林業技術伝承の森
「林業技術伝承の森」は、地域林業の振興に貢献してきた篤林家が育成した模範となる森林について、林業技術の次代への継承を図るとともに、一般市民の森林・林業への理解を深めることを目的として北海道が選定しています。
上川南部管内では2箇所が選定されています。
法正林化を目指した林業経営技術(平成10年8月選定)
- 所有者:飯田 賢治(指導林家)
- 対象森林:東神楽町字八千代ヶ岡 1.80ha
- 樹種および林齢:カラマツ 67年生(令和3年現在)
専業林家として、森林約270haを所有し、法正林の充実を目指した林業経営を実践しています。
適地適木、適期保育を励行、対象森林は主伐目標を100年に設定し、現在まで除間伐4回、枝打ちを8mまで実践し地域の模範林となっています。
疎仕立てによる優良大径材生産技術(平成10年8月選定)
- 所有者:富良野市(旧 鴨田氏所有林)
- 対象森林:富良野市八幡丘 3.36ha
- 樹種および林齢:カラマツ 75年生(令和3年現在)
対象森林のカラマツ人工林では、大径材生産のための徹底した疎仕立ての施業体系により、
適期の保育が実施され、地域の山つくりの見本となっています。