かみかわ「食べものがたり」: 南富良野町振興公社 「バタじゃが」


 

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 「南富良野町の特産品として『バタじゃが』をやらないか」と当時の町長に話を持ち込んできたのは、旭川市内の加工業者。そのころ、南富良野町に加工食品の特産品は皆無でした。

 元町長は、この話に飛び付きました。20年近くも前のことです。「南富良野町で加工してくれるなら、私の会社で販売をするし機械も提供する」と、町には営業のノウハウがないことを見越し、加工だけを委託するとのことでした。

 町では加工施設の整備や機械の搬入で2億7,000万円を負担し、平成5年4月から加工を始めました。皮付きのまま塩茹でしたじゃがいもにバターを注入し、真空パックに。業者に商品を渡し、4カ月ほど経ったころ、突然業者が雲隠れし、売上金約2,000万円が焦げ付きました。

020_batajyaga_04.jpg★「バタじゃが」 (塩味・5個入り)648円(税込) (しょうゆ味/カレー味・各1個)140円(税込)
最初の「塩味」に加え、新たに「しょうゆ味」と「カレー味」も

 

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 しかし、このまま事業を投げ出すことはできません。新規事業として取り組んだ町としては、なんとか事業を軌道に乗せなければなりませんでした。ただ、販路も見出せない中で、事業の好転は望めません。平成5年度は1,600万円の赤字。翌6年度も500万円の損失を出しました。

 このどん底から抜け出すため、公社では社を挙げての改善に向けた取り組みに着手しました。

 まず商品品質の改善を優先的に取り組みました。当時の商品は、消費期限は、製造から60日以内となっているにも関わらず、その前に変色し、味が変わってしまう商品が相次いだのです。 「これでは本格的な営業は難しい」ということになり、検討が始まります。いろいろな加工施設を見て回り研究する中でブランチング(茹でる)方式を学び、じゃがいもの前処理をレトルト蒸気釜から変更。これで、変色や風味が落ちることを極力抑えることができました。

020_batajyaga_02.jpg原料となるじゃがいも「男爵」は、まずしっかりと水洗いします

 

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 また、当初の製品では、真空パックした袋に穴が開くことがしばしば発生。ピンホールと呼ばれる小さな穴で、出荷の段階で見逃されることが多くありました。そこで改善したのは、袋本体。当時、別の素材でできていた袋を、新たに「ベセーラ」「バリアナイロン」「トーセロ」の3重構造とすることで、袋の強化を図ったのです。

 そうすることでピンホールの起きにくい袋になったほか、真空パックした商品を数個入れて包む外袋もパートコートという素材を使うことで紫外線が通らない構造に変更。これで消費期限を、当初の製品の2倍近い120日に延ばすことに成功しました。

020_batajyaga_03.jpg(左)マイクロ波を照射しじゃがいもに含まれる水分を調整。(中)バターを注入するため、穴を開けられます。(右)茹で上げた後手作業で袋詰めされる機械に運ばれます。

 

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 じゃがいも自体にもこだわりました。当初は「北海こがね」という品種を使用していましたが、今はJAふらの南富良野支所から提供される「男爵」に限定。「北あかり」なども試してみましたが、バターに合うのは、やはりホクホクとした食感に優れた「男爵」でした。バターも数種類のブランドで試作し、現在使用している「日高産」のバターが一番「男爵」と相性が良く、おいしく仕上がったといいます。

 現在の確立された製造工程はこうなっています。まず原料を選別した後、水洗いし、皮付きのまま7%の食塩水で塩茹で。温度は98度で40分間煮沸。その後、水分調整のためマイクロ波で加熱処理します。そして機械で包装するのと同時に5グラムのバターを注入。常温でレトルト食品として販売するため、117度で25分間の加圧加熱処理という殺菌作業を行います。冷ました後、水を除去してX線探知機にかけ包装・梱包の作業に入ります。

 

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 最初の「バタじゃが」に改良を加えた結果、味も良くなり賞味期限も延びたため、販売はその後、好調を極めるように。事業開始から2年連続赤字でしたが、平成7年度に約200万円ながらも、ようやく黒字に転換しました。商品に自信を持った公社メンバーは、これまで十分に行えなかった営業に本格的に乗り出します。新千歳空港などの売店に商品を置いてもらったほか、道外の大手食品販売会社のルートに乗せてもらい、デパート、スーパーなどでも販売を開始。クチコミで美味しいという話も広まり、ヒット商品として定着していきました。

 ただ、バター味の「バタじゃが」だけでは、販売にも一定の限界があります。そこで南富良野町出身でテレビの料理番組で人気の星沢幸子さんに新しい商品開発を依頼したところ、「カレー味」と「しょうゆ味」のレシピを作ってくれました。このレシピを参考に新しい商品を試作し、現在の商品が誕生しました。

 

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 北海道を通じて、上海万博にも「バタじゃが」商品を出品。このとき、「バタじゃが」が商標登録されていないことに気付きました。中国は良い商品だと思うと素早く商標登録を行います。弁理士に依頼して調査してもらったところ、合計109件の商品名が見つかりました。そのうち91件は「じゃが」で、11件が「ジャガ」、そして6件が「JAGA」。「じゃがバタ」というのが1件ありましたが、「バタじゃが」は1件もないことが分かりました。このため商標登録の申請を行い、受理されました。

 元々はまったく別の会社が発案した商品でしたが、改良を重ね、試作を繰り返す中で立派なヒット商品に成長。まさに「災い転じて福となす」。どん底から這い上がり、町の特産品として揺るぎない地位を確立しています。

 

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