士別市多寄町にて北ひびき農学校第3回研修会「有機農業」を開催しました(士別支所)

 令和7年7月17日に士別市多寄町の株式会社イナゾーファーム(以下イナゾーファーム)にて北ひびき農学校第3回研修会「有機農業」を開催しました。

 本研修ではイナゾーファームの谷寿彰氏・江美氏夫妻を講師に迎え、有機農業に取り組んでいる大豆、かぼちゃのほ場とトマトのハウスを視察した後、選果貯蔵施設にて経営概況を紹介していただきました。谷夫妻は2024年に北海道農業士に認定され地域農業を支えるリーダーとして活躍されています。

 視察した大豆ほ場では、①小粒品種の栽培、②株元に土を寄せるカルチ、③適正より多めの播種を実践することで農薬に頼らず虫害、雑草害、鳥獣害の対策を行っていました。また、トマトのハウスでは、土作りに自家で生産したもち米の稲わらをすき込んだり、暑熱対策に遮光シートを活用したりしていました。

 視察後の経営概況紹介では、「有機農業を通じてより深く農業技術を考えるようになった」、「季節雇用で様々な人と接する中でいろんな気づきを得ている」と谷夫妻から話がありました。

 受講生からは多くの質問があがり有機農業技術・農業経営について学ぶ良い機会となりました。

 今後も普及センターでは青年農業者の営農技術向上に向けて支援をしてまいります。次回は8月中旬に「畑作」の研修会を実施予定です。

写真1 有機かぼちゃの説明をする谷夫妻

写真1 有機かぼちゃの説明をする谷夫妻

写真2 トマトハウスの様子

写真2 トマトハウスの様子

写真3 熱い思いを語る谷氏

写真3 熱い思いを語る谷氏

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