中富良野町の魅力をクラフトビールに凝縮〚NAKAFURANO BREWERY〛

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 北海道・中富良野町で、感動的な「食を楽しむ旅」を創り出す一人の女性がいます。NAKAFURANO BREWERYの代表、鵜飼亮子さん。神奈川県から北海道へ移住した彼女の情熱が、この地の豊かな恵みと出会い、新たなクラフトビールの物語を紡ぎ出しています。地域の素材を活かし、人々を魅了する一杯にかける鵜飼さんの挑戦が、中富良野町の食文化に新たな風を吹き込んでいます。

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ウインタースポーツが目的で北海道に移住したという鵜飼さん「今は、クラフトビール造りが忙しくて山に行く時間がない」と笑います。
 

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 北海道への移住は、ウィンタースポーツへの情熱から始まったと語る鵜飼さん。そこにはもう一つ、譲れない想いがありました。
 「もともとクラフトビールがすごく好きだったんですが、こっち(富良野エリア)に来てみたら、当時、クラフトビールを飲める場所が全然なくて。残りの人生はこっちで過ごそうと思って移住したんですが、クラフトビールがない場所に住めるのかなって」。自分自身への問いを抱えたまま、地域おこし協力隊として中富良野町での活動を開始した鵜飼さん。やがて、この町の持つポテンシャルとある課題に気づきます。
 「中富良野町は、農畜産物が豊富で『採れないものはない』と言われるほど農業が盛ん。でも加工品が少ない」。それに気がついたとき、鵜飼さんの心に「自分の好きなクラフトビールで、中富良野町の素材を活かした加工品、『お土産』となるビールが作れるのでは」——という思いがひらめきました。ここから、鵜飼さんの挑戦が幕を開けたのです。
 日本では大手ビール会社が生産するピルスナー(すっきりとしたラガービールの一種)が主流であるのに対し、クラフトビールは多様なスタイルを持つのが特徴。地域ならではの素材を使用し、作り手の個性が色濃く反映されるため「同じ味」はありません。鵜飼さんにとってクラフトビールは「気づいたら欠かせないものになっていた」存在であり、その奥深さが、中富良野町でのビール造りの原動力となりました。

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工場併設の「Taproom THE DAY」。定番品のほか季節限定メニューに出会えることも。

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 NAKAFURANO BREWERYのビールは、中富良野町の豊かな恵みを凝縮した個性派揃い。ビールの風味に深みと独自性を与えているのが、ラベンダー、メロン、米、はちみつといった富良野エリアの素材。数ある作物のなかから「ビールに入れた時においしくなるイメージがつくもの」を厳選し、その味を磨きあげます。
 なかでも中富良野町の代名詞であるラベンダーとメロンは、絶対に外せない素材でした。「ラベンダーは強すぎると飲みにくく、少なすぎると意味がなくなる。その絶妙なバランスを探るのが難しかったです」。またメロンを使ったビールは、時間が経つとなぜか「きゅうりっぽい味」になるという意外な発見があり、賞味期限を他よりも短い60日に設定するなど、正解のないなか手探りで自分の味を極めていったと言います。
 そうして出来上がったビールのネーミングには、中富良野町への深い愛情が込められています。「リフレクト」は水田に映る山々の「水鏡」を、「ヘイジーホライゾン」は北星山の雲海から着想を得て、ラベンダー畑で感じた郷愁を「ノスタルジア」と名付けるなど、中富良野町の美しい風景や心象が、そのままビールの個性となっています。
 ブルワリー設立からわずか半年で、「ジャパングレートビアアワーズ2024」で4銘柄が銀賞・銅賞を受賞したことは、その品質とコンセプトが正しかった証。「自分の飲みたいもの、好きな味を作ってきたのが受賞したことで認められ、自信につながりました」と鵜飼さんは語ります。
 鵜飼さんの情熱は、素材づくりにも及びます。当初は地元になかったというホップ栽培も、鵜飼さんの呼びかけに応じた町内の農家と二人三脚で始めました。2026年にはこの地で育ったホップと大麦麦芽を使い、副原料から水にいたるまで地元・中富良野町産にこだわった、まさに中富良野町でしか飲めないクラフトビールも登場予定。「町民の方が誇りに思え、自慢できるような、クラフトビールに馴染みのない方にも飲みやすいスタイルにしたい」と、地域に愛される「ふるさとのビール」を目指しています。

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富良野市産のはちみつを使った定番ビール「リフレクト」は、一口飲むとふんわりとはちみつの風味が広がります。田んぼの水鏡をモチーフにしたラベルもおしゃれ。

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 ブルワリー設立までの道のりは平坦ではありませんでした。酒類製造免許の取得にかかったのは約2年。特に3〜5年先まで月単位の収支を算出する事業計画書の作成には、「まったく始める前なので、机上の空論に過ぎなくて。『本当にこれでいいのかな』と自問自答しながら、数字を積み上げていきました」と振り返ります。さらに、年間6000リットルの製造量に見合う販売先の確保も喫緊の課題でした。サンプルもない中で、中富良野町を中心に札幌や旭川の店舗に直接足を運び、熱意を伝え、販路を広げていきました。
 そんな苦難を乗り越えられたのは、NAKAFURANO BREWERYのコンセプト「山×クラフトビール」の強い想いがあったから。
 「山好きの自分としては、登山やスキー、バックカントリーで訪れる方が多いこの地域で、『山とクラフトビールの相性は非常に良い』と感じていました」。山で過ごした後の至福の一杯、その体験を提供することで、通年で中富良野町に足を運んでもらうきっかけを作りたい——それはラベンダー観光の時期以外は観光客が少ないという中富良野町の課題をも解決できるもの。
 いずれは山での体験をより豊かにするクラフトビールを開発し、山小屋やキャンプ場さらには「樽を担いで山のてっぺんでビールをふるまうことができれば」と、中富良野町ならでのは体験とクラフトビールを結びつけたいと夢が広がっています。

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ビアグラスには、クラフトビールとともに中富良野町の観光拠点になる夢が注がれています。

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 中富良野町をクラフトビールで盛り上げたいという思いは、工場併設の「Taproom THE DAY」にもつながっています。このタップルームは、作った場所で飲むのが一番美味しいという鵜飼さんの経験を形にしたもの。
 「地元の方々はもちろん、クラフトビール愛好家が全国から訪れるような、観光客と地元住民が交流できる場にしていきたい」。中富良野町内からの無料送迎サービスで気軽にクラフトビールを楽しめる環境を整え、中富良野町内外の美味しいつまみも提供。「ここにきたら中富良野町の美味しいものが楽しめる」場所に育っていくよう、地元食材の魅力も発信しています。
 「中富良野町への『宿泊・滞在目的』の一つになりたい」——そう語る鵜飼さんの視線の先には、町の未来が広がっています。将来的にはブルワリーに宿泊施設を併設し、ビール造りの体験と中富良野町の自然を満喫できる複合施設を構想するなど、その夢は尽きません。NAKAFURANO BREWERYが目指す「山×クラフトビール」。鵜飼さんの情熱が注がれた一杯には、この地の自然、人々の営み、そして未来への希望が凝縮されています。中富良野町の豊かな大地が育んだクラフトビールを手に、その魅力を全身で味わう旅が、あなたを待っています。

 

~お問い合わせ~
NAKAFURANO BREWERY
住所:空知郡中富良野町北町9-2 コンテナハウス
電話:050-8888-5592
URL:
https://nakafuranobrewery.com/

《営業時間》
※季節によって変動します。インスタグラム(@nakafurano_brewery)でご確認ください。 

 

★令和8年2月掲載

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