主に関東へ出荷されているしずお農場の生食用フルーツほおずきですが、繊細な袋は破れや傷みが出やすく、加工品の開発が急務でもありました。
年間通して提供ができ、保存や加工がしやすいものとしてジェラートを作ることを考えた山下さん。しかし、ジェラートの製造には専用の設備が必要でした。
そんな時、札幌でジェラートショップを展開する「GELATERIA Geream」の代表・柬理有美さんと出会います。
柬理さんも、フルーツほおずきを知り商品に取り入れたいと考えていたことから、2人は意気投合し、農商工連携事業の取り組みがスタートしたのです。
しかし実際の商品開発は一筋縄では行きませんでした。
「フルーツほおずきは小さな種が多く、生で食べるにはシャリシャリとした食感がアクセントになりますが、これが加工の際にネックになってしまいます。また酸味を活かすのか、それとも旨みを活かすのかで味わいがまったく変わります。さらに、ソフトクリームの機械に入れると固まりすぎて動かない…。とにかく失敗と改良を繰り返しました」と山下さん。
そうして、平成29年7月1日、「ゴールデンベリーのソフトクリーム」の販売に至りました。同時にカップに入ったジェラートも誕生。こだわりのミルクジェラートなどを合わせたギフトセットも販売スタート。(平成30年10月現在)
今後もプリンや焼き菓子などを増やし、士別発のおみやげを目指しています。
※ゴールデンベリーのソフトクリームは、現在お休みしています(2020年7月時点)
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