上川農業改良普及センター士別支所地域第2係の重点地区(剣淵町東町)では、労働力の減少に伴い1戸当たり面積の拡大が進むなかで主要作物の省力化が求められています。
主要作物のうち水稲では、平成31年指導参考となった「密播中苗」により、必要箱枚数を半減でき、省力・低コスト化の効果は非常に大きいと考えられることから、技術の定着を目指し活動しています。
令和6年、重点地区水稲作付農業者13名のうち3名が「密播中苗」に取り組み、令和7年は更に2戸の農業者が新規に導入しました。
令和6年に「密播中苗」を取り組んだ農業者からは「必要箱数が少なくなって、楽になった」と省力化に関する声が聞けました。
普及センターでは、作業が円滑に進むよう、床土(15~19mm)、施肥(メーカー推奨量)、種子(400㎖)、覆土(10mm前後)の調整を支援しました。
今後も引き続き「密播中苗」について、育苗管理の様子を情報提供します。
床土の厚さを確認
は種量を確認
は種作業について農業者と情報交換