11月22日に蘭越町山村開発センターにて「第14回米-1グランプリinらんこし」が開催されました。
「米-1グランプリinらんこし」とは?
2008年と2009年に他県で開催された全国規模での米コンテストで、蘭越町の生産者2名が優秀賞と金賞を受賞したことを機に、生産者から「我々も良質米の生産に何か貢献できないだろうか…蘭越町でも米コンテストを開催したい」という声が挙がりました。2010年12月から生産者自らが主体となり、全国規模の米コンテストの開催に向けて本格的に始動し、2011年11月に記念すべき第1回大会の開催に至った経緯にあります。過去13回の大会では、「ゆめぴりか」が9回、「いのちの壱」が4回グランプリを獲得しています。(一部「第14回米-1グランプリinらんこし」HP実行委員長あいさつより引用)
「米-1グランプリinらんこし」当日の様子
決勝大会当日は、日本全国から集まった415品の中から調理専門学校の生徒等の予選審査を勝ち抜いた30品が、生産者自ら決めた水加減で炊飯されます。12名の決勝審査員の食味官能審査による勝ち上がり戦で、グランプリが決まります。審査員による審査時間中には、会場内に食べ比べブースが設けられ、一般参加者も30品全てを食べることができます。
.jpeg)
出品者や品種を伏せて提供される試食米
.jpeg)
どの品種か考えながら食べ比べる参加者
①予選ブロック~準決勝
はじめに、6品ずつ計5ブロックに振り分けられ、ブロック予選が行われます。美瑛町の鈴木氏は蘭越米を含む「ゆめぴりか」3品やグランプリを4回獲得した「いのちの壱」と対戦し、ブロック2位で準決勝進出を決めました。準決勝進出者へのインタビューでは、「旭川市と富良野市の間にある美瑛町にはおいしい美瑛米があるので、遊びに来た際はぜひ食べてほしい」と美瑛町と美瑛米のPRをしていました。
続いて、予選ブロックを勝ち進んだ10品で準決勝が行われ、6品が決勝に進みます。準決勝第1ブロックは、鈴木氏を含む3品が「ななつぼし」、「ゆめぴりか」「いのちの壱」が1品ずつというラインナップとなりました。結果は、ブロック2位で決勝進出となりました。また、大会史上初、準決勝で「ゆめぴりか」が姿を消すという波乱の展開となりました。
.jpeg)
決勝進出者インタビューでも再度美瑛町と美瑛米のPRをする鈴木氏
②決勝
決勝は北海道から「ななつぼし」2品、「ゆきさやか」1品、岐阜県から「いのちの壱」2品、「ゆうだい21」1品というラインナップになりました。すべての審査と各種イベントが終わり、大会を締めくくる表彰式にてグランプリが発表されました。結果は、グランプリに初の「ゆうだい21」が輝き、準グランプリを「いのちの壱」2品がダブル受賞、美瑛町鈴木氏の「ななつぼし」は次点の金賞という素晴らしい成績を収めました。
.jpeg)
金賞の賞状を受け取る鈴木氏
.jpeg)
育苗管理を担当する奥様と共に
最後に
受賞者インタビューで自家の米をPRする人が多い中、一貫して美瑛米のPRをしている鈴木氏の姿に、自分も普及員として地元の米に貢献したいという気持ちが湧きました。米の勉強になるだけでなく大人も子どもも楽しめる企画が盛りだくさんなイベントなので、ぜひ参加してみてください。

