食の魅力と地域の特性を活かした周遊型観光 : かみかわフードツーリズム

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道北観光の拠点のひとつ、朱鞠内湖

旭川市から北へ約80km。そばの産地として知られる幌加内町は、上川北部はもちろん、留萌・宗谷地方への中間地点に位置しています。

その奥深く、日本最大の面積を誇る湖・朱鞠内湖は、雨竜ダムの建設に伴い誕生した人造湖ですが、深い原生林に囲まれ、さながら自然湖のようです。
大小13の島が点在する神秘的なこの湖には、幻とも言われる巨大魚、イトウが生息しており、夏季はそれらを狙う釣り人が足しげく通います。

お風呂やレストランも備えた宿泊施設『レークハウスしゅまりない』もあり、1週間以上の滞在客も少なくないのだとか。また、冬にはレジャー感覚でワカサギ釣りを楽しむ家族連れなどでにぎわいます。
つまり、年間通して「ここにしかないアウトドア体験」ができるのが、朱鞠内湖なのです。

そんな朱鞠内湖で、生産者、観光事業者、行政関係者など、多様な業種の参加者が集まり、ワークショップが行われました。
このワークショップの目的は、ある一つの場所だけでなく、周辺地域と連携して食と観光を楽しむ「周遊型観光」を磨き上げるための意見交換を行うこと。
朱鞠内湖も、道北地域の滞在・周遊観光地のひとつとして、地域の特性を活かしたさまざまな取り組みに挑戦しています。

冬の朱鞠内湖といえば、ワカサギ!

朱鞠内湖で真冬にしか体験できないことといえば、ワカサギ釣り。シーズン最盛期の週末ともなると、1日通して150名前後が氷の上でじっと糸を垂らしているといいます。

スタッフの方は、道具の使い方や釣り方のコツ、餌となるワーム(虫)の製造秘話まで、丁寧にレクチャーしてくれます。10分ほどの説明を受けた後、参加者も全員で挑戦。なかなか釣れない人にもスタッフが手取り足取り教えてくれたおかげか、全員が一匹は釣り上げました!

ワカサギ釣り

糸を垂らす時間は30分ほどでしたが、予想以上の難しさに時間を忘れて夢中になっていました。家族連れだけでなく、大人のグループにも人気があるのもうなずけます。

ワカサギ釣りの後は、スノーモービルとソリで朱鞠内湖の奥深くへ。
前日から仕掛けておいた糸に、もしかするとイトウがかかっているかもしれない!という演出や、冬に2メートル以上水位が下がったことで姿を現す老木、雪の積もった島々…。
冬にしか出合えない景色を、朱鞠内に住む人々の言葉でガイドしてくれました。

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(左)夏季は水の下に沈んでいる老木が、冬になると水位が下がることで湖面に現れます。氷と雪をまとい、まるでオブジェのよう。
(右)朱鞠内湖は、実は凍っていません。薄いシャーベット状の氷の上にどんどん雪が積もり圧雪されたもの。つまり、浮力で浮いているんです。

周辺地域の魅力を料理で楽しむ

アウトドア体験を終え、レストランへ。この日のために、スタッフが幌加内町だけでなく周辺地域から美味しいものを集め、特別料理を用意してくれました。

幌加内産そば粉と美深町「きた牛舎」のラクレットのガレット、「東洋肉店」の生ハムのサラダ、名寄市「かんだファーム」の星空雪見法蓮草など…。
「かみかわ食べものがたり」でご紹介した生産者の皆さんのコラボ料理がずらり。

朱鞠内だけではまかないきれない素材も、道北全域へと協力範囲を広げれば集まったということ。「その場所ならではのおもてなし」として提供できるというわけです。
代表の中野信之さんは、「このような他の地域とのコラボレーションには、今後も積極的に取り組みたい」と意欲を見せてくれました。

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(左上)ワカサギはフリットにし、バジルソースを添えてサラダに変身。
(右上)星空雪見法蓮草のナッツ和え
(左下)羊の生ハムのサラダ
(右下)幌加内産そば粉とラクレットのガレット。実はこの4品すべてに星空雪見法蓮草が使われています。

広域、他業種との協力を得て人々を呼び込むひとつのモデルケースとして行われた、今回の朱鞠内湖でのワークショップ。参加者にとっても、いち地域だけにとらわれることなく、広域の魅力を集めておもてなしすることで相乗効果が生まれると実感できました。
通過型ではなく、滞在することで得られる楽しみを、作り出す側の人々が実体験して得た感動。それが地域の魅力を掘り起こし、「地域に人を呼ぶ」ための原動力となるはずです。

朱鞠内湖イメージ

お問い合わせ

▶NPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター

住所:北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内
TEL:0165-38-2029
URL:http://www.shumarinai.jp/外部のサイトに移動します

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