11月14日、美瑛町内の女性農業者を対象とした、スマート農業技術の体験研修会が実施されました。江別市にあるヤンマーアグリジャパン(株)北海道支社を訪れ、「見る・触れる・試す」ことでスマート農業を身近に感じる1日となりました。
この日はヤンマーの女性社員である「アグリガールズ」の皆さんにご案内いただき、女性7名での研修会となりました。
初めに、座学での農作業安全講習を行いました。「オートトラクター等の普及により女性の機械作業が増えると見られているが、“事故は自分にも起こるかもしれない”という意識を持つことが大事。」という言葉が印象的でした。
その後、屋外にてオートトラクターを試運転しました。参加者の中には、普段からよくトラクターを運転する方もいれば、一度も運転したことがない方もいましたが、「AT自動車を運転する感覚に近かった。」「運転する前は機械への苦手意識があったが、やってみると楽しくできた。」などの声が聞かれました。
屋内では、ドローンの操縦体験やシミュレーターでのトラクター操作体験を行いました。シミュレーターでノーマルモードとオートモードを比較することで、オートトラクターなら操作経験が少ない女性でもほ場を均一に耕起できることを実感しました。
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午後からは、緑色の車体に黄色のラインが特徴的なアメリカの農機メーカー“JOHN DEERE”の組み立て工場を見学しました。日本の販売窓口がヤンマーアグリジャパンとなっており、組み立てだけでなく、日本の走行基準に直すための反射板設置作業や、体型差に合わせステップを増やす作業を行っていました。
傾斜地の多い美瑛町では、機械仕事は男性のみが担う家が多く、スマート農業機械の普及率も高くありません。美瑛町の女性農業者にとって実物に触れる貴重な機会となり、満足度の高い研修となりました。
