10月25日に第3回となるたいせつ農業さくら塾の研修会を開催しました。さくら塾生からは4名の出席があり、関係機関からは美瑛町役場、美瑛町農業委員会の方が出席してくださいました。また、河村将寿さんと大塚勝子さんの2名を外部講師としてお招きしました。
まず、大雪山麓倶楽部の河村将寿さんから、全国青年農業者会議で農林水産大臣賞を受賞した春まき小麦のは種量と追肥が収量に与える影響についての発表をしていただきました。参加者からも試験区の選定や防除の方法について複数の質問があり、とても良い機会となりました。
次いで、北海道指導農業士でありパン工房ポコ・ア・ポコの代表でもある大塚勝子さんから、「これから農業に取り組む若い貴方へのエール」として講演をしていただきました。自身の農業経営を軸に講演を展開し、特に数字を把握することの重要性を説きました。実際に経営状況を数字にして見た結果として、大塚さん自身も小麦の作付けを減らし、他作物を導入するなどの決断をしました。
ペットにはエミューを飼っているそうで、深い緑色の卵には出席者もみな興味津々でした。また、大塚さんの経営するパン工房で作られた米粉を使ったパンもいただきました。
今回の研修では、上記外部講師のほか、普及センターから小麦の栽培技術や、生活設計、他地域での女性農業者の取り組みについて話し、美瑛町農業委員会からは農業者年金の話をしました。参加した塾生からは様々な質問が出され、活発に意見交換が行われるなど、とても意義のある研修となりました。
プロジェクト発表をする河村将寿さん
大塚勝子さんとエミューの卵を見る出席者
パン工房ポコ・ア・ポコの米粉パン
美瑛町農業委員会による農業者年金の説明