かみかわ「食べものがたり」: 旭川食品「黒豆甘納豆」


 

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黒豆栽培の農家に支えられた経緯を説明する高木さん
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 「日本人って健康にいい、あるいはダイエット効果があるなどとマスコミで紹介されると、すぐに飛び付く習性がありますよね。平成22年の3月30日に、テレビで太ったタレントが黒豆を1カ月間食べ続けて17~18kg痩せたというのが放映されたそうです。すると31日は平穏でしたが、4月1日からは黒豆の問い合わせで電話が鳴りっぱなしになりました。それが1週間ほど続きましたね。でもほとんどは断りました。わが社の製品を以前から愛用してもらっているお客様に、迷惑は掛けられませんからね」と笑うのは旭川食品の専務・高木松美さん。

 同社は平成19年5月にいったん事業停止に追い込まれました。負債総額は約2億円。当時、社長だった高木さんは全財産を失いました。しかし、当時から黒豆を使った甘納豆が人気商品だったほか、地元企業向けにゼリー製造を受託しており、売り上げ高は年間約1億8,000万円に達していました。けっして経営に行き詰まっての倒産ではなかったのです。事実上のオーナーだった冷凍食品大手の不正取引による連鎖倒産で、道内でも函館や遠軽町の食品加工会社が、同じように倒産に追い込まれました。

070_kuromame_01.jpg★「黒豆甘納豆」(180g入)410円(税込) ヒット商品として人気が定着した黒豆甘納豆
(右上)水に浸された黒豆が入った容器
(右下)黒豆は高温で煮ると豆が割れることもあるため低温でじっくりと煮ます

 

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 このとき救いの手を差し伸べてくれたのが、市内東旭川で多角的な農業経営を行っている谷口農場の谷口威裕さんでした。当時は黒豆甘納豆を製造するため、黒豆の栽培を市内の農家に委託。契約栽培の形で、原料を確保していました。その農家の1つが、谷口農場だったのです。

 高木さんは「せっかくいい製品ができて、人気もあるのにもったいない、と谷口社長に言ってもらいました。事業停止と同時に旭川食品を立ち上げ、谷口社長にわが社の社長を兼務してもらうことになりました。ただ、現場を任せられているのは我々ですので、精一杯頑張ることが恩返しにもなると思っています」と気を引き締めます。

 

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 人気商品として定着している「黒豆甘納豆」は、昔からほぼ同じ緑色の袋を使用して販売しています。袋を見れば、1度食べたことのある商品だと分かるからです。

 したがって、作り方も平成8年に開発した当時の手法を踏襲しています。材料の黒豆は「祝黒」(いわいぐろ)という品種を採用。連作が難しいなどの弱点はありますが、大粒なのが特徴。甘納豆にするのに最適です。谷口農場のほか、4件の農家と契約栽培で確保しています。

 作り方は、まず黒豆を1つひとつ目視で選別して、割れかけのものや欠けたものを取り除きます。その後洗い、12時間水に浸します。続いて豆を煮沸し、茹で上がった豆を砂糖水に漬けて、再び煮沸。その後冷ます作業を3回繰り返します。味が付いた豆を再び目視で選別し、割れているものなど不良品を除去。最後に、豆に砂糖をかけて網の上で平らにし、乾燥させたら出来上がりです。手作業で計量し、袋詰めされて出荷されます。

 
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 原料は黒豆のほか、道産のビートから作られたグラニュー糖を使用。そしてもう1つ、道内で獲れる鮭の皮から抽出されたコラーゲンを使っているのが、他の商品にはない特徴です。ほかにも人工添加物、甘味料、着色料は一切使用せず、本物の味にこだわっています。「黒豆甘納豆は、わが社が先駆けとして商品開発を行いました。売り出して7~8年かけてようやく主力商品に成長したんです。他社も黒豆甘納豆を出し始めていますが、コラーゲン入りというのは聞いたことがない。材料を契約栽培で確保していることによる目に見える安心感と、鮭という100%天然物のコラーゲン入りというのが、消費者に受けているのではないでしょうか」(高木さん)と見ています。

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(左)工場と事務所が併設されている「旭川食品」の社屋
(右)砂糖をまぶして乾燥させる作業

 

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 また、味については、甘さをできる限り控えめにしています。もっと甘みを強くすれば消費期限を延ばすことができるそうですが、くどい味になってしまいます。控えめにすることで消費期限は60日と短いものの、お客さんからの受けはいいそうです。 糖度の調整が1つのポイントなのです。甘納豆というと、食べるとき手がべたつくような商品もありますが、旭川食品の黒豆甘納豆は、サラサラな状態になるよう工夫しています。つまり乾燥の程度の問題で、あまりに乾燥させてしまうと、硬くなってしまいます。逆に乾燥時間が少ないとべたついてしまうのだそう。

 高木さんは「袋から直接取り出して食べる人が多いと考え、サラサラ感を重要視しました。旭山動物園でも販売しているんですが、その場で袋を開けて食べる人が結構いるんですよ。そうすると、べたべたしたものだと、いちいち手を洗わなければならないでしょ。甘納豆でサラサラ感を出すことは意外と大切なんですよ」と、手ざわりの重要性を語ります。

 

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 かつて東京の有楽町にある「どさんこプラザ」に黒豆甘納豆を置かせてもらったところ、6週連続で販売数1位を記録したこともあります。以来、購入した消費者から「美味しいので送ってほしい」という手紙が数百通も届いています。
 このため、道内で消費されるのは生産数の4割程度で、残る6割は本州方面に出荷されていると言います。

 道内での販売も空港、道の駅、ホテルなどが主体で、スーパーには出していません。市内のどこにでも販売しているという商品にはしたくないという、こだわりがあります。「こんな景気が低迷している時代にもかかわらず、生産、営業は順調に推移しています。まじめに“物”づくりをしているという姿勢が評価されているのだと思います」と高木さん。

 平成20年には、道産品に限定した素材で商品化したものが使用できる「道産原料登録認証」も取得。これからも道産、特に旭川近郊の農産物を素材にした商品開発が続いていきます。

 

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