出張所のしごと2
農村は農業を営む場所ですが、そこで働く人々の生活の場でもあり、生産基盤の整備を行うと同時に、住みよい地域づくりを進めることも大切です。
農作業や農産物の運搬のほか生活道路にも利用される集落道の整備、営農や生活用水として利用される営農飲雑用水、農業用用排水の水質を保全するため、生活雑排水を処理する集落排水施設の整備、地域活動などの拠点となる交流施設や農村公園の整備など、農業を営む人たちが暮らしやすく快適な環境をつくるために行う、これらの整備を『農村生活環境基盤整備』といいます。
このほか、大切な農地や農業用施設を自然災害から守るために行う施設の新設や改修や、特殊な土壌・水質などの自然条件によって低下した農地や農業用施設の効用を回復する『農地防災事業』も行っています。
このように、農業生産のための条件を整備したり、農村地域の生活環境を整備するために行うのが農業農村整備事業です。
耕地出張所は、このような事業で行う工事や設計に関する業務を主に行っている事務所です。
具体的にどんな整備を行っているか紹介しましょう。
(見たい項目をクリックするとそれぞれの説明のページへ)