重点地域で水稲の青空講習会を開催しました(士別支所)

 令和6年7月8日(月)に重点活動地域の剣淵町東町南地区で水稲の青空講習会を開催しました。本講習会では、水田の畦畔補修による除草剤効果の改善や密播中苗導入による省力化、育苗日数の短期化による生育改善など今年普及センターで取り組んでいる活動について説明しました。

 当地域の水田では、あぜの老朽化が進んでいるため、畦畔の補修を行うことで水持ちが改善され、除草剤の効果も高まりました。また、密播中苗導入による省力化では、導入した農業者と今後導入を予定している農業者とで盛んな情報交換が行われました。育苗日数の短期化では、近年水稲育苗期間が高温傾向で早期異常出穂が発生しやすい中で、育苗日数を従来より短くすると早期異常出穂の発生低減につながることが確認できました。

 参加した農業者からは、「あぜの穴はスコップで埋めるより機械で塗り固めた方が効果が高い」といった声や「密播中苗導入に向けて非常に参考になった」との感想をいただきました。今後も普及センターは水稲の省力化・生産性向上に向けて活動を進めていきます。

取組概要を説明する普及員

取組概要を説明する普及員

あぜを確認する農業者

あぜを確認する農業者

試験ほを確認する農業者

試験ほを確認する農業者

カテゴリー

上川農業改良普及センターのカテゴリ

cc-by

page top