令和7年4月17日(木)に剣淵町若手農業者勉強会を開催しました。今回は「秋まき小麦の起生期調査巡回」をテーマに昨年実施した越冬前調査ほ場を巡回し、茎数の変化や雪腐病の発生状況などを確認して回りました。
令和7年産の秋まき小麦は、昨年に比べて積雪期間が短いため、雪腐病の発生程度は非常に低く、越冬茎率は調査ほ場平均で113%となりました。また、調査したほ場毎でも播種タイミングや播種量で茎数に大きな差が見られ、9月10日以前に播種したほ場では茎数が1600本/㎡を超え過剰な生育となっていました。
勉強会に参加した農業者からは「思ったより茎数が多かったので追肥のタイミングを遅らせたい」「最近播種日を少し遅めにしているがまだ生育過剰気味だったのでもう少し遅らせてみようかな」など栽培改善に向けた感想が聞かれました。
今後は近年発生が増加傾向にある「コムギ赤さび病」の発生状況を確認し防除情報を発信して勉強会メンバーの製品収量向上に向けて支援をしていきます。
茎数早見シートで茎数を確認する農業者(左)
栽培管理の意見交換をする農業者