令和6年3月5日~6日に東京都の国立オリンピック記念青少年総合センターにて、「第62回全国青年農業者会議」が開催されました。
上川管内からは、1月31日~2月1日に札幌市で行われた「北海道青年農業者会議」で最優秀賞を受賞した比布町の今野勝貴さん(プロジェクト発表:土地利用型作物部門)と中富良野町の本間雄大さん(農業青年の意見発表)の2名が北海道代表として出場し、今野勝貴さんが農林水産省経営局長賞を受賞されました。
今野さんプロジェクト発表「田畑10俵二刀流」
今野さんのプロジェクトでは、水稲「えみまる」を成苗ポットで作付けすることで早期に収穫し、その後に秋まき小麦「きたほなみ」をは種するという画期的な発想で、地域における新たな田畑輪換体系を確立していく3カ年の取り組みが発表されました。
「えみまる」が早く収穫できることで、ほ場準備の期間を確保でき、秋まき小麦のは種が可能になるほか、連作障害に悩むことなく十分な収量を得られることが示唆され、審査員や参加者から高い関心を集めていました。
今野さんの発表をご覧になりたい方はこちら↓
本間さんの発表は、生まれ育った中富良野町にUターン就農することになり、あらためて故郷の美しさや両親の偉大さ、農家の凄さに気づいたこと、地域の文化保存の一助になれるよう、しめ縄飾りや獅子舞の保存会にも参加し、地域の担い手になりたいという熱い想い、そして、就農を希望する人の手助けになれるような活動がしたいという今後の抱負が語られました。
本間さん意見発表「学ぶこと、守ること」
上川農業を担うこれからのお二方の活躍が、ますます期待されます。
農林水産省経営局長賞を受賞された今野さん、おめでとうございます!