当地域では籾殻を堆肥等に活用しているが、十分に利用されていません。そこで、さらに籾殻を有効活用できないか検討するため、普及センターが視察を企画しました。
令和7年12月10日に当麻町の「株式会社うえだ」へ士別市・剣淵町内の農業者3名とともに視察を行いました。「株式会社うえだ」は米の調製作業で発生する籾殻を畜産農家へ販売しており、畜産農家は籾殻を敷料として活用しています。その評価は高く、籾殻販売量は事業を始めた15年前に比べて10倍になっています。
「株式会社うえだ」の上田代表取締役からは、北海道内での籾殻の活用事例と畜産農家側のニーズを説明していただきました。その後、乾燥施設に併設している籾殻タンクや、出荷前の籾殻を貯蔵する倉庫などを確認しながら出荷までの流れを紹介していただきました。
参加した農業者からは、「籾殻販売を始めるにあたっての注意点は何ですか?」や「従業員はどの程度必要ですか?」など積極的な質問があり、今後の籾殻活用を検討する上で、貴重な情報収集の機会となりました。
普及センターは、引き続き地域の実情に合わせて、籾殻の活用について支援していきます。

籾殻事業の説明

貯蔵倉庫の見学

