7月5日(金)~6日(土)、JAきたそらち管内の稲ホールクロップサイレージ(以下、WCS)生産者で組織する「きたそらちWCS協議会」(幌加内町、深川市、北竜町)並びにJA職員、北海道農政部、十勝総合振興局、農業改良普及センター職員総勢約70名が、稲WCS供給先の上士幌町に所在する(株)ノベルズで視察研修を実施しました。
初日は稲WCS生産者と(株)ノベルズ、農政部、普及センターと活発な情報交換会が行われ、その後(株)ノベルズ本社にある、稲WCSを給与する予定の肉牛牧場を視察し、2日目は清水町で生乳を生産している(株)ノベルズデーリィーファームと、そこから排出される糞尿を再利用エネルギーにするバイオガスプラント、御影バイオエナジーを視察しました。
(株)ノベルズは北海道内第1位、日本国内でも第2位の生産規模を誇る畜産大手の会社で、昨今の輸入飼料の高騰から北海道のマッチングにより、きたそらちWCS協議会が今年度は約2,000t(面積約180ha)の稲WCSを供給する計画となっています。
今回の視察研修を終え、生産者からは「あらためて、品質の良いものを求められていることを実感した」、「この牛たちに自分たちの作った稲WCSが給与されるとなると身が引き締まる思いだ」、「今まで米を生産していた時と同じ気持ちで牛が喜ぶ飼料作りに専念したい」と意気込みを語っていました。
写真1 情報交換会
写真2 (株)ノベルズの肉牛を視察
写真3 御影バイオエナジー
写真4 (株)ノベルズデーリィーファーム