上川総合振興局主催の「令和5年度地域農業づくり懇談会」が令和6年3月18日に上川農業改良普及センターで行われました。本懇談会は普及活動の成果を的確に把握し、評価結果を次年度の普及活動計画の樹立に資すること、また、普及活動の成果などの提供を通じて、安全・安心な農作物生産や農村地域の多面的な機能についての理解を促し、普及事業に対する外部の理解と協力を得ることで、より効果的な普及活動を推進することを目的に開催しています。
懇談会では、上川農業及び上川農業改良普及センターの概要について説明した後、「持続する地域農業の推進(本所)」「労働生産性の高い中山間地域農業の実現(本所)」「次世代へつなぐ、足腰の強い農業技術の基盤づくり(富良野支所)」「びえい農業SDGsへの挑戦(大雪支所)」「持続的で収益性の高い温根別農業の確立(士別支所)」の5課題について報告しました。
外部評価委員の方からは、「現場の状況を踏まえた上で地域の生産性向上に取り組んでいる。引き続き地域に根ざした取り組みをお願いする」「女性農業者を対象とした勉強会や研修会を開催し、各地域で切磋琢磨していける関係になれば素敵に思う」「資材の価格高騰でコスト低減が課題となっており、様々な工夫を凝らして日々活動に取り組んでいることに感心した」「課題の設定や検証の仕方など、業種を超えて参考となる部分であった」「普及の全体像を知る機会があまりなく、このような場に参加することで、業務の参考となる部分が多い」等の意見を頂きました。
頂戴したご意見を次年度の計画に反映させるとともに、社会の変化に柔軟に対応し、今後も地域農業の維持・発展のため活動を展開していきます。
上川総合振興局植村産業振興部長より開会の挨拶
普及活動紹介その1
普及活動紹介その2
評価委員の皆様から貴重なご意見を頂戴いたしました