令和7年6月27日(金)に剣淵町若手農業者勉強会を開催しました。今回は「秋まき小麦の成熟前調査巡回」をテーマに、昨年の秋から巡回を行ってきた勉強会メンバーの秋まき小麦成熟前の状況を確認して回りました。
起生期の調査巡回時には茎数が1600本/㎡を超え、倒伏が懸念されるほ場も見られましたが、春からの追肥の調節や植物生長調整剤を活用することで調査日の段階では倒伏は見られませんでした。また、起生期に茎数が1200本/㎡と適切に確保されたほ場では、目標穂数である550~650本/㎡を確保しつつ植物生長調整剤を使用しなくても倒伏させない管理ができることも確認しました。
勉強会メンバーからは、「最近は病害虫の発生も増えているのでどうにかコストを抑えた管理をしていきたい」、「適切に播種することでコストを抑えられるなら播種日や量を見直してみようかな」といった声が聞かれ、令和8年度産の秋まき小麦播種に向けて良い振り返りの場となりました。
今後も普及センターは地域の秋まき小麦収量向上に向けて研修会や情報発信を続けてまいります。
写真1 小麦の生育状況を確認する農業者
写真2 春からの管理作業等について意見交換をする農業者