令和7年7月1日(火)に、士別市上士別町にて北ひびき農学校第2回研修会(水稲)が開催されました。今回は「水稲良食味米生産にむけた栽培技術及び省力化栽培技術」をテーマに上士別町の水留氏を講師に研修会を行いました。
水留氏は①透排水性改善と②ケイ酸資材の活用等を通して良食味米生産を進めており、「良食味米生産は収量との両立が困難だが、どちらも高い水準で確保できることを目指している」との話がありました。
また、省力化の取り組みとして、ドローンによる空散防除を行っている他、中苗マットで「密播中苗」という栽培様式を試験的に導入しており、「今の耕地面積ではまだ余裕はあるが、将来の耕地面積が増えた際にすぐ対応できるように準備を進めている」との話がありました。
受講生からは「ドローンを活用してどれくらい作業が楽になったか」等省力化技術の導入効果について質問が上がり、生きた農業技術を学ぶ良い研修会となりました。
今後も普及センターは北ひびき農学校を通じて青年農業者の営農技術習得を支援してまいります。
次回は7月17日に第3回研修会(有機農業)を予定しております。
写真1 水留氏の経営概況を説明する普及員
写真2 受講生の質問に答える水留氏(左)