結核について知りましょう

結核について知りましょう

最近の結核の現状

かつて「国民病」と言われた結核も、医療や生活水準の向上のおかげで、きちんと治療すれば完治する時代になりました。しかし、依然として結核は日本で主要な感染症です。諸外国と比較すると日本の結核の状況は、先進国のトップグループの罹患率とは差があり、中まん延国とされています。患者の高齢化、都市部への集中、重症発病の増加など、結核の抱える問題は多様化しています。

患者の高齢化

現在の高齢者は、若い頃に結核流行時を経験していて、すでに結核に感染している人が多く、体力、抵抗力が低下した時に、眠っていた菌が目を覚まし、発病しやすくなります。富良野保健所管内の高齢者の発病は全体の8割以上を占めています。

若い世代の結核

若い世代の多くは、未感染のため、菌を吸い込むと感染しやすく比較的早い時期に発病する危険があります。

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です

結核菌は、重症の結核患者が咳やくしゃみをした時に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによって感染します。結核は痰の中に菌を持った患者からしか感染することがありませんし、重症患者も、結核の薬を飲み始めると、痰の中の菌は激減するため、咳が止まれば周りの人に感染させる危険性は少ないので心配する必要はありません。
また、結核に感染しても必ず発病するわけではありません。通常は免疫機能が働いて、結核菌の増殖を抑えます。ただ、免疫力だけでは、結核菌を殺すことはできないので、免疫力が弱まると発病するというケースが増えています。
結核の初期症状は、風邪とよく似ています。咳や痰が2週間以上続いたら必ず医療機関を受診しましょう。早期発見が適切な治療につながります。

結核の予防について

結核は、注意をしていればそれほど怖がる必要はありません。2週間以上咳が続くようでしたら、必ず医療機関を受診しましょう。早期発見は本人の重症化を防ぐだけでなく、大切な家族や職場等への感染の拡大を防ぐためにも重要です。
また、胸部レントゲン検査の機会があれば受けてください。

家庭でできる予防法

  • 睡眠を十分にとる。
  • 適度にスポーツをする。
  • 好き嫌いをせず、バランスのとれた食事をする。

こんな時はすぐ病院へ

  • 長引く咳(2週間以上)、痰が出る。
  • 長引く微熱、胸痛、体重減少。
  • 長引く倦怠感(体がだるく活力がでない。)

結核と診断されたら

結核と診断されても、医師の指示どおり毎日きちんと薬を服用すれば治ります。
しかし、症状が消えたからといって治療の途中で服薬を止めてしまうと、菌が薬への抵抗力をつけ、薬が全く効かない多剤耐性結核菌になることもあるため、医師の指示どおり内服を継続することが大切です。保健所では平成19年4月に改正された感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下改正感染症法)に基づき、ドッツ(DOTS:直接服薬確認療法)で内服継続を支援しています。
また、改正感染症法に基づく結核医療費公費負担制度で、医療費が公費より負担される場合があります。詳細は、保健所にご相談ください。

結核から赤ちゃんをまもるBCG

抵抗力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、生命にかかわることがあります。結核を予防するためにBCG接種を受けましょう。
平成17年4月から、赤ちゃんのツベルクリン反応検査は廃止され、BCGは直接接種になりました。一生のうち一度だけの機会です。生後6ヶ月までに接種しましょう。

さらに詳しく知りたい方は

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お問い合わせ

上川総合振興局保健環境部富良野地域保健室(富良野保健所)健康推進課

〒076-0011富良野市末広町2番10号

電話:
0167-23-3161
Fax:
0167-23-3163

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