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ホーム > 産業振興部 > 商工労働観光課 >  「かみかわフードツーリズム」Chirai


最終更新日:2021年3月16日(火)

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chirai 世界一の村を目指す江丹別の食の拠点

画像 オーナーシェフの嵯城要介さんは釣りの腕も一流。店名のChiraiは幻の魚・イトウのアイヌ語名から名付けました オーナーシェフの嵯城要介さんは釣りの腕も一流。店名のChiraiは幻の魚・イトウのアイヌ語名から名付けました

地元食材を活かした料理を。20年目に決めた独立

 旭川の市街地から車を走らせること約30分、幌加内に向かう道路沿いに、レストラン「Chirai」があります。

 オーナーシェフの嵯城要介さんは、旭川グランドホテル(現OMO7)など市内のフレンチやイタリアンで腕を磨いたシェフ。「旭川やその周辺には、優秀な食材がいっぱいある。それなのに料理に活かしきれていないんじゃないか。もっと地元・近郊の食材を引き立て、生かす料理を作りたい」との想いから、シェフとして20年目に独立の道を選びました。

 店を出すなら街中が良いのか、郊外にしようか。考えを巡らせていたときに出会ったのが伊勢ファームの伊勢昇平さんでした。

伊勢ファーム・伊勢昇平さんとの出会い

 伊勢さんは国産の食材としては初めてJALとANAふたつの航空会社からファーストクラスの機内食に採用された地元の名品「江丹別の青いチーズ」の作り手。飛行機に乗って世界を飛び回るチーズを作っている伊勢さんは「江丹別を世界一の村にしたい」と思いも掛けない大きな夢を嵯城さんに語りました。そして「世界一の村に飲食店は欠かせない。ぜひ江丹別に店を開いて欲しい」と情熱的に嵯城さんを誘ったのです。

 「大きなことを言うなぁ、と思いましたよ」と、嵯城さんは当時を振り返って笑います。「でも、何もないと言われている江丹別には、伊勢さんの青いチーズがある。有名なのに地元で活かしきれてないんじゃないか。この青いチーズで加工品を作ったらどうだろうと思ったとき、地元食材の魅力を引き出したいという自分のやりたいことと合致した」。

 店の候補地そして自身の暮らしの拠点として改めて江丹別を見ました。すると、3人の子どもを田舎でのびのびと育てたいと思っていたこと、そのための小中学校や保育園など教育環境が整っていたこと、趣味の釣りに出かける朱鞠内湖へのアクセスが良いこと、車通りが意外に多いこと…など、自分が求めていた条件が揃っていることに気づきました。

 「世界一にもいろんな世界一がある。自分の思う世界一を、ここで目指してみよう」。こうしてChiraiは、伊勢さんが掲げた「江丹別を世界一の村にする」プロジェクトの第一号となったのです。

画像 Chirai外観 板張りで素朴な雰囲気がただようッChirai。店内には伊勢ファームの森から切り出してきた白樺がふんだんに使われています
江丹別世界一の第一号店として

 Chiraiの料理には、嵯城さんの「地元産」へのこだわりがたっぷりとつまっています。

 熟成されたコク深いチーズを使って香ばしく焼き上げたキッシュ、ボトムに仕込んだスパイスが独特の風味をピリリと引き立てるチーズケーキなどの看板メニューは、江丹別に店を開くきっかけとなった伊勢ファームの「江丹別の青いチーズ」を使ったもの。

 ミルクだけで育てた伊勢ファームの乳飲み豚は、通常では流通はしていない特別な品。肉質が柔らかくて脂の融点が低いため、口の中でさらりととろける味わいが特徴です。もともと肉加工品を得意としていた嵯城さんが、自家製ハムやパテ・ド・カンパーニュ、煮込み料理などに加工します。

 春先から雪が降るまでは、江丹別の農家が作る無農薬野菜を100%使います。釣り名人である腕を活かし、近所で釣れるヤマメを振舞うこともあるといいます。

 どれも「江丹別」という地域が与えてくれた恵みです。

画像 料理 伊勢ファームの森から切り出してきた白樺に嵯城さん自ら防水加工を施して作った特製の器が料理を引き立てます
画像 青いチーズケーキ 人気の「青いチーズケーキ」。ふるさと納税の返礼品にもなっています
画像 乳飲み豚 嵯城さんはシャルキュトリ(肉加工)が得意。自家製ハムなどが楽しめます
江丹別の恵み

 奇をてらわず素材とまっすぐに向き合った味わいは、すぐに「食通」たちの話題にのぼり週末のランチは予約を入れた方が安心、というほどの好評です。

 「正直、博打かな、と思ったところはあったけれど、思った以上に人が来てくれる」と嵯城さんも嬉しい誤算に表情を緩めます。

 「トータルでいいお店をつくるのは料理だけじゃダメ。良い人、良い素材に恵まれた。今度はこの店が出会いのきっかけの場になればいいかな」。

 今、お店の正面に、人気の「江丹別の青いチーズケーキ」の姉妹品として開発中の「青いバスクチーズケーキ」を販売するベーカリーが建つ予定があるそう。さらに、近くに宿泊できるツリーハウスを作りたい、という声も上がっているとか。

 伊勢さんが「世界一の村には飲食店が必要」と言った通り、Chiraiを中心に次々と新しい展開が広がっています。

 5年後、10年後、田園風景のなかにどんな新しい街が生まれているのか、これからの江丹別に目が離せなくなりそうです。

お問い合わせ chirai

北海道旭川市江丹別町中央121-1
電話/0166-76-4747
https://www.facebook.com/Chirai

    ★令和3年2月掲載

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