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最終更新日:2018年6月24日(日)


大雪ものしり百科:自然編|大雪山を楽しく利用しよう:その3


大雪山の山域の名称を知ろう!
 北海道を代表する山として大雪山という名称で親しまれていますが、実は大雪山という名称をもつ山はどこにもありません。北海道の中央高地を形づくる山々の集まりを総称して大雪山と呼んでいます。アイヌの人々は、石狩川源流域にそびえ立つ大雪山の山々を古くから「ヌタプカウシュッペ(川が曲がりくねった場所にいつもいるもの(神))」あるいは「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と神聖な表現で呼んでいました。

 「神々が遊ぶ庭」はとても広大で、中央部には直径約2kmのお鉢平カルデラ(旧爆裂火口の凹地)があり、それを囲むように北海道の主峰・旭岳(2,291m)、北鎮岳(2,244m)、白雲岳(2,230m)、黒岳(1,984m)などがあります。南部は高根ヶ原から始まり、忠別岳(1,962.8m)、化雲岳(1,954.3m)を経て、トムラウシ山(2,141m)、美瑛岳(2,052.2m)、十勝岳(2,077m)など標高2,000m前後の山々が50km以上にわたって連なり、東部は日高系の古生層からなる非火山性の石狩山群や、大雪山で唯一の自然湖、然別湖があります。この自然豊かで広大な大雪山は昭和9年(1934年)に、わが国最大の国立公園に指定され、その総面積は約23万ヘクタールと神奈川県とほぼ同じ広さです。これだけ大雪山が広いわけですから通常は、北大雪(ニセイカウシュッペ山、平山、武利岳等)、表大雪(旭岳、お鉢平周辺の山々、トムラウシ山等)、東大雪(石狩連峰、ニペソツ山、ウペペサンケ山、然別湖等)、十勝岳連峰(オプタテシケ山、十勝岳、富良野岳等)の4つの山域にわけて呼び、大雪山全体を一括して大雪山系、または大雪山連峰と呼びます。
大雪山国立公園のあらまし
 昭和6年(1931年)、わが国では初めてとなる国立公園法が制定され、昭和9年(1934年)「大雪山国立公園」が指定されました。大雪山国立公園は北海道の屋根と言われる大雪山連峰を中心として、面積は約23万ヘクタールの広大な地域です。この広さは神奈川県の面積とほぼ同じ規模ですからいかに大きなものであるかが分かります。主峰・旭岳(2,291m)をはじめ、多くの火山群を含み、石狩川、十勝川などの北海道を代表する大河も大雪山に源を発しています。

 大雪山における標高2,000m級の山岳地帯は、本州の3,000m級の山岳地帯と同じ程度の自然環境を持っており、豊かな高山植物の群生は日本の宝と言っても良いでしょう。

 また、この自然環境は北海道の中央にぽっかりと極地にも似た生態系を作り出しているのが特徴で、氷河期の生き残りといわれるエゾナキウサギを始め固有の昆虫、植物なども多いのです。
大雪山国立公園は、内容に応じて「特別保護地区」「第1種〜第3種特別地域」「普通地域」「原生自然環境保全地域」などに区分されています。
大雪山国立公園の範囲と規制区域
公園計画
国立公園の区域や保護計画・利用計画は、環境大臣が自然環境審議会の意見を聞いて定めます。




保護計画 保護規制計画 公園区域内で特に保護を必要とする特別保護地区や特別保護地域を指定した計画。
保護施設計画 絶滅のおそれのある動植物の繁殖事業の計画。
利用計画 利用規制計画 国立公園内を適正に利用するため、スノーモービルの乗り入れの規制や利用が集中する地域でのマイカー規制などの計画。
利用施設計画 ホテル、キャンプ場、登山道などの国立公園を利用するための施設の配置や整備の方針を定めた計画。
大雪山国立公園の保護・規制
特別保護地区 動植物の採取や損傷、土石などの採取には、環境大臣の許可が必要です。
特別地域 高山植物の採取や樹木の伐採、土石などの採取には環境大臣の許可が必要です。
普通地域 工作物の設置や土石の採取などは環境省の届出が必要です。
大雪山国立公園を保護する法律
 大雪山国立公園内では、建物を建てたり、木を切ったりするなど、自然の風景を変えるような行為は、自然公園法により規制されており、特に大切な場所の「特別保護地区」では、昆虫や植物の採取、たき火をする、落ち葉を拾う、石を持ち帰る等の行為を禁止しております。それらの行為を行う場合は、環境大臣又は、関係省庁並び知事の許可が必要となります。自然公園法以外でも、大雪山国立公園一帯は様々な法律(自然環境保全法、森林法、種の保存法、文化財保護法等)により保護されております。

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