物語
動画を見る


地域で探す
スペース
地域で探す
スペース
ジャンルで探す
スペース
肉類・卵
スペース
野菜・果物・お米
スペース
エゾシカメニュー
スペース
スイーツ・パン
スペース
飲料・酒類
スペース
漬物・レトルト類
スペース
調味料・ジャム
スペース
その他加工品
スペーサー

かみかわフードツーリズム

スペーサー
(地域)食べものがたりトップページ > かみかわ中部 > 天然酵母の蒸しパン屋 しのぱん
(ジャンル)食べものがたりトップページ > スイーツ・パン > 天然酵母の蒸しパン屋 しのぱん
店主の宇田川里香さん。道産小麦の美味しさに惚れ込んで蒸しパン屋を開きました。店主の宇田川里香さん。道産小麦の美味しさに惚れ込んで蒸しパン屋を開きました。
天然酵母の蒸しパン屋 かみかわ中部

タイトル

 手のひらに収まるサイズのコロンとしたフォルム。つやのある白い生地に、バナナやレーズン、オレンジピールなどのトッピングが目を楽しませてくれます。
 「しのぱん」の蒸しパンは、店主の宇田川さんが惚れ込んだ道産小麦を美味しく食べてもらうために考案したもの。小ぶりな見た目とは裏腹に、粘りすら感じるほどのもっちりとした食感や、天然酵母の酸味ある香りが特徴です。
 「温める時は蒸し直しをオススメしています。蒸し器がなくても、フライパンに少し水を張って、お皿に蒸しパンを載せてふたをするだけで代用できます。食感も味わいも蒸したてに近くなりますよ」と宇田川さん。
 レンジで温めたものとは比べ物にならないほど、小麦の風味が感じられるようになるので、その違いに驚くこと間違いなしです。

蒸しパン 1個110~160円(税込)。週替わりや季節限定なども含め、常時12種類以上が並んでいます。
★蒸しパン 1個110~160円(税込)。週替わりや季節限定なども含め、常時12種類以上が並んでいます。


タイトル

 宇田川さん一家は関東の出身で、平成18年の冬に北海道へやってきました。最初は富良野に住まいを構えます。
 「ご近所さんみんなで子どもを育てるような環境に住みたかったんです。学校から帰ってきたらお帰り、と声をかけたり、悪いことをしたら叱ってくれたりするようなね」。

 市内のスーパーに買い物に行くと、北海道産小麦がいくつか並んでいることに気付きました。何気なく購入してパンを焼いてみたところ、その美味しさに衝撃を受けたといいます。
 「今までに食べたことがないくらい、甘みがあってたまらなく美味しかった。この小麦だったらどうなる?あの小麦だったら?と、他の品種もどんどん試すようになり、道産小麦の魅力にとりつかれてしまったんです」。

 もともと、北海道に移住するなら自分で何かお店を開こうと考えていた宇田川さんは、蒸しパン屋を始めることを決意。開業場所はまだ決まっていないものの、試作を始めていました。

 道産小麦の蒸しパンは、ギュッと目が詰まっています。ずっしりと食べごたえのある食感は、例えるならお餅のよう。宇田川さんは、この味わいが気に入っているポイントだと話します。

 「実は、ダントツに美味しいと思うのはキタノカオリという品種です。ですがうちの蒸しパンにはどうしても合わなかった。商品にするには安定した品質を保つことが不可欠ですから、他の道産小麦で作っています。でも、自分で試作したからこそ違いを伝えられるでしょう。何より、自分がいちばんうちの蒸しパンを美味しいと思って食べていますから(笑)」。



タイトル

 富良野の後、ご主人の仕事の都合で一度江別へ。その後、東川町への移住を検討することになります。
 住まいや将来の開業場所を探しに役場へ行った宇田川さん一家は、その対応の素晴らしさに感激しました。また、大雪山の恵みである湧き水が各家庭の水源でもある東川町。水が美味しいことも蒸しパン作りには必要条件であることから、開業の地を東川と決めました。

 役場に紹介された賃貸住宅へ入り、ゆっくり土地を探そうと思っていたところ、間もなく現在の店舗兼住宅の土地が空いたと連絡が入ります。即決でした。
 平成21年の秋、住宅部分が完成します。店舗部分は宇田川さんのこだわりを実現するため、自分たちの手で少しずつ仕上げていきました。

 「冬になると大工さんも少し手が空くので、手伝ってもらいました。古い体育館みたいに使い古した雰囲気にしたかったので、普通の建材だった梁にもそんな加工をした板をかぶせたり、漆喰もあえて雑に塗ったり。担当してくれた大工さんはそういった建物を造る方ではなかったので、なかなかイメージが伝わらず苦労しましたが、3カ月ほどかけて完成しました」。

 宇田川さんがターゲットとしていたのは、20~40代の女性客。写真を撮ったり、友達に教えたくなるような店づくり、商品作りを考えていたからです。ところがいざオープンしてみると、年配のお客さんが多いということに驚いたのだとか。

 「最初は、三角形の蒸しパンだと思って来て、がっかりして帰っていかれる方も多かったんですよ。でも、娘さんやお友だちにもらったら美味しかったから、とご自分で買いにきていただく方が増えてきた。あと、お盆などご親戚が集まる時のお茶菓子として大量に買われる方も。ケーキとかおせんべいだと、どうしても年齢によって好みが分かれるけれど、うちの蒸しパンだと甘いのもしょっぱいのもあって、好きなものを選べるのが便利みたい。予想外のうれしい評価をいただいています」。

 夏期は店舗での直売が中心ですが、冬期は店舗での直売は日曜に限り、旭川市内各所で出張販売などを行っています。
 宇田川さんが大好きな道産小麦の蒸しパンを、いちばん美味しい状態で食べていただきたいという思いから、できる限り対面での販売を心がけているそうです。

陳列棚の奥、ガラス越しに作業場が見えます。ガラス窓のあしらいも可愛らしく、思わず写真を撮りたくなること請け合い。
陳列棚の奥、ガラス越しに作業場が見えます。ガラス窓のあしらいも可愛らしく、思わず写真を撮りたくなること請け合い。


タイトル

 東川町は、道内でも有数の観光地に成長しています。移住希望者も多く、分譲地を売りに出せばあっという間にいっぱいになるほど。評価の高い飲食店や、道内でも東川町にしかないショップなどもどんどん増えています。

 そんな中、平成26年には、道の駅ひがしかわの近くにお好み焼き屋の「オコメシ」、翌年には同店舗で昼間だけのハンバーガー店「しのばーがー」もオープン。ご主人が脱サラして始めた、これらも道産小麦を使った食事処です。

 宇田川さんが、静かに、でも熱のこもった口調で言います。

  「東川町といえば…という時に挙げられるお店の一つになりたい。お客さんは旭川の方が大半なんですが、『この道はしょっちゅう通るけど初めて知った』『最近できたんですか?』と、いまだに何組にも聞かれるんですよ。まだまだだな、って奮起する良い起爆剤です(笑)。旭川市民35万人全員に知ってもらうのは無理でしょうけど、大半の人が『東川といえばしのぱんだね』と言ってくれるようになりたい。それが夢です」。

 道産小麦に魅せられた移住者一家の大きな夢は、今日もふっくら、膨らみ続けているようです。

イメージ


  天然酵母の蒸しパン屋 しのぱん ショップ情報
ページトップへ
     
かかみかわ中部かみかわ南部http://www7a.biglobe.ne.jp/~creamery-gnome/