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ホーム > 産業振興部 > 商工労働観光課 >  採れたて野菜の朝ごはん : かみかわフードツーリズム


最終更新日:2021年3月11日(木)

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かみかわフードツーリズム トップページ > カフェヤマイチ
画像 採れたて野菜の朝ごはん 五感を刺激する体験で、地域のファンを増やしたい 採れたて野菜の朝ごはん
自分で収穫した野菜で作りたての朝ごはん

 アスパラのソテー、ミニトマト、さやいんげん、イチゴ…。プレートからあふれるほど盛られた野菜などは、実は直前に収穫したばかりのもの。パンは、地元小麦生産者が育てた「ハルユタカ」100%の自家製、また「かみふらのポーク」のローストポークには、こちらも自家製山わさびのディップを添えています。
 上富良野町・深山峠にあるカフェヤマイチでは、店舗横の畑で収穫体験を行っており、お客さまが収穫した野菜などで作る「収穫体験つき朝食プラン」を実施しています。

 国内外を問わず、夏場に観光客がどっと押し寄せる富良野・美瑛地域で、もっと心に残る温かな体験をしてほしいと考えた齊藤さんご夫妻は、食事に加えて、「食材を自分で採る」ところから始まる朝ごはんの時間を提供することにしたのです。

行動の原点は、「このまちを好きになってほしい」という思い

 この場所で店を構えて約40年になるヤマイチは、2代目の齊藤慎吾さん、恵さんご夫妻が切り盛りしています。開店当時、町内の日の出公園で期間限定のお土産店として使っていたプレハブ小屋をオフシーズンに置いていたのが始まりです。

 「外観がよくある売店のつくりだったせいか、人が集まるようになりました。ちょうど富良野を舞台にしたドラマが大人気で、全国からロケ地巡りのファンが訪れていた時期でもあったんです」と慎吾さん。観光情報を尋ねられることも多く、少しでもこのまちを好きになってもらおうという気持ちで、ガイドブックには載らないような絶景スポットなどを探すようになったといいます。

 現在のように、ランチや軽食、ソフトクリームなどを提供するカフェスタイルになったのは2012年のことです。5年ほど前の店舗の建て替えをきっかけに、お土産店という形を変えようと決意した齊藤さんご夫妻は、ソフトクリームや軽食を出せるように設備等を整えました。

 また、ランチ用の野菜を敷地内で栽培していたところ、野菜詰め合わせの依頼が来るように。珍しい野菜やハーブなど、需要があるものを少しずつ、必要な分だけ作るヤマイチの畑は、年齢層が高く、量はあまり食べられないけれど美味しいものを求めるお客さまの要望に答えていくうちに充実していったそうです。

自分たちの日常に、お客さまは感動してくれる!

 収穫体験を始めたのは、とあるお客さまからの一言がきっかけでした。

 「アスパラを見て、『どこまで食べられるの?』と聞かれたんです。僕たちにとっては、採れたてのアスパラは頭から根元まで全部食べるのが当たり前ですが、スーパーに並ぶ時には時間が経って根元が硬くなるから皮をむく必要がある。そのお客さまと僕たちの当たり前が違っていたんですね。じゃあ、採れたてを食べてもらおう!と収穫体験を始めました」。

 実際に、店舗すぐ横の畑でアスパラやズッキーニ、トマトやレタス、ハーブや珍しい西洋野菜などを収穫させてもらいました。一つひとつの作物について慎吾さんは細かな説明を加えます。
 例えば、アスパラは伸びるとスギナのようになること、切り口から甘いしずくがあふれること、星型きゅうりの作り方、近所の生産者さんとの面白いエピソード…。畑には感心の声や笑い声がひっきりなしに響きます。
 そんな裏話をたくさん聞いた後の収穫の瞬間は、よりワクワクと感動が受け取れるに違いありません。

 この収穫体験は、5月から8月までの間、臨機応変に対応しています。もちろん作物も日によって収穫できるものが変わりますから、恵さんの料理も日々異なります。
 その日、その時にしか味わえない体験と料理で、素敵な一日が始められそうですね。

画像 野菜畑と収穫された野菜 (左)「どれを食べたいですか?」と、お客さまに合わせて収穫する野菜もチョイス。(右上)アスパラ畑でガイドを行う慎吾さん。「アスパラの種って見たことある?」「花が咲いているよ」と、さまざまな気付きをくれます。(右下)こんなにたくさん採れました!
サイクリストの視点でのおもてなし

 齊藤さんご夫妻は二人ともサイクリストであり、その立場だからこそできるおもてなしにも力を入れています。サイクリストには重要な坂の傾斜情報や素晴らしい風景が見られるルートなど、よりサイクリングを楽しくする要素を、日々の生活の中で探しているのだそうです。
 さらに平成28年の春には、ピクトグラム(イラスト記号)の情報看板を作りました。有志で企画し、シーニックバイウェイ北海道と連携して製作したものです。

 「サイクリストは、休憩する場所で軽く飲食ができたり、サイクルスタンドがあったりするととても助かります。他にも、増え続ける外国人観光客のために英語ができるスタッフがいるかどうか、Wi-Fiがあるかといった便利な情報もほしい。そうした情報が一覧になるといいなと考えたんです」。

 なるほど、イラストで表現してあれば、言葉が通じなくても理解してもらえる可能性が高まりますね。この看板は、富良野・美瑛地域で齊藤さんご夫婦が協力を依頼した、飲食店などに設置されています。

画像 サイクリスト向け看板 カフェヤマイチにある看板。お二人のスキルが存分に活かせる内容が一目瞭然!
リピーターを作るのは、「素敵な思い出」

 慎吾さんは、自らのことを「思い出販売業」と語りました。
 「また上富良野に行きたい」と思ってくれるのは、そこで体験したことが素敵な思い出になっているからだと考えています。

 「美味しい食べ物、きれいな景色。それって、一度味わったらとりあえず満足してしまうことが多いのではないでしょうか。今、観光地に必要なのは、何度も訪れてくれるリピーターさんです。じゃあ、その方々は何を求めて来るのかと考えたら、『あの場所であれをまたやりたい』とか『あの人に会いたい』といった、そこでしかできない体験のリピートなんですよね。だから僕たちは、ヤマイチに来てくれた人がひとつでも素晴らしい思い出を持って帰ってもらえるように、僕たちができることは何でもやろうと思っています」。

 そう話すお二人の笑顔は、「ヤマイチに行けば、きっと素敵なことが起きる」と心を躍らせてくれるものでした。

画像 店舗外観 深山峠のてっぺんにあるヤマイチ。カラフルな外観が目印です。
お問い合わせ CAFÉ YAMAICHI/(株)ヤマイチ

北海道上富良野町西9号線北34号
電話/0167-45-3154
http://yamaichi.club/

★平成29年12月掲載

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