令和6年6月21日(金)士別市温根別町にて令和6年度北ひびき農学校の第1回現地研修会が開催されました。
JA北ひびき管内の新規就農者や地域おこし協力隊を対象に農業技術の向上や交流を目的にしています。今回は、「馬鈴しょ栽培について」と「除草剤耐性ビートの活用」をテーマに温根別町の宍戸氏の農場で行いました。(雨のため、急遽ほ場研修から農場倉庫での研修に変更となりました)
宍戸氏より種子馬鈴しょの栽培について説明をいただいた後、普及センターより馬鈴しょ栽培の基礎について説明を行いました。宍戸氏から、「種子馬鈴しょ生産農家の数が全然足りていない。同じ地域内で地域の馬鈴しょ種子をまかなえるよう興味を持った人はぜひ種子馬鈴薯しょ生産に取り組んでほしい」との話がありました。
日本甜菜製糖株式会社士別製糖所の野々下氏より、ビート栽培の基礎と除草剤耐性ビートについて説明がありました。幅広い雑草に効果の高い除草剤「コンビソOD」を使用可能なビートを活用することで雑草を減らし、作物の生育を良くする効果が期待されます。
受講生からは「最近の高温で作りづらい馬鈴薯品種もあるがどう対応しているか」や「最近ビートの糖分がなかなか上がらないがどう作っていけば良いか」など活発に質問が上がり、有意義な研修会となりました。
次回の北ひびき農学校の研修会は7月2日を予定しております。
種子馬鈴しょ栽培の説明をする宍戸氏
質問をする受講生
ビートの説明をする野々下氏