北海道の中でも、大雪山の山々や、そこから流れる石狩川など豊かな水資源をもつ旭川周辺は、全道でも有数の農業地帯であるとともに、森林資源も豊富で、古くから家具産業も盛んです。
皆さまに旭川地域のことを知ってもらいたい、できればお越しいただいて家具製作を実際に体験し、より旭川のファンとなっていただきたいため、モニターツアーを行いました。
森林体験モニターツアーは終了しました
ツアーの様子はこちら↓
北海道・旭川エリア 森林体験モニターツアー (PDF 1.78MB)
ツアーの概要
・開催日:令和4年(2022年)11月17日(木)~11月18日(金)の1泊2日
・参加対象:
◦北海道外にお住まいの方
◦旭川家具・森林体験・カーボンニュートラル(脱炭素)の取組にご関心のある方
◦北海道上川総合振興局が実施するアンケートにご回答いただいた方
◦ツアー中の様子を写真等で撮影し、当該写真等を北海道が今後行う観光PR等に活用することに了承いただける方
◦下記ツアー行程全てに参加が可能な方
◦ツアー終了後のアンケートにご回答いただける方
・募集期間:令和4年(2022年)9月14日(水)~10月10日(月)
・参加者数:6名 ※参加者には、10月14日(金)までにお知らせします。
・料金:無料 但し、ご自宅⇔旭川空港(旭川駅)間の移動(飛行機等)に係る手配・費用及び
ツアー中の昼食費用については参加者でご負担していただきます。
・ツアー行程:
時間 | 内容 |
---|---|
9 :45頃 | 旭川空港集合 ※旭川空港までの移動に係る手配や費用は参加者のご負担になります。 |
10:30頃 | IKAUSHI CLASSで森林体験(森林散策、薪割り体験、火起こし体験等) |
12:00頃 | 昼食 ※昼食代は参加者負担になります。 |
13:20頃 | 当麻くるみなの木遊館で木工作体験(スプーンづくり予定) |
15:20頃 | 当麻町森林組合の製材工場見学 |
17:00頃 | ホテル到着 1日目終了 |
時間 | 内容 |
---|---|
9:30頃 | ホテル集合 |
9:45頃 | 株式会社カンディハウスで家具工場見学、マルチスツールづくり、ショップ見学 |
12:30頃 | 昼食 ※昼食代は参加者負担になります。 |
14:00頃 | 旭川デザインセンター見学 |
16:20頃 | 木工クラフトショップ等(き花の杜)見学 |
17:30頃 | 旭川空港到着 ツアー終了 |
ツアーに含まれるもの
行程内の現地移動費、宿泊費(1泊朝食付)、各種体験・見学の参加費、マルチスツール作成費用及び自宅への発送費
ツアーに含まれないもの
ご自宅⇔旭川空港(旭川駅)間の移動費、各日の昼食代および夕食代、行程に記載のない諸経費及び個人的性格の費用
その他注意事項
・旭川空港または旭川駅発着となります。
・ツアー行程1日目にある森林体験では、屋外(森)での体験となりますので、防寒具や森の中を歩ける靴をご準備ください。
(前年同月の天気・気温は、17日:雪か雨(6.4℃/0.9℃)、18日:晴れ(11.6℃/-2.7℃))
・参加権利の譲渡はできません。
・当日の天候によっては行程が変更になる場合がありますので、予めご了承ください。
・新型コロナウイルス感染症の流行状況により、ツアー開催日が延期・中止となる場合、またツアー内容の一部変更等が生じる場合がございます。
・応募により得られた個人情報は、本モニターツアーに係る事務の範囲に限り利用いたします。
・ツアー中の体験の様子を写真等で撮影し、北海道が今後行う観光PRに活用いたしますのでご了承願います。
・その他留意事項については、選考結果通知時にお知らせします。ご協力よろしくお願いいたします。
体験メニューの紹介
IKAUSHI CLASSについて
IKAUSHI CLASSは当麻町伊香牛にある原弘治さんの山。
原弘治さんは、北海道が認定する木育マイスターであり、IKAUSHI CLASSを木育のフィールドとして、森林散策、山菜採り、森ランチ、グリーンウッドワーク(生木を使った木工)、たき火など様々な体験活動を行っています。
森に入ることでストレスを発散し、森での体験で多くのことが学べます。
IKAUSHI CLASSは高低差が少なく歩きやすいので、初心者の方でも安心して森林散策ができます。
北海道の木育マイスターが案内する森林散策、森林体験をお楽しみください。
IKAUSHI CLASSのFacebookはこちら→
くるみなの木遊館について
くるみなの木遊館とは、当麻町産の木材を利用した木と人との暮らしが触れあう場所です。
木と遊べるコーナーはもちろん、専門的な木材加工や作品製作を行える機材の設置、イベント開催など木材に関わるたくさんのことを知って、触れて、学ぶための施設です。
子供のころから木を身近に感じることで、人と木や森との関わりを考えられる豊かな心を育む「木育」。木と触れあい、木に学び、木と共に生きる。当麻町ならではの「木の文化」を守り育てる取組を行っています。
ここでも、木育マイスターの原弘治さんがグリーンウッドワークでスプーンづくりを指導してくれます。
原弘治さんは、厚生労働省認定の「ものづくりマイスター」でもあるので、本格的な木工作が体験できます。
くるみなの木遊館のHPはこちら→
当麻町森林組合について
当麻町森林組合は、北海道のほぼ中央に位置する北海道の屋根と言われる大雪山西麓に位置し、森林整備、素材生産、木材加工、製材販売を行っています。
森林は再生可能な資源であり、森林の持つ多面的機能を総合的、効果的に発揮させるために、循環型林業に取り組んでいる森林組合です。
今回のツアーでは、丸太から製材になるまでの工程を見学します。
当麻町森林組合の製材工場は、平成26年に、大断面集成材用・ラミナ材を中心とした製品に対応すべく、中・大径木加工の機械に一新しています。
地域の魅力ある資源を有効活用する木材の地産地消に取り組み、町内の公共施設、公営住宅や一般住宅など町産材への積極的な利用に取り組んでいます。
当麻町森林組合のHPはこちら→
旭川家具について
旭川家具とは、旭川市と近郊地域の家具メーカーが製造している家具の総称です。
この辺りが家具産地として形成されたのは、良質な森林資源が豊富であったことが土台となり、明治31年上川鉄道の開通や、明治32年の大日本帝国陸軍第7師団の移駐とともに人口が増え、生活用品の需要が高まったことから始まっています。
第2次世界大戦後の昭和30年、消費地である本州からバイヤーを招き、市場の拡大を目的とした「第1回旭川木工祭」が開催され、徐々に旭川が家具産地として確立していきました。旭川木工祭は現在「旭川デザインウィーク(ADW)」に名称を変え、平成30年の開催で64回目を迎えています。
昭和50年~平成2年の時期は、オイルショックなどの経済不況がありながらも、企業数・生産額は順調に推移し、「旭川家具ブランド」が確立された時代です。地元の木材利用と日本固有の意匠・伝統技術の活用によって「北海道らしい、旭川らしいものづくり」が見出されていきました。
現在、旭川家具業界は優れた木材資源・高度な技術・国際的に認められるデザインを目指し、ブランド確立と推進のために取り組みを継続的に行っています。
株式会社カンディハウスについて
株式会社カンディハウスは1968年創業の木製家具メーカーです。
工場では、多くの先進加工機による高度な加工技術と、ものづくりへの挑戦を重ねることで培われた職人の手仕事により、上質で長く愛着をもって使える家具づくりを目指しています。
国内外のデザイナーと共同開発で生まれた、木の魅力を生かした飽きのこないデザインもカンディハウスの特徴です。
全国に8店舗のショップを展開し、「ともにつくるくらし。」をスローガンに、お客様と心を通わせながら、心地よい暮らしを作っている旭川家具を代表する家具メーカーです。
今回のツアーでは、工場の見学、マルチスツールづくり、ショップの見学をさせていただきます。
株式会社カンディハウスのHPはこちら→
マルチスツールづくり
スツールとは
スツールとは背もたれや肘掛けがないコンパクトなチェアのこと。来客時の椅子としてはもちろん、靴を履くとき用やオットマン、サイドテーブルとしても活躍します。短時間使用が多いため、座り心地よりも機能性を優先しているのが特徴です。
今回のモニターツアーで作成するのは、旭川ブランドの中心的存在と言うべき木製家具ブランド「株式会社カンディハウス」のスツールです。
マルチスツールづくりの工程は、研磨、組立(ビス止め)、オイル塗装で作業時間は約40分。
カンディハウスの職人さんに指導してもらいながら作ります。
(マルチスツールサイズ:約310mm×約310mm×約420mm)。
旭川デザインセンターについて
旭川デザインセンターは、旭川地域の家具やクラフトメーカー約30社が常設ブースを設けている家具・クラフトの展示・販売を行うショップです。
約1,000坪の広大な空間に、約1,200点の旭川家具・クラフトが展示・販売されています。
旭川デザインセンターは、製品を展示・販売をするだけではなく、インテリアとしての空間を演出し、各メーカーの樹種、技術、コンセプトなどによる多様性を感じることができます。実際に目で見て楽しんで、家具に触れて、そして説明していただくことで、それぞれのメーカーの特徴や作り手の思いを感じながら見学・購入することできます。
さらに、ユネスコ・デザイン都市に認定された旭川市におけるデザインと暮らしの発信拠点として、1年を通して様々なデザイン、インテリア、ライフスタイル等を提案、発信する企画展やワークショップなどを開催しています。
旭川市で開催される年に1度のデザインの祭典「旭川デザインウィーク」の拠点会場でもあり、国内有数のデザインと暮らしの発信拠点となっています。
今回のモニターツアーでは、旭川家具の歴史を説明してもらいながら館内を案内してもらいます。様々なメーカーの製品が一度に見られ、購入もできるので、お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。
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き花の杜について
き花の杜とは、「壺屋総本店」が創業85年時にオープンさせたコンセプトショップです。旭川で長く愛されているお菓子「き花」の工場見学ができるほか、贈答用の壺屋総本店オリジナルのお菓子を購入することができます。
旭川の地元力を表現させる場でもあり、四季折々の風景と旭川家具を楽しめるカフェのほか、旭川のいいものを集めたセレクトショップがあります。
「クラフトブラウンボックス」では、旭川市内・近郊の木工作家たちのハイセンスなクラフトが揃っているので贈り物にも最適です。
是非、普段使いや贈答品として購入してみてください。
き花の杜のHPはこちら→