 「halu CAFE」オーナーの宮本直樹さん(右)は、元東京交響楽団のオーケストラでバストロンボーンを演奏し、睦夫人は同じくバイオリンを担当していたご夫婦揃って音楽家
富良野市の北部、十勝岳連峰が一望できる学田2 区にポツンとたたずむ「haluCAFE(ハルカフェ)」。オーナーは幼少期を富良野で過ごした宮本直樹さんと東京出身の睦さんご夫婦。カフェ周辺で収穫された新鮮なイチゴやハスカップをはじめ、地域の食材を使った、添加物や化学調味料とは無縁の健康的で美味しい食を提供する人気店です。
学生の頃から音楽に興味があったお二人は、就職先での東京交響楽団で知り合いました。宮本さんはバストロンボーン、睦さんはバイオリンを担当し、30年以上音楽家として活躍していました。
海外旅行も多く体験し、ヨーロッパの自然景観や食を始めとする文化の素晴らしさを実感したといいます。音楽家の引退後を意識するようになったとき、お二人はヨーロッパのような環境で健康的な食を提供するカフェをやりたいと考えるようになりました。そこで想い出したのが富良野でした。おおらかな自然や風景、豊かな食材など富良野にはヨーロッパに負けない魅力が溢れていると宮本さんは実感したといいます。
 木の温もりを感じる店内にはグランドピアノが常設され、定期的にコンサートが開催されています。
 (左)古い倉庫をリノベーションした店舗(右)周辺には畑が広がり、十勝岳連峰を一望できる伸びやかな風景も大きな魅力。
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