士別地区指導農業士・農業士会の冬期研修会が開催されました(士別支所)

 令和6年12月16日(月)に士別市民文化センターにて士別地区指導農業士・農業士会(以下、当会)の冬期研修会が開催されました。研修会では、士別地域内で農業法人経営を営む田渕良和氏と谷寿彰氏からそれぞれの農場の経営について講演いただきました。

 田渕良和氏が代表理事を務める「農事組合法人 育栄ファーム」では、水稲と畑作物を組み合わせた経営を行っています。水稲ではほぼ全面積で輪作を実践し、田畑輪換に積極的に取り組んでいるとの話がありました。その他にもドローンを活用した水稲湛水直播の取り組みを行っており、作業の省力化にも積極的に取り組んでいるとの話がありました。

 谷寿彰氏が代表取締役を務める「株式会社 イナゾーファーム」では、水稲の他、大豆、かぼちゃ、トマト、アスパラガスの作付けを行っており、水稲以外の品目では有機JAS認証の取得もしています。有機JAS認証を受けた農産物は、6次産業化やブランド化など付加価値をつけて販売するとの話がありました。また、販路の開拓に向けて農繁期は電話やメールで、農閑期には直接バイヤーと交渉を行っているとの話がありました。

 参加者からは「水稲湛水直播ではは種量の設定をどうしているか」や「谷さんの今後の目標は何か」など多くの質問が上がり、有意義な研修会となりました。今後も普及センターは士別地区指導農業士・農業士会の活動を支援してまいります。

写真1 講演を行う田渕氏

写真1 講演を行う田渕氏

写真2 質問に答える谷氏

写真2 質問に答える谷氏

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