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(地域)食べものがたりトップページ > かみかわ北部 > けんぶちVIVAマルシェ
(ジャンル)食べものがたりトップページ > 野菜・果物・米 >けんぶちVIVAマルシェ
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![]() ![]() ![]() 白いシャツ、黒いソムリエエプロン、人によっては赤いスカーフ、ハット…。笑顔がまぶしい彼らが販売するのは、自分たちの農場で採れた野菜たち。「VIVAマルシェ」の焼印を押した木箱にはカラフルな野菜がぎっしり詰まっています。
![]() ![]() 始まりは、平成23年の農協青年部の役員会でのことでした。 ところがそんな時、立ち上げメンバーの一人、佐藤大介さんから同じアイデアが発案されます。 折しも、剣淵町役場でも青空市のような企画を考えており、補助金を使ってタープテントとのぼりを購入。とりあえずその時出せる作物をメンバーの家からかき集めて、町のお祭に出店してみました。 3年目には青年部から切り離し、任意団体として独立させて現在に至ります。 ![]() ![]() 高橋さんには、大切な思い出があります。 長男の高橋さんは、農業を継ぐのが嫌で、一度は家を出てさまざまな仕事をしていました。紆余曲折を経て実家に戻ったものの、経営は傾くばかり。来シーズンには農業を辞めなければならないというところまで落ち込んだといいます。大切な家族をどうやって守ろうかと、食事もとれないほど悩んでいたある日、その言葉を息子さんが発したのです。 「ストーンと胸に入りました。何が何でもやるしかない、って思いましたね。農家って、流通に販売を任せるのが主流でしたから、消費者から『美味しかったよ』とか『頑張ってね』という言葉をもらうことってほとんどない。会社員だったら当たり前のことが、農家にはありえないわけです。こんなにうれしいこと、他の仲間たちにも体験してもらいたいと。それで、直売を考え始めました」。 実際にマルシェで消費者からの言葉をもらったメンバーも感激。今のシャツにエプロン姿にしてからは、そのスタイルでも注目されています。 消費者と直接接することは、生産者のモチベーションアップの一番の原動力なのかもしれません。
現在、VIVAマルシェで取り扱う品目は約300。これはおそらく、いち団体で扱う品目では日本一の数ではないかと高橋さんはいいます。 任意団体にした際、佐藤さんがヨーロッパへ視察に行き、色鮮やかで活気にあふれた現地のマルシェの様子を写真に収めて帰国しました。例えばピーマン一つとっても何十種類とあることを知った二人は猛勉強を開始。「少量多品種」というテーマを掲げます。 高橋さんはさまざまな種を購入し、それぞれのメンバーに配りました。 ![]() (右)発送用の箱にも剣淵を紹介するイラストが。「かわいい箱にすることで残しておいてもらえる」というアイデア。
![]() ![]() 各メンバーの農園では、学校の体験学習や視察も受け入れられるように敷地内の整備を始めました。高橋さんは北海道農業士の資格を取得。ビジネスとしての農業の在り方を伝えるため、新規就農セミナーなどで、これまでに培ったノウハウを語っています。 「ものづくり、人づくり、地域づくりはすべて同じ。これまで農業は、たいへんな面ばかりを伝えすぎてきたと思う。カーテン開けたら父親の働いている背中を見せられるなんて、こんな素晴らしい仕事はないでしょ」。 高橋さんはいいます。 みなさまにお知らせ けんぶちVIVAマルシェは、平成29年2月に任意団体から株式会社へ変更となりました。
★平成29年12月掲載 ![]() |
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