もしもの時に備える施設づくり
土石流などの土砂災害から下流域の人家や耕地・公共施設を守る防災基盤として、大量の土砂が流下するおそれのある渓流に砂防ダムを設置するほか、床固めや保全施設の整備を行うなど、山地流域における荒廃地域の保全に努めています。
火山砂防施設の整備
昭和63年12月の十勝岳噴火爆発を契機として富良野川など5つの河川で火山砂防事業を実施しており、泥流・土砂災害を防止する4基の透過型(スリット)ダムや低ダムの整備を進めるほか、床固め工や流路工など、保全施設の整備を進めています。
砂防施設の整備
地域の人たちが安心して暮らせる安全な地域社会の形成を目指し、河川の砂防指定地内で土砂災害が発生するおそれのある渓流の保全を図るため、朝日町のヌプリシロマナイ川、南富良野町の石灰川などで砂防施設の整備を進めています。
また、「水と緑の豊かな渓流推進事業」として、名寄市のピヤシリ川で「なよろ健康の森」計画と連携した整備を行っているほか、火山砂防では富良野市のポン布部川や布部川で自然景観や生態系に配慮した砂防施設の整備を進めています。
十勝岳噴火警戒避難対策事業
十勝岳周辺の住民の方々が緊急時における避難を安全かつ迅速に行うための防災体制の確立を目指しています。
急傾斜地崩壊対策事業
急傾斜地崩壊危険区域内における危険箇所において、崖崩れ災害を防止するため、土留柵の工事を実施しています。